【プロジェクト完了報告】ご支援ありがとうございました!
クラウドファンディングでご支援いただいた皆さまへ
「地域共生拠点・あすパーク」のプレオープンから1年。
コロナ禍とともにあった1年でしたが、皆さまからのご支援のおかげで、様々な実践が生まれ、エコを主軸とした周辺環境も整備することができました。
以下、ご報告とさせていただきます。
■1.あすパークの利用概況
2020年1月~12月で、延べ利用者は3,468人となりました。
オフィススペース会員が8団体(個人・団体・企業)、フリマボックス利用が14団体、生まれたプロジェクト総数が32、マスコミにも多数取材していただきました。
■2.クラウドファンディングでのプロジェクト達成状況
(1)周辺環境の整備~アクセスしやすい環境づくり~
まず取り組んだのが、あすパーク周辺の芝生の養生です。
ワークショップ形式で周辺地域の住民さん達と植え付けをし、水やりをしながら大切に育てています。また、ソーラーパネルを設置しメダカの水槽ポンプと連動させました。
かわいいメダカたちの観察に子どもたちが遊びに来てくれるようにもなりました。
今年度中には、雨水タンクの水を芝生に放水できるような専用スプリンクラーの設置も予定しています。
(2)コラボ型ソリューション事業~試行錯誤しやすい環境づくり~
あすパークの大事なテーマのひとつが「協働」。
様々な大学や企業やNPO等と連携し、実験的な事業を生み出してきました。
例えば、兵庫県立大学淡路景観園芸学校と協働した「園芸セラピー講座」。
あすパークをフィールドにセラピーガーデンをつくったり、園芸に関する基礎知識を実践的に学ぶ場となりました。
川崎重工業㈱さんとは、エコなで高齢者にも優しい電動自転車「ノスリス」の試乗実験会でコラボさせていただきました。
その他、定例的に実施した「NPOと企業の協働セミナー」や「シニアショートワークサロン」などで、周辺企業との関係づくりや担い手発掘にも取り組みました。
(3)ネクストゴール「〇〇チャレンジ」とIT環境の整備
ファーストゴールの達成後、ネクストゴールとして、あすパークを拠点に地域課題解決に向けて活動するグループ育成「〇〇チャレンジ」を実施しました。
「こども食堂チャレンジ」からは「地域食堂もりのこみち」が、「就労外国人チャレンジ」からは「ザ・サードプレイス」が生まれ、現在も定期的に活動中です。
また、IT環境の整備として、顧客管理ソフトsalesforceの導入や、あすパークの予約状況がチェックできるHPの改定などにも充当させていただきました。
■3.これからの「あすパーク」
あすパークはこの1年で、コロナ禍にあっても多数の事業が実施され、市民が新しいコミュニティを輩出し、様々な地域課題をすくいとってきました。
この流れは個人や地域活動のみならず、企業セクターとの連携を模索する動きにもつながってきています。
格差の助長が予測されるアフターコロナにあって、企業が地域密着型の活動に着目することは、行動変容につながる好機です。
今後は以下のようなネットワーク型の事業をさらにすすめていきたいと考えています。
(1)食べる健康プラットホーム~ネットワークで地域食育の実践~
神戸市東部において、企業さんからいただく余剰食材(特に保存のきかない生鮮食品等)を、シニアが自転車で配送し、こども食堂や地域食堂に届けるプロジェクトを始めています。店舗・子ども食堂・配送ボラのシニアの方々、三方に喜ばれています。
またプラットホームの運営や非営利の活動に、関連企業のシニア社員が参加しやすい仕組みづくりにも取り組んでいます。
(2)こどもリビング~生活の基本から人間力を積み上げる~
小学生を対象に、放課後にあすパークにおいて生活体験を中心とした居場所を開設します。
食育・木育・体育・服育等のテーマごとの学びに加え、宿題見守りや軽食・おやつなどを地元シニアと学生が担います。4月から毎週火曜日に実験的にスタートします。
以上のように、本当にたくさんの社会実験を行うことができました。
改めて感謝申し上げます。
1周年を記念した報告書も発行しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!