メッセージリレー#6 〜石橋創さん〜

デフ・パペットシアター・ひとみ『河の童』苫小牧公演実行委員会の代表を務めております石橋と申します。
苫小牧市役所で働いてます。

私がデフパペットさんと出会いましたのは３年前です。手話の耳の日記念事業で劇団代表の善岡さんに来ていただいたのが初めてでした。『てとてでおはなししようよ』は、音声言語を使わないサイレントな世界を参加者で楽しく体感しました。その時、聴者のコミュニケーションは、あまり非言語を使ってないんだなあって感じましたし、また、善岡さんの視覚言語に憧れを持った瞬間でもありました。
苫小牧市では2018年に手話言語条例を制定しましたが、記念イベントとして、デフパペットシアターひとみによる公演が実現しました。『森と夜と世界の果てへの旅』は手話言語条例制定にふさわしい内容でした。職場にも観に行かれた職員数がおり、今だに私が『のんべえ♪』と掛け声を発すると『ぼっちゃーん♪』と返ってきます(笑)
デフパペットさんの演技は見るものを惹き付けます。真理とは言葉にした瞬間からバイアスが掛かります。音声言語では真理は語り尽くせない、たとえるなら、真理というモノは、音声言語という荒いザルから通り抜けていくのではと思います。コミュニケーションの８割が非言語であるため、劇団の表現力は、音声言語を凌駕し、観客に伝える力を感じ本当に感動的でした。『みんなに観てほしい』
そして、手話を知る方法として、手話講座も大切、でも文化芸術の面から伝える
ことも大切なんだと感じました。
いつか、また呼びたい。。と思いました。

今回、山形、仙台、苫小牧でもデフパペットさんの作品『河の童』の公演を企画しています。
ぜひぜひ、山形の皆さん、東北の皆さん、山形テルサアプローズに観に来てください。
人間にはない豊穣で妖艶なカッパの動きに惹き付けられることでしょう。

写真は、実行委員会のメンバー。左から櫻井さん、石橋、高田さん


石橋さんもready forに挑戦中です。
https://readyfor.jp/projects/20546/announcements/96555