コンゴの性暴力と紛争に関する映画「女を修理する男」をDVD化!

コンゴの性暴力と紛争に関する映画「女を修理する男」をDVD化!

支援総額

1,051,000

目標金額 650,000円

支援者
108人
募集終了日
2017年12月1日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

 

<支援者100名!ネクストゴールを目指します!>
プロジェクト開始から2週間で第一目標の65万円を上回るご支援をいただくことができました。
ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございます!

 

「紛争鉱物」や「性的テロリズム」といった言葉は、普段の生活ではなかなか耳にすることもなく、できれば避けて通りたいものだと思います。しかし、そうした問題に80名近い方々が関心を寄せてくださったことは、とても心強く、このDVD制作をはじめとし今後も活動を続けていく上で大きな励みとなります。本当にありがとうございます!

より多くの方々に紛争鉱物をとりまく問題をまずは知っていただけるよう、100名からのご支援を目指し、ネクストゴールにチャレンジすることにいたしました。

 

DVD制作費用は約80万円を見込んでいます。当初は、みなさまからのご支援と団体自己資金で賄うつもりでしたが、もしさらなるご協力をいただけるのであれば、第一目標金額の65万円を超えた分もDVD制作のため大切に使わせていただき、自己資金はムクウェゲ医師の招聘をはじめとするASVCCの継続的な活動に充てさせていただきたいと思います。

 

引き続き、あたたかなご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

『The Man who Mends Women(女を修理する男)』

さらに多くの人に知ってもらい、コンゴの問題の認識を広めたい!

 

 はじめまして、大平和希子と申します。東京大学大学院でアフリカの研究をしている学生です。2009年に東アフリカに位置するウガンダに1年間滞在。そして、2010年にウガンダで起きた爆弾テロをきっかけに、どうしたら世界で起きている様々な事象に対しての「無関心」をなくせるのかを考え続けてきました。2016年、たまたまタイトルに興味をひかれ足を運んだ『The Man who Mends Women(邦題:女を修理する男)』の上映会で、内容もさることながらこの映画に描かれている人々の力強さに衝撃を受けました。そして、どうしてもこの映画の主人公デニ・ムクウェゲ医師の声を生で聞きたいと思い、「コンゴの性暴力と紛争考える会(ASVCC)」で活動を始めました。

 

私たちは昨年、このクラウドファンディングを通してみなさまからのご支援をいただき、全国各地で上映会を開催して多くの方々にこの映画を観ていただくことができました。しかし、コンゴの現状や、紛争鉱物と性暴力の問題は社会的にはまだまだ認知されていないと感じています。期間限定の上映会という一過性のもので終わらせず、さらに多くの方にこの映画を観ていただきたいと願っています。そのため、今回はこの映画の日本語字幕版DVDを作成します。さらに多くの方にコンゴの現状を知っていただき、継続的な活動にしていくため、みなさまのお力を再びお貸しいただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします!

 

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ムクウェゲ医師はとても優しい方で、いつも笑顔で接してくださいます。

 

私たちにも関わりがある「紛争鉱物」がきっかけで「性的テロリズム」が起こっています。

関与者としての意識を持ち、この問題を知ることが重要です。

 

「紛争鉱物」に悩まされ、長年武装勢力がはびこってきたコンゴの東部。そこには想像を絶する「兵器としての性暴力」が存在します。『女を修理する男』は、性暴力から生き延びた女性たちがもう一度自らの人生を生きられるよう、医師として、そして一人の人間として支え続けてきたコンゴ人医師ムクウェゲ氏の姿を描いたドキュメンタリー映画です。この映画は、先進国に住む私たちにも深く関わりがあります。

 

コンゴは鉱物資源が豊富で、私たちが日常的に使っている携帯電話やパソコンのほか、ロケットやミサイル、飛行機、最近ではドローンにも使用されています。先進国で暮らす私たちは、毎日の生活でそれらの電子機器に囲まれているため、鉱物がなければ生きていけないような状態とも言えます。しかし、実はその鉱物資源が「紛争鉱物」と呼ばれ、コンゴではその利益をめぐって日常的に悲劇が繰り返されています。

 

「紛争鉱物」が武装勢力や軍の資金源となり紛争を長引かせています。武装勢力は、鉱山支配を目的として、近隣の村で暮らす一般市民を恐怖に陥れ支配するため、組織的な性暴力を行っています。コンゴで起きているそれは、性欲のためのものではなく、家族やコミュニティ全体を物理的にも精神的にも破壊する手段なのです。ムクウェゲ医師の言葉を借りるならば「性的テロリズム」がコンゴ東部では起こっており、これまでに20万人以上の女性が被害を受けています。

 

《女を修理する男こそムクウェゲ医師》

 

この女性たちを救っているのが、ムクウェゲ医師です。彼は1999年、コンゴ東部のブカブにてパンジー病院を設立し、これまで4万人以上の性暴力被害者を治療し、精神的ケアを施し続けてきました。被害者の保護活動だけでなく、本問題の根本的な解決のために、国連本部をはじめ世界各地で性暴力被害に関する演説を行い、女性の人権尊重を訴えていす。その活動が国際社会で評価され、多くの賞を受賞し、ノーベル平和賞受賞者の有力候補にも数回挙がっています。

 

紛争鉱物を取り巻く問題の複雑さ、兵器としての性暴力の残忍さを知ると、怒りや悲しみを覚えるだけではなく、とてつもない無力感に襲われてもおかしくないと思います。しかし、本作では、性暴力の被害者一人一人に寄り添うばかりか、この現状をなんとか世界に訴えようと奮闘するムクウェゲ医師や、女性たちが自分の手で平和をつかもうと一歩一歩前に進む姿が描かれています。医師と女性たちの生きる姿がこの複雑な問題解決のために遠い日本でも行動を起こす勇気を与えてくれる、そんな力強さのある映画です。

 


ムクウェゲ医師によって多くの女性が救われています。

 

一過性のものではなく継続的な活動で日本社会の意識を高めていくため、

まずは知る機会を提供していく。

 

今回のプロジェクトでは、みなさまからご支援をいただいて『女を修理する男』を日本語字幕でDVD化します。

昨年の日本各地での上映会には、3,000名を超えるみなさまに足を運んでいただきました。そして、ムクウェゲ医師の講演会では300名あまりの人々にご来場いただき、医師の声を届けることができました。ノーベル平和賞候補でもあるムクウェゲ医師の来日は多くのメディアに取り上げていただき、盛り上がりを見せたとも言えます。

しかし、コンゴ東部の紛争鉱物と性暴力のつながりを日本で取り上げ、グローバル経済下での人権問題に対する日本社会の意識を高めていくためには、こうした活動を一過性のもので終わらせてはなりません。

鉱物資源を取り巻く問題と性暴力との関係性、そして日本で暮らす私たちとのつながりについて考え、具体的に問題解決に向けて動いていく一端として、この映画をDVD化し、まずは知る機会を提供できればと思います。どうか、みなさまご支援をよろしくお願いいたいします。

 


ムクウェゲ医師も多くの人に知ってもらうことを望んでおられます。

 

コンゴと日本のつながりを考える、そして行動する。

 

ASVCCでは、学生を中心とする定期勉強会や専門家を招いての公開研究会、この映画の上映会、ムクウェゲ医師の来日講演会を開催してきました。2016年度は勉強会を7回、立教大学および東京大学との共催による上映会や講演会を5回開催しました。今年度も継続して活動していきますが、その一環がこの日本語字幕によるDVD化です。

 

また、来年1月にはムクウェゲ医師を再び日本に招聘してシンポジウムを開催する予定です。テーマは、「国際社会の働きかけがコンゴ東部をはじめとする資源産出地域における人権侵害に及ぼす影響」です。今回のシンポジウムでは、国際機関による援助が現地にもたらしている影響の実態を評価し、問題解決に向けた方策の改善を、研究機関、企業、援助機関、市民社会、メディアが一緒に議論する機会としたいと考えています。

 

最後に、前回ムクウェゲ医師がいらしたときの帰国直前のお話をご紹介したいと思います。

 

「人間性を持たない人たちを相手に暗闇の中で闘い続けている時、何よりも重要なのは1人じゃないと感じられることです。日本に来る時は何て遠い国にやってきたのだろうと思ったけれど、ここ日本でたくさんの人たちが応援してくれていて、同じ気持ちを共有しているのだと感じることができました。こんなに心強いことはありません。あなたたちと共にコンゴを変えることができる、活動を続けていける、そう思わせてくれたことは本当に大きな贈り物です。日本で応援してくれる人がいると分かった今、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。私はあなたたちの応援してくれる気持ちや意思の代弁者であり、コンゴ人女性が勝利を、平和を手にするその日までみなさんの思いをのせて活動し続けます。」
(2016年10月4日)

 

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みんなで全国に届けられるよう努力しております!

 

支援金の使用用途について

 

・日本語字幕修正費 100,000円

・映像加工費    100,000円

・ジャケット制作費   50,000円

・解説制作費      50,000円

・DVDコピー費   100,000円

・人件費      260,000円

・その他

 

リターンについて

 

・サンクスメール

・「コンゴの性暴力と紛争考える会」のHPにお名前を掲載
・報告書をPDFにしたもの
・報告書に支援してくださった方のお名前を記載
・『The Man who Mends Women(邦題:女を修理する男)』日本語字幕DVD

・『女を修理する男』日本語字幕版エンドロールへのお名前記載

・『女を修理する男』オリジナルポストカード3枚

・ムクウェゲ医師来日時講演特別招待者席へのご案内

・コンゴ東部(北キブ州イザレ地区カホンド)のスペシャリティコーヒー200g

・『女を修理する男』上映会を主催される際の講師派遣(当会代表米川正子、副代表華井和代)

※上映会費(42,000円)および会場費等上映会にかかる費用は主催者負担とさせていただきます。講師の宿泊・交通費は含みません。

・『女を修理する男』上映会費及び上映会を主催される際の講師派遣(当会代表米川正子、副代表華井和代)
※上映会費(42,000円)、講演費を含みます。会場費等その他の上映会にかかる費用、講師の宿泊・交通費は主催者様の負担とさせていただきます。

 

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プロフィール

東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム博士課程でアフリカ研究中。紛争資源問題に関心を持ち、コンゴの性暴力と紛争を考える会で活動。

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リターン

3,000


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ムクウェゲ医師とコンゴの女性を応援!

◼︎サンクスメール
◼︎「コンゴの性暴力と紛争考える会」のHPにお名前を掲載

支援者
34人
在庫数
制限なし

10,000


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『女を修理する男』のDVDをお手元に!

◼︎サンクスメール
◼︎「コンゴの性暴力と紛争考える会」のHPにお名前を掲載
◼︎報告書をPDFにしたものを進呈
◼︎2017年度研究報告書にお名前を記載
◼︎『女を修理する男』日本語字幕DVD1枚

支援者
65人
在庫数
制限なし

30,000


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ムクウェゲ医師の講演の特別招待者席をご用意!

10000円のリターンに加え
◼︎ 『女を修理する男』オリジナルポストカード
◼︎ 『女を修理する男』日本語字幕版エンドロールへのお名前記載
◼︎ムクウェゲ医師来日時講演特別招待者席へのご案内(2018年1月に都内で開催予定)

支援者
4人
在庫数
制限なし

30,000


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【講演会へ参加できない方へ】コンゴ東部のスペシャリティコーヒーをプレゼント!

10000円のリターンに加え
◼︎ 『女を修理する男』オリジナルポストカード
◼︎ 『女を修理する男』日本語字幕版エンドロールへのお名前記載
◼︎コンゴ東部(北キブ州イザレ地区カホンド)のスペシャリティコーヒー200g

支援者
4人
在庫数
制限なし

50,000


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【上映会主催希望の方①・6万円相当】

30000円のリターンに加え(講演会とコーヒーはどちらかお選び頂けます)
◼︎『女を修理する男』上映会を主催される際の講師派遣(当会代表米川正子、副代表華井和代)
※当会より「講師費用」として領収書の発行が可能です。
※上映会費(42,000円)および会場費等上映会にかかる費用は主催者様の負担とさせていただきます。
※講師の宿泊・交通費は含みません。

支援者
1人
在庫数
制限なし

100,000


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【上映会主催希望の方②・11万円相当】

30000円のリターンに加え(講演会とコーヒーはどちらかお選び頂けます)
◼︎『女を修理する男』上映会費及び上映会を主催される際の講師派遣(当会代表米川正子、副代表華井和代)
※上映会費(42,000円)、講演費を含みます。
※当会より「上映会費用」「講師費用」として領収書の発行が可能です。
※会場費等その他の上映会にかかる費用は主催者様の負担とさせていただきます。
※講師の宿泊・交通費は含みません

支援者
0人
在庫数
制限なし

プロフィール

東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム博士課程でアフリカ研究中。紛争資源問題に関心を持ち、コンゴの性暴力と紛争を考える会で活動。

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