プロジェクト概要

 

【達成のお礼とネクストゴール(4/17追記)

 

皆さまのご支援により目標金額を無事に達成することができました。

 

ご支援いただいた方々、本当にありがとうございました!

 

僕自身初めてのクラウドファンディングで、不安もありましたが、ご支援をいただく度に「思い切って挑戦して良かったな」と思え、ささやかな自信を持つことができました。

 

あと、終了までの23日間、目標金額を新たに設定して引き続きご支援を募りたいと思っております。追加分はアーカイブ受講用の映像をよりクオリティの高いものにするために使いたいと考えております。具体的には、映像編集と資料のインサート、字幕入れなどを充実させたいと思っております。

 

最終日まで、どうぞよろしくお願いいたします。

 

矢津吉隆

 

 

why:

なぜアーティストが、働く人のための塾をつくるのか?

 

初めまして、矢津吉隆です。

 

京都を拠点に美術作家として作品を発表したり、芸術大学で教えたりしながら、"アート"と"ホステル"を合わせ、展覧会の中に宿泊し、美術を“体験”として深く味わっていただくための宿泊型のアートスペース、KYOTO ART HOSTEL Kumagusukuを運営しています。

 

最近では、クマグスクの活動から派生し、アーティストのスタジオ兼住居をつくったり、アーティストのアトリエから出る廃材を利活用する資材循環の仕組みをつくったりと、アーティストの環境に関わる仕事も行なっています。

 

いろんな仕事をしているように見えますが全てアートに根ざした仕事ばかりです。

 

 

私は日々、クマグスクの宿泊客の方や芸大生、アートやデザイン、建築に関わる人などと接しています。それはとても刺激的で充実した毎日です。本当にアートを続けてきてよかったと心から思います。

 

しかし、やはりアートホステルといえど宿泊施設を運営していくことは生半可なことではなく、24時間365日、気の休まる時はありません。時にはお金のことや人間関係に悩み、くじけそうになる瞬間が私にもあります。

 

「こうあるべきだ」「こうでなきゃいけない」「これは決まりだから」……。気付かないうちに視野が狭くなっている自分がいます。

 

これは、社会で働く多くの人が経験したことがあると思います。働き始めたばかりの柔軟な考え方や尖った発想は、日々の仕事に追われ、それをこなしているなかで、いつのまにか画一的で凡庸なものになってしまっている。

 

しかし、そんな時に私を軌道修正してくれるのはいつもアートです。

 

 

アーティストの作品や活動に触れるとき、その多様な価値観や視点、批評精神、新しいものを生み出そうとするフロンティア精神にとても感化されます。自分のなかのアートの火に薪をくべてくれるのです。

 

「なんでこんなことに気づかなかったのだろう」「これはこういう解釈も可能じゃないか?」「そもそも私がしたかったのはこれだ」など、アートの思考に触れることによってさまざまな選択肢を得ることができます。

 

もしあなたが「アーティストは特別な才能を持った選ばれた人たち」だと思っているならそれは大きな間違いです。アートの感覚や力はだれの中にもあり、それを活用するか否かはその人次第だからです。

 

僕はたくさんのアーティストを知っていますが皆、天才や変人といったイメージからは程遠い知的で熱く優しい心の持ち主たちばかりです。

 

そして、私はそんなアーティストたちの用いている思考法を、様々な職種の方の仕事や実生活に活かせないかと考え、同じ思いを抱える仲間たちと一緒に、この度「アート×ワーク塾」を開校することを決心しました。

 

左から、田中英行(美術家)、矢津、岩崎達也(EDIIT株式会社、MAGASINN KYOTO)

 

 

what:

アートワークな思考って、何?

 

開校するにあたっては、我々アーティストが日々、生活から作品の制作まで日常的に用いている「アート思考」の"一部"を「アート×ワークな思考」と名付けました。

 

「アート思考」ではなく「アート×ワークな思考」、そして"一部"としたのには訳があります。

 

なぜなら、アーティストにとっての「アート思考」とは、時に閉鎖的で独善的な部分も含まれています。人間のエゴイズムや欲求が突き抜けて発露するような場合も、それは「アート思考」に基づいています。だから、そこまでを一括りに「アート思考」と言って、それを学ぼうというのは無理があります(そんな塾も見てみたいとは思いますが、笑)。

 

「アート×ワークな思考」とは、より社会的で実践可能な「アート思考」のことを指します。

 

 

今日、アートは多様化し、今までアートとは捉えられなかったであろう行為までアートとして表現されています。

 

例えば、皆で一つのテーブルを囲んで食事をする行為、あるルールに基づいて議論すること、焚き火を囲んで人々が語らうなど。どれも、よりアートが社会との接点を持つことで世の中にアプローチするものばかりです。中にはそもそも本人がアーティストだと名乗らない人もいて、それは例えば建築家や起業家、デザイナー、写真家という肩書きを持つ人も少なくありません。

 

そういった意味ではアートはすでにさまざまなかたちで日常に存在しているとも言えます。自由な発想から仕事を生み出し、面白い生き方をしている人たちの「アート×ワークな思考」が街を面白くしているのです。

 

だから私はどんな仕事でも、"アート×ワークな思考”を取り入れることで、その取り組んでいる仕事の、気付けていなかった価値や視点を獲得することができ、よりクリエイティブで面白いものにすることができると考えています。

 

問題解決のためのデザイン思考に対し、自分の中にある想いや違和感からそもそもの問題提起を湧き上がらせるのが"アート×ワークな思考"です。

 

私も"アート×ワークな思考”を用いて、「新しい価値がある」「見たことがないジャンルの活動だ」と感じていただける活動や事業開発にチャレンジし続けてきました。そしてそれらは回を重ねる毎に、ある程度の「再現性」をもって形にできていることに気がついたのです。

 

副産物産店、イベント出店風景。

 

周りを見渡しても同じです。

 

何度も新しい表現を生み出し新しい価値を提示するアーティストたち。どうしてそれらのアーティストたちは、一定の再現性のもとに新しい領域を切り拓き続けられているのか?

 

私はその問いを紐解き、アート・ワークを身につけるための七ヵ条を定めました。

 

◆アート×ワークな思考のための 七ヵ条

①自分の内側から引き出したものを大切にする
②言葉にできない感覚を信じる
③偶然性を積極的に活かす
④意味は無くても理由はある
⑤価値は自分で決める
⑥自分の中の未知に出会う
⑦アートはあなたの中にある

 

上記の七ヵ条を手がかりに、"アート×ワークな思考"を自らの仕事の中で実践する、各分野の第一線で活躍する講師たちの授業とワークショップを通して、あなたのハードな日常を乗り切り、新しい視座を獲得することを私たちは目指します。

 

 

 

who:

講師はどんなアーティストたち?


第一線のアーティストから、インタラクティブに"アート×ワークな思考"を学びとっていただくため、私たちの塾では、次の3つを軸に掲げます。

 

①アート×ワークな思考で、作品のように仕事をつくり出す講師陣

 

受講生には、さまざまな分野の第一線で活躍している講師の方々の獲得してきた思考プロセスと、実践への接続方法を体得してほしいと考えています。

 

講師はアーティストだけに限らず、さまざまな職種の方をあえて選んでいます。"アート×ワークな思考"とは、人が関わるものであれば全てに通じるものです。アート以外の分野においても"アート×ワークな思考"を発揮して、それぞれの分野で独自の立ち位置を築きあげた人たちに講師をお願いしました。

 

■プログラム(予定)

週末ごとの全10回の授業+展覧会形式のプレゼンテーション(3日間)

 

1_はじめに、「 アート×ワークとは何か?」。
講師:矢津吉隆(美術家、kumagusuku代表、アート×ワーク塾主宰)、田中英行(美術家)進行:岩崎達也(EDIIT株式会社取締役、マガザンキョウト編集長)
#アートと仕事 #アート×ワーク7か条 #普通の人 #意味について 

 

2_森林食堂の境界のない世界。
講師:森林食堂(カレー屋、植物屋、介護福祉士)
#ワークショップ #料理ができない人も安心  #みんな大好きカレー  #多肉植物


3_仕事ってなんだ?ナリワイをつくる。
講師:伊藤洋志(起業家、ナリワイ代表)話相手:矢津吉隆、岩崎達也
トーク × ワークショップ 
#月3万円の仕事を10個持つ #京都大学農学部卒 #ナリワイ

 

4_小説家いしいしんじの俳句ハイキング。
講師:いしいしんじ(小説家)
街歩き × ワークショップ 
#俳句 #はやく気づけ  #単純なことほど重要  #メモ片手に


5_副産物で家具をつくる。
講師:吉行良平(デザイナー、吉行良平と仕事)、副産物産店 山田毅(美術家、只本屋)& 矢津吉隆
#ワークショップ #ありあわせのもの  #アートの欠片  #無計画だからこそ生まれるもの#作った家具はお持ち帰り可

 

6_途中でやめる。という店。
講師:山下陽光(途中でやめる、新しい骨董)

#0円ショップ  #古着のリメイク #kumagusukuでポップアップショップ開催

 

7_石川直樹はK2で何を視たのか?
講師:石川直樹(写真家)進行:矢津吉隆
トーク × 写真ワークショップ × ポートフォリオレビュー
#根源的欲求とその出口  #記録と表現そして伝達 #生きるか死ぬか #お金を得るための芸術という選択

 

8_“焚き火を囲む”から場を考える。
講師:小山田徹(美術家)
#崇仁新町へ移動して焚き火 #ダムタイプ  #場作り


9_京都で銭湯活動をする男。
講師:湊三次郎(銭湯活動家、サウナの梅湯代表)
#銭湯活動家  #Get湯! 


10_セルフビルドで200年ビルを建設する建築家
講師:岡啓輔(建築家)

#家を建てる #ただのセルフビルドではない  #バベルの塔


11_プレゼンテーションを集めてエキシビジョンにする。
出店者:アート×ワーク塾 第一期生25名全員
# 展覧会としてのプレゼンテーション  #とにかく一度出してみる 

 

番外編_アーティストスタジオツアー in Kyoto
京都に数多くあるアーティストたちの作品制作のためのスタジオ(アトリエ)を巡るツアーです。創作の裏側から発想のプロセスを読みとろう。
# 作品が生まれる空間 #現場 # アーティストのDIY 

 

 

②ワークショップや交流会など、密接なコミュニケーションの機会

 

「塾」といっても、受け身になって聴くだけではなく、対話を取り入れたり、ワークショップや交流会も組み込み、受講生の皆さんにより「思考」を具体化してもらえる仕組みにしています。

 

 

③最後に、受講者による展覧会を開催

 

思考を定着させるためには、アウトプットをして人に観てもらい、自分の中に新たに芽生える感覚や発見に自覚的になる機会が有効であると考えています。

 

そのために、方法や媒体は自由な展覧会形式で、塾の集大成の機会を設けます。日々展覧会をつくり上げているアーティストを中心とした運営チームが、作品制作(=プレゼンテーション)を手厚くサポートいたします。

 

 

 

where & when:

京都市内で、7~9月の土日に開催。


■塾の講義・展覧会の会場

京都場(きょうとば)

大正時代に建てられ、京染の工房として使われていた町家をリノベーションしたギャラリーです。kumagusukuから徒歩5分のところにあります。

 


■スケジュール(予定)


※各回、14時〜17時+交流会(90分)の予定。変更の可能性もあります。

7/6 (土)… 始業式&初回導入ワークショップ
7/13(土) or 7/14(日) … ワークショップ&交流会
7/20(土)… 講演&ワークショップ&交流会
7/28(日)… ワークショップ&交流会
8/3(土)… ワークショップ&交流会
お盆休み
8/17(土) or 8/18(日) 講演&交流会
8/25(日)… 講演&ワークショップ&交流会
8/31(土)… 講演&交流会
9/7(土) or 9/8(日) … 講演&交流会
9/14(土) or 9/15(日) … 講演&交流会

9/16(月) ~ 9/26(木) … プレゼン準備制作期間(アトリエ使用可)*自主制作
9/27(金) ~ 9/29(日) … プレゼン展覧会&イベント(ゲスト講評会)
9/29(日) 終了式

 

■受講概要

 

第一期塾生募集定員:25名
受講料:150,000円(税込)
年齢制限:18歳以上

 

条件:
*WSで使用する材料費、交流会参加費(ケータリング有り)込み
*プレゼンテーション用の制作のための約10日間のアトリエ使用料と展覧会参加費が含まれます。
*会場までの交通費宿泊費は自己負担になります。
*展覧会出品のための個々のプレゼンテーションにかかる費用は自己負担になります。
*受講料の入金をもって申し込み確定となります。

 

■こんな人にオススメです。


・今の自分の仕事や人生をもっとクリエイティブにしたい方
・自営業者や経営者など、不確実な未来を見据えたリーダーシップを求められている方
・企業に所属する新規事業担当・責任者など、再現性のある、新しい価値を生み出す思考や企画力を求められている方
・行政機関や教育に携わる公務員など、歴史と前例を尊重しながら新しい取り組みをつくっていく役割の方
・金融機関の融資担当など、新規事業の先進性を見極める力を求められる方
・地元やローカルエリアを、新しい発想で育んでいきたいという想いをお持ちの方
・kumagusukuおよびアーティストの思考プロセスや創造性を学びたい方(学生の方も歓迎!)
・とにかく今のままではダメだ、新しいことを始めたい!という方

 

 

 

how much:

継続的な運営のため、ご支援をお願いいたします。


目標金額は150万円に設定します。

 

使い道は、初年度を軌道にのせるための運営費と今後のためのHP作成費。そして、これから塾を継続的に運営していくための基盤づくりに活用させていただきます。

 

あえてクラウドファンディングという手法を選んだのは、純粋な資金補填のためということもありますが、プロジェクトを通してこの講座のことを多くの方に知ってほしい、そして遠隔の方にも届けられるようにしたいという思いからです。

 

アート×ワーク塾の定員は、25名です。授業の質を担保するために、あえて少人数に絞ることにしました。

 

しかしこの内容は、25名の方々だけで共有するにはもったいないものになると自負しています。受講が難しい遠隔の方にも分かち合えるように、リターンではアーカイブで学べるチケットのコースもございます。

 

・Webサイト構築費:約50万円
・映像中継費(一部回除く):約20万円
・講演アーカイヴ費(映像、写真、テキスト):約30万円
・運営費:約20万円
・クラウドファンディング手数料、リターン経費:約30万円

 

ぜひ、このプロジェクトを多くの方々に届け、これからの継続開催の基盤を作るため、ご支援をお願いいたします!

 

 

運営メンバーについて

 

代表:矢津吉隆(美術家・kumagusuku代表)

 

1980年大阪生まれ。京都市立芸術大学美術科彫刻専攻卒業。京都造形芸術大学ウルトラファクトリーディレクター。美術家の活動と並行して、宿泊型のアートスペースkumagusukuを起業。新しいアートと人の関係を模索中。

kumagusukuの活動をはじめて6年目になります。今まで10年以上、大学や予備校で講師として教えてきた集大成がこのアート×ワーク塾だと思っています。ずっと日本にはもっとアートを知るための教育が必要だと思ってきました。それが今回、ようやく実現することになりました。皆様、応援、どうかよろしくお願いいたします。


プログラムディレクター、講師:田中英行(美術家)

 

2007年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。国内外の多くの展覧会、映像祭に出展、受賞など。京都市立芸術大学、京都精華大学、嵯峨美術大学等での非常勤講師を経た後、NPO法人Antenna Media設立。美術家、映像作家、コンテクストデザイナー、クリエイティブディレクーなど、ボーダレスにアーティストの視点から様々なスタイルでクリエーションを実践。http://eikoh-tanaka.net/

 

「お金を稼ぐことは芸術。働くことも芸術。グッドなビジネスは最高の芸術だと思う。」ポップアートの巨匠アンディー・ウォーホルの言葉から数十年が経過した今の社会においてアートとビジネスはその距離を急速に縮め、より深い関係を築きつつあります。私はこのアート×ワーク塾を通じ、皆さんの仕事や人生がクリエイティビティに満ちたものとなるよう、働くこととアートの魅力的な関係性を紐解きながら、個々の意識の中で小さな革命が起こる場を一緒に作っていけたらと思います。


プロジェクトマネージャー:岩崎達也(EDIIT株式会社、MAGASINN KYOTO)

 

1985年生、兵庫県三木市出身、京都市在住。京都大学サービスMBA講師。京都精華大学非常勤講師。リクルートコミュニケーションズ、楽天を経て2014年京都へ移住し、ロフトワーク京都に勤務。2016年、泊まれる雑誌マガザンキョウトをクラウドファンディングを活用し起業。様々なプロジェクトの受け皿として、2017年EDIIT Inc. を創業。

 

4年前に京都に移住し、クマグスクと矢津さんとの出会いを通してアートとその思考に触れる機会が増えていきました。今までの経験や考え方にアート思考を溶け込ませていくことで、自分の営みや働き方が大きく前に進み、新しい視界が清々しく拓けていく最中に居ます。ビジネスやマーケティングとアート思考の接地面に身を置く立場としてアート×ワーク塾に取り組み、両者を混ぜ合わせながらユニークに活躍していく方々を輩出する場に育てていければと考えています。


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