寄付総額
目標金額 4,000,000円
- 寄付者
- 195人
- 募集終了日
- 2021年1月29日
4-2. パレスチナ難民はどうやって生まれた？（続き)
前回の記事では、パレスチナ問題のお話を途中までしました。
今回は、何故エルサレムが聖地と呼ばれるのか。その続きからお話したいと思います。
ユダヤ、キリスト、イスラムの３宗教の聖なる土地が密接してあるのが、エルサレムという場所です。それぞれ、嘆きの壁、聖墳墓教会、岩のドームです。
歩いていけるくらいの距離にこの３大宗教の聖地が、密接していることで、ここを誰が支配するか、非常に難しい問題となりました。
今は、国連の可決により、「エルサレムに首都は置かない」という決まりがつくられていますが、この決まりを守らない国も登場するわけです。
そして来るのが、第二次世界大戦です。
先程も述べたように、ドイツのヒトラーによるユダヤ人大量虐殺が行われます。
ユダヤ人としては、「自分たちの国がないからこんなことになったのだ、我々の国を建国しよう！」という気運が高まります。
そこで起こったのが、シオンの丘に帰ろう、シオニズム運動というものです。
これはユダヤ人国家をパレスチナに建設する運動であります、
はじめは交渉によって交渉や会話によって動いていたシオニズム運動でしたが、
過激派シオニストが現れテロを始めるようになり、中東に駐屯していたイギリス兵を殺害し、吊るしあげると言う事件も起こってしまいます。
それに耐えかねたイギリスは、これら中東地域から撤退することを決定します。
第2次世界大戦を終え疲弊したヨーロッパ、国連にパレスチナ、イスラエルを分割させます。
国連分割決議案1947年バージョンに基づいて、待ち望んでいた国、ユダヤ人のイスラエルという国が建国されます。
しかし、それを許さないパレスチナのアラブ人を中心に第1次中東戦争が起こります。これが1948年の出来事で、パレスチナ問題の始まりとされています。
実はユダヤ人は、これまで迫害されてきたためキリスト教国家では、やってはいけないとされる 金貸し業 つまり金融業 で生計を立ててきました。そのため、数字や計算に強く頭が良い、と言われています。
ビジネスに成功している有名人にはユダヤ人の方々が多くいます。興味のある人は調べてみてください。
そうして、成功して大金持ちになったユダヤ人たちはアメリカに住み着くようになります 。そうすると、アメリカの大統領選 また政治家の活動においてユダヤ人のバックアップが必要となり、アメリカの政治家はユダヤ人の意見を非常に大事にするようになったと一説には言われています。
イスラエルとアメリカは友好関係にあります。
ひとたまりもないアラブ諸国は惨敗し、
一度、全部イスラエルになってしまいます。
それはないだろう！ということで結成されたのがパレスチナ解放機構（PLO）というものです。
アラファト議長 という方の名前を聞いたことがありますか。
この方が パレスチナ解放機構の議長になってから この組織は少し過激になり始めます 。
黒い9月というとても過激な 派閥も現れ、その過激さゆえに 世界中にニュース が流れます。
ここでアラブとイスラエルの問題が知れ渡るわけですが、
そこで、これはなんとか収めなきゃと立ち上がったのがノルウェーです。
ノルウェーは、ノルウェーの首都オスロで イスラエルのラビン首相に「ちょっとでいいから 土地を返さない？」というふうに持ちかけ、
ラビン首相とアラファト議長の間でオスロ合意が成立しました。
しかし、この合意後、ラビン首相が暗殺されるなど、
中東の和平は程遠いものとなっています。
実は、国連の可決で、首都にしてはいけないことになっていたエルサレムに、
アメリカのトランプ元首相が「イスラエルの首都エルサレムに大使館そろそろ移すわ！」
といったことが大きな問題になりました。
顰蹙実際に建設までしてしまったアメリカは、世界からひんしゅくを買うことになりました。
さあ、まだまだ争いが終わらない中東ですが、もっとも困っているのは誰でしょう？
それは、戦争によって少しずつ故郷が奪われ、逃げる場所がなくなっているパレスチナの人々、つまり、アラブ人であり、パレスチナ難民となった人々ではないでしょうか。
皆さんは、どうやってこの中東の和平を築きますか？
本日は少し難しいお話をしました。
何が難しいかというと、どう解決すべきかわからないからです。
和平に歩み寄ったラビン首相は殺害されました。
様々な国の色々な思惑が絡んでいます。
非常に難しい地域であることを、ぜひ少しでも知っていただければと思います。
稚拙な説明で分かりづらかったかもしれませんが、少しでも興味をもってもらえると嬉しいです。
参考文献には、私がお勧めする出典がありますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
【参考資料】
池上彰「世界の見方 中東編」
中田敦彦のYouTube大学「宗教史②」
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※「リターン不要」はいずれの金額でも選択していただけます。クラウドファンディングの手数料を差し引いた資金を全額プロジェクト実行費用に充てさせていただきます。
- 寄付者
- 55人
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- 発送完了予定月
- 2022年1月
8,000円
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- 2022年1月
30,000円
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50,000円
オンライン報告会＋NPO法人あおぞらのホームページにお名前を記載させて頂きます！【50000円】
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- 寄付者
- 8人
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100,000円
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- 6人
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- 2022年1月
250,000円
NPO法人あおぞらが、個別に講演会を実施させて頂きます。【250000円】
現地の写真などを交えて、本プロジェクトのご報告、これまでの活動等、できる限りご希望に沿わせて頂きながら、個別に講演会を実施させて頂きます。
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※個別での活動報告会については2021年8月頃実施予定で場所については新型コロナの状況を鑑みて決定予定です。詳細については2021年7月にご連絡いたします。
□■リターンが不要な方は選択項目で「リターン不要」をご選択ください■□
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- 2022年1月
500,000円
NPO法人あおぞらが、個別に講演会を実施させて頂きます。【500000円】
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- 寄付者
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