交響曲「蘇」創作および楽譜奉納プロジェクト完了のお知らせ
去る4/16(火)、阿蘇神社が熊本地震の本震により被災してからちょうど8年目に当たるこの日、作曲家の寺嶋民哉さんと当制作委員会メンバー、そして返礼品にご協力いただいた事業者様ほか関係者の皆さんにもご参列いただき、阿蘇神社本殿にて無事に楽譜奉納の儀が執り行われました。
最初に拝殿の外にて、地震時の第一発見者でもある権禰宜の内村さんより、発災当日の様子と地域の方々の嘆き悲しむ姿や、またそこから前向きに復興が始まり、およそ7年の歳月を経て見事に蘇った楼門や社殿の姿についてなどなど、詳しくお話をいただきました。
その後拝殿に案内され、儀式の流れや玉串奉奠についてご説明いただいたあと、厳かに奉納の儀が始まりました。
奉納の楽譜は目録と一緒に桐箱に納めましたが、その桐箱は私の地元の宮大工さんのご厚意で無償で作っていただいたものです。
またタイトル書も地元書道家の方より申し出があり、無償で書いていただきました。
それを神社で末永く保管いただける様に、防炎シートと不燃シートにくるんで持参しました。
楽譜の最終ページには、クラウドファンディングにてご支援いただいた延べ250名の方々と、お世話になった関係者のお名前が記されております。また、同時に収めた「目録」には、お名前奉納コースにご支援いただいた方々のお名前が記されております。
奉納時には楽譜と目録を箱から取り出し、阿蘇神社九十二代目当主、阿蘇惟邑宮司の手で謹んで神様に奉納いただき、厳かに祝詞を奏上していただきました。
私と寺嶋さんとで玉串奉奠させていただいたあと、ご列席いただいた皆様と共に交響曲の第四楽章を本殿内の音響設備にて聴いていただき、儀式は終了いたしました。
その様子は4/21の熊本日日新聞でも取り上げていただきました。
改めて当クラウドファンディングにてご支援いただいた皆様に深く感謝申し上げます。
皆様のお蔭をもちまして無事に阿蘇神社復興紀念交響曲が完成いたしました。
この交響曲が無形の顕彰碑となり、後世に末永く残されることを願ってやみません。
本当に本当に、あたたかいご支援をいただきありがとうございました。
今後は、まず残りの返礼品である交響曲「蘇」のCDが完成次第、当コースをご支援いただいた方々へ発送いたします。(5月初旬〜中旬の発送となります。当初の予定から遅れまして申し訳ありません。)
クラファンで皆様にご支援いただいたプロジェクトは以上で終了となりますが、引き続き、当初からの予定通り、全国の交響楽団へのPRと、どなたにも楽曲を聴いていただける様、新たにYouTubeチャンネルを開設する予定です。
今後も動きがあり次第引き続きご報告等はさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。