飛鳥FC金鵄プロジェクト～奈良県中南和地域のサッカーの火を灯す～

奈良県・橿原市を中心とした中南和地域からJリーグを目指すサッカークラブ「飛鳥 FC」は、現在チーム存続の危機に直面しております。 これまで経営改善の為に手を尽くして参りましたが、昨年度時点で約350万円の赤字を計上。本年度も赤字が見込まれる状況にあります。

 

チームは現在、関西サッカーリーグDivision１で3位をキープ。全国リーグへの昇格を争う位置にいますが、このままでは念願の J リーグ参入を果たす前に、飛鳥 FC 自体が無くなってしまうかも知れない…。そこで今回、クラウドファンディングと言う形で、チーム存続のためのプロジェクトを立ち上げさせて頂きました。

 

今回のクラウドファンディングには、不足している資金への支援のお願いという意味だけではなく、飛鳥FCの「未来」に多くの方々に関わってもらい、共にクラブを育てていただきたいという願いが込められています。

 

本プロジェクトは、今にも消えかけのサッカークラブ（とその象徴の鳥「金鵄（きんし）」）を共に復活させる参加型プロジェクトです。サポーターや地域のみなさまはもちろん、日本中のみなさまの手で、再度「金鵄（きんし）」が飛び立つお手伝いをしていただけないでしょうか。ぜひプロジェクト内容を、最後までご覧いただき、お力添えのご検討をいただけますと幸いです。

 

▼飛鳥FC金鵄プロジェクト概要

■飛鳥FCとは

日本国はじまりの地、もう一つの奈良「中南和」発のフットボールクラブ

 

 

「中南和」は、奈良県の中南部地域を指す言葉。奈良といえば鹿や大仏など奈良市を中心とした北部を思い浮かべがちですが、古事記が伝える日本国建国の地であり、飛鳥時代に都が置かれた「中南和」には、歴史的な価値のある遺産や寺社仏閣が点在します。また自然豊かな吉野の山々とのどかな田園風景が織りなす美しい景色は、日本の原風景と呼ぶにふさわしいものです。

 

この「もう一つの奈良」ともいうべき中南和の地域からサッカーを通して「スポーツで元気な街づくり」「地域の子供たちの育成」をミッションに活動しているのが「飛鳥FC」です。

 

■プロジェクトを立ち上げたきっかけ

奈良県中南和地域のサッカーの火を途絶えさせたくない

飛鳥FCは、2023年に運営母体となる「株式会社飛鳥FC」を設立しましたが、新型コロナウイルスの影響も残っており、昨年度時点で約350万円の赤字を計上。本年度も赤字が見込まれる状況にあります。一方で、8月にはサッカースクールの開設を予定しており、今後下部組織を含めたクラブづくりを進める中で、今年度を乗り切ることが出来れば、来年度以降は収支の改善が出来る見通しとなっております。

 

＜2023年度 飛鳥FC 業績＞

 

■クラブ復活のシンボル「金鵄（きんし）」

「金鵄（きんし）」とは、『日本書紀』に登場し、神武天皇による日本建国を導いた金色のトビのことを言います。飛鳥FCのエンブレムのモチーフにもなっているこの「金鵄」を、クラブ復活へのシンボルとして掲げました。

 

現在「金鵄」は以下のように羽のない状態です。みなさまひとりひとりの支援が羽となり、翼となり、クラブを復活へと導きます。復活の様子は、支援状況に応じて随時公開していきます。

 

 

■みんなでサッカークラブを復活させる参加型プロジェクト

今回のクラウドファンディングでは、不足している資金への支援のお願いという意味に加え、たくさんの方々にクラブに関わり育てていただきたいという願いがあります。そこでリターンには、クラブに意見を言える権利やクラブのマスコットを作れる権利など能動的にクラブに関われるメニューも用意しました。また共通リターンの「金の羽」は、みなさまの支援の1枚1枚が飛鳥FCの翼、すなわち推進力になるという意味が込められており、最終的には、復活した金鵄を描いた1枚のビッグフラッグへと昇華される予定です。そのビッグフラッグにはご支援いただいた方のお名前を入れさせていただき、共に来シーズンを戦っていただきます。

 

飛鳥FCの夢の実現のためにも、何とかこの苦境を乗り切り、復活への第一歩へのお力添えをいただけないでしょうか。 

 

▼「飛鳥FC」の現在地

■飛鳥FCのこれまでの歩み

前身クラブは2016年から、Jリーグ入りを目指して活動を開始。2017年には奈良県1部リーグを制し、関西サッカーリーグ2部への昇格を果たしました。2019年には関西サッカーリーグで2位となり、初の1部昇格。2022年には2位に入るなど、レベルの高い関西1部でしのぎを削っています。

 

また2021年には現在Jリーグクラブである奈良クラブを破り、プロアマ混合の大会である天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会に出場。惜しくも1回戦で敗れたものの、奈良県有数のサッカークラブとして全国に名を轟かせました。

 

 

■選手は全員アマチュア…地域と自らの「夢」の為に走り続ける

選手は全員がアマチュアの社会人サッカー選手。平日はサッカーの練習と仕事を両立しながら生活を送り、土日は自分達の試合をこなしながら、クラブの一員として地域貢献活動にも積極的に参加しています。自分の家族や勤務先、スポンサー企業の方々、そして地域の方々の応援を背に、日々「プロサッカー選手になる」という夢を追いかけています。

 

 

■飛鳥FCの目指す「未来」

「なぜサッカーなの？」「中南和にJリーグクラブが必要なの？」と、聞かれることがあります。サッカーは、210を越える国と地域で、多くの選手達によってプレーされている世界で最も人気のあるスポーツです。世界中の人々が、おらが町のチームを応援することにより地域への愛着心を抱き、試合やイベントを通して、住民同士の交流を図っています。我々にとってJリーグ参入は手段だと思っています。サッカーを通じて中南和地域の住民同士の交流を生み出し、世界中の人々のようにシビックプライド（地域への誇りと愛着）を醸成し、子どもたちに「夢」を与えられる存在になることこそが飛鳥FCの目指す未来の姿です。

 

 

▼飛鳥FCのNEXT STAGE

現在の危機的状況を脱した後、飛鳥FCには実現したい未来があります。

 

―中南和初のプロスポーツクラブ、中南和でのJリーグ初開催実現

かつてプロスポーツ不毛の地と呼ばれた奈良において、中南和地域には、現在も全国レベルで活躍しているクラブはありません。また過去に中南和でJリーグが開催された実績もありません。いつの日か中南和の子どもたちの目の前で、臨場感溢れるプロのサッカーの試合を開催することで、子どもたちひとりひとりが「夢」について考えるきっかけ作りができればと考えています。

 

―サッカークラブを超えて地域の交流の場に

飛鳥FCはホームゲームや地域貢献活動を通して、中南和地域の交流の場になれればと考えます。過疎化が進む中南和地域において、老若男女問わず集まれる場所はそう多くありません。飛鳥FCの応援に行けば、「日常の嫌なことを忘れられる」「友達に会える」「何だか楽しい」。そういった体験を通して、人と人とがつながり合う場所づくりを目指します。

 

―スポーツを通して地域で活躍する人材を輩出する

8月にはサッカースクールの開設を予定しています。単なるプレー技術の向上に留まらず、人間性を育み、総合的な実践力をあげる指導を通して、クラブの中で育った子どもたちが、大人になった時に、今度は自分が地域のため・子どもたちのために活躍したいと思えるような人材育成を目指しています。

 

▼最後に

みなさまひとりひとりの支援が金鵄の羽となり、翼となり、クラブを復活へと導きます。ピッチ上では、選手・スタッフ一同精いっぱいの努力を重ね、昇格に向けて戦っていきます。

 

どうか日本建国の地・飛鳥で紡ぐ「飛鳥FC」復活の物語を共に作り上げていただけないでしょうか。 クラブ一丸となって活動を続けてまいりますので、どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。