【メイちゃんの近況報告⑦】超音波検査を行いました

安佐動物公園のゾウ達に興味を持っていただきありがとうございます。

昨日1月8日に、メイのお腹の超音波検診を行いましたので、その様子を紹介します。

現在、メイの検診は後ろ足の間から手を入れて、お腹の下から上に向かって超音波を当てる方法で行っています。

練習したトレーニングで検診のあいだ動かずにいてくれるメイですが、大きな動物ですので検査にも危険が伴います。超音波検査を行う際は、ゾウ担当の飼育係が最低3名、獣医師も最低3名で行うことにしています。獣医師のうち1人は、いざというとき超音波診断装置を逃がす係です。

また、メイの姿勢にも安全のための工夫をしています。エコーを当てている間、獣医師はメイのお尻の下に体を半分入れる形になります。この状態でメイが大きく動くと、柵とメイに挟まれてしまう危険があるので、検査をする間はエコーを当てる側の肢を上げてもらい、その足と獣医の間に必ず柵がくる形で実施しています。

肝心の検査結果ですが、今回の検査では、胎児は超音波で見える範囲でじっとしてくれず、様子をはっきりと見ることはできませんでした。

ですが、へその緒の様子は確認できました。

詳しくみてみたところ、へその緒の中にちゃんと血流があることも確認できました。

この結果から、胎児の心臓はちゃんと動いているだろうということが確認できました。

順調にいけば、今年2025年の8月から10月くらいの期間で生まれてくる予定です。

ご支援いただいたリターンの「赤ちゃんゾウの成長報告」では、クラウドファンディング終了後、生まれるまでのメイや胎児の様子や、無事生まれた後はゾウの赤ちゃんの成長について、もう少し詳しいニュースを2ヵ月に1回程度送らせていただく予定です。

引き続き、皆様からのご支援と情報拡散をよろしくお願いいたします。