あと37時間。どこに生まれたこどもも心豊かに生きられるように。

あと、37時間。

Xmasも終わり、今日明日が仕事納めの方も多いかと思います。

 

私もクラウドファンディング開始から34日間、代表として、そして里母として、駆け抜けてまいりました。

11年前4歳で託された時、2歳半程度の体重しかなかった小さな命。

今年、15歳となり、受験生として頑張っています。

 

4歳の時には口もきけず、目も合わせることができなかった。

毎日、毎日、一方的に話しかけ、笑いかけてきた。

 

険しい表情の小さな4歳の女の子は、日にち薬のように愛情を受け止め、笑顔を取り戻した。いま、人生を取り戻し、元気に生きている。

 

先週、通信簿を持って帰ってきました。

内申点が3点上がり、頑張っている様子が分かります。欠席も1日だけでした。すごいなぁー！頑張っているなぁー！

 

心の中に「何があっても、この人がいる」と思える子は、さまざまな出来事を弾力性を持って受け止めることができる。愛着が形成できている子は、些細なことでは挫けない。そして、意欲が湧き、頑張ることができる。

 

ここまで、大変な事もたくさんあったけれど、いま、一緒にクリスマスケーキを笑顔で頬張る顔を見ていて、本当に良かった、と思います。

 

同時に、どこに生まれたこどもでも、
同じように、元気で明るく、安心して心豊かに育んでほしい。そう思います。

子どもは未来。
もちろんそうですが、未来を担うから、というだけではなく『いま』大事な存在です。かけがえのない命であり、人生です。

この世に生まれた命。
命を助けられただけで、人生が助かっていない子どもをたくさん見ます。

眼鏡が買えないために、見えない黒板で勉強している子ども。学力が低いわけではないのに、勉強が遅れていきます。

生活保護を受けられないギリギリのラインで暮らしている家庭の虫歯だらけの子ども。

皆さんなら、どうアドバイスしますか？

「働くのを辞めて生活保護受けて、医療費を無料にすればいいよ。」と言いますか？
支援とか伴走って、実はすごく難しんです。

 

でも、この子たちは産んだ人だけの責任で育てる？親に、育てる力が無かった時に、すぐ引き離す？

じゃぁ、『こどもの幸せ』ってなんだろう？

生活力の無い親から引き離して、別の家庭に入れていけば良い？

私は里親なので、私に託されて来たこどもはもちろん全力で伴走するけれど、でも、そうじゃない。本来であれば、こどもだけじゃなく、親にも伴走してあげたい。

多くの里親はそう思っています。
でも、制度上、実親に関わることが難しい。

 

不適切な環境で、このままでは健康や生命にリスクが高いと思われる家庭なら別ですが、こどもに愛情はあるけれど親に育てる力が無い、というだけであれば地域で、社会で、行政で、みんなで支えればいいじゃないですか。

行政でできないことは民間がやればいいじゃないですか。私たちは社会の一員なんだから、私たちで社会を創ることができます。

 

昨日、奈良市の仲川市長と『ドコデモこども食堂』について話してきました。「これは大変有効な一手」と称賛いただきました。

 

残り1日と半分。
1人でも多くのこどもたちの人生を支えるためにNEXTGOAL頑張ります！！

 

どうぞ、あともう一押し、お力添えください。

 

一緒にこどもたちに新しい世界を見せてください。

一般社団法人 明日へのチカラ
代表理事　岩朝しのぶ