
プロジェクト本文
札幌の教会風の古民家を再生!訪れた人にとって良い思い出となるような
肖像画を描くためのアートスペースとして活用したい。
はじめまして、私は芸術家の黒田晃弘と申します。一枚の絵をその人の心が宿るまで真剣に描くという画家です。訪れた町で、できるだけ沢山の人を描き、最後に展覧会を開いてきました。するとそこに人の世界が浮かび上がる、その町に住む人たちを芸術として展示するための展覧会です。私の活動は評価され、2005年の横浜トリエンナーレに招待されました。またNHKの「新日曜美術館」にも出演経験があります。
2012年に札幌に美しい古民家と出会いました。昭和19年、木造教会建築を学んだ大工さんが建てたもののようです。「この建物を大切にしたい!」という想いで私はこの古民家を借り、「アトリエランプ」と名前をつけました。私はここをアートスペースとして肖像画を描き続け、札幌や周辺に住むご家族や個人、また札幌を訪れた人へ思い出となる場にするための再生をしていこうと考えています。
床の張替え作業、及びストーブの設置の為、必要な費用が
不足しております。皆様どうかご支援頂けないでしょうか。
(バングラデシュ、ダッカ市、路上で街の人の絵を描く)
「絵を描くことを通して、人の世界に貢献したい。」という
想いで、2003年から似顔絵を描くことで「人の世界を旅する
画家」をコンセプトにした活動をつづけてきました。
手作りの木炭で描く似顔絵は、数千枚描く中で進化し、表面の顔を似せるのではなく、内面のこころの模様を描く絵となりました。今では、「似顔絵」とは呼ばずに「人仏画(ジンブツガ)」と呼ぶようになりました。私は絵描くとき、会話を重ね、時間をかけ、こころとこころの共振が生まれてから描くようにしています。そうしたことで絵にその人の内面が表れてきます。手作りの木炭から生まれるタッチもどんどん変化します。モデルになる人の影響を受け、不思議とどの絵を比べても同じタッチはありません。
(これまでに描いてきた「人仏画」)
また、人仏画を描くことに加えて、「町に住む人を飾る、似顔絵展覧会」「木炭による似顔絵ワークショップ」というコミュニケーションをテーマに「自分について」「他人について」「人の世界について」を考えるためのアート活動を行っています。
そんな中、札幌の中心地から西に自転車で10分、美術館や文化施設の近くの文化的なエリアに教会風の古民家を見つけました。
日本での教会建築は長崎から始まりました。日本の木造建築と西洋の建築様式が融合し、キリスト教禁止の影響で「ひっそりと忍ぶたたずまい」と変容し、各地方に拡っていき、それぞれに独自の進化をとげていきました。昭和19年に建てられたこの古民家はそんな日本的教会建築の影響を受けて、洋館が立ち並んだ札幌の町並みの中で成熟したデザインといえるのではないでしょうか。女性的で楚々とした奥ゆかしさを感じるところがあり、大変魅力的です。
(夜の光に照らされるアトリエ)
私が生まれ育った札幌も昔と今では全く景観が変わってしまいました。この数年間でさらに近代化は押し進み、それはそれで大変利点も多いと思います。しかし、巨大化・近代化していく都心部、住人は郊外に移りドーナツ化、フランチャイズで均一化される商業店舗。何か味気ない。私は札幌で生まれ育ち、こういった現象に対して「人が札幌を愛せなくなるのでは?」と危機感を感じてきました。
古き時代にも良い味があるはずです。そして、アナログな手法で絵を描くことから生まれるコミュニケーションは都会の喧騒とは反比例したゆっくりした時間です。この古民家を舞台に、失った過去から何かを取り戻し、近代化が進む札幌に新たな角度から夢を描いていきたい。スローコミュニケーション、スロークリエイティヴ、スローライフがこの空間のテーマです。画家とモデルと絵、そして「札幌」を感じるアトリエで、たくさんのストーリーを作り続けたいのです。
このアトリエの目的は様々ありますが、一番は
アトリエで家族の思い出をつくりたいということです。
このアトリエの目的は、
1 私が「人仏画」を描くアトリエとして
2 アートコミュニティスペースとして(自然、健康、アートをテーマに)
3「創り続けるアトリエ」として
という3つの目的があります。そのなかで、一番このアトリエでやりたいのは「家族の肖像」というテーマでアトリエに家族を招き、例えば子供の1歳の誕生日、などを記念に家族の集合した人仏画を描くということです。
(家族の思い出に残るような、家族全員の
人仏画を描いていきたいと思います。)
「一組の家族が子供を連れて、アトリエで絵を描かれに来ます。美術館や、大通公園、動物園に行った後かもしれません、そしてアトリエに来て絵を描かれて、そのあと、どこかのお店でご飯を食べて帰る。そんな家族の幸せな思い出、子供が大人になりこの絵を見たときに、その時の記憶が蘇る。」こういったアート活動が、家族のつながり、芸術とのつながり、街と人とのつながりになっていくのだと私は信じているのです。それはご家族にとっても深い思い出になる一枚となるでしょうし、子供が大きくなったときにこの絵をみつめると、親の愛の深さを改めて想う機会になると思うのです。
(現在の床の様子)
自力で工事をし、玄関、トイレ、廊下、一つの部屋の修繕は完了が見えてきました。しかし、床はほとんどの部分が傾いていて、底が抜け落ち、穴があいた箇所もあり、そのまま使用できる状態ではなく、床の総張り替え工事をしなければ使えません。また、札幌の冬の寒さを木造の建築でしのぐためには最適な暖房も必要です。床下に煙突を這わせる自作ロケットストーブを設置しようと考えています。工事は自分で行うにしても、材料費が足りません。床とストーブの工事のため、40万円が必要です。
昭和の歴史を感じるこのアトリエで、アートに触れる体験をしてください。札幌や周辺に住むご家族や個人、また札幌を訪れたときの思い出となる場にしたいと思います。皆様どうかご支援頂けないでしょうか。よろしくお願いします。
アトリエランプ再生プロジェクトのホームページ
http://lampblue.wix.com/rebirth-lamp
アトリエランプのFACEBOOK
https://www.facebook.com/atelierlamp?ref=hl
引換券について
1.サンクスレター
2.ポストカード3種類
※写真はイメージ画像です。
3.アトリエのマーク入りのTシャツ
サイズ、色、デザインは現在考案中。
※写真はイメージ画像です。
4.手作り人仏画ブック(これまで描いてきた人仏画の自薦集)
5.アトリエにて人仏画をお描きします
2014年12月20日〜2015年12月31日の期間中で、アトリエにお越し頂いて人仏画をお描きします。
※交通費等は負担をお願いします。
6.お送り頂いたお写真を基に肖像画をお描きします。
メール等でお写真をお送り頂き、それを基に肖像画をお描きしましてお送りします。
私のこだわりなのですが人仏画と呼ぶ絵は、「実際に会って描く絵」のための呼称です。写真から描き起こす絵は「肖像画」とさせていただきます。画材は手作りの木炭と木炭紙です。
※写真はイメージ画像です。
7.出前、人仏画描き
1泊2日のなかで、1~数名、1~数枚の人仏画を描きます。詳細は応相談。
※交通費、宿泊費は別途いただきます。
※日本国内に限ります。
プロフィール
1970年札幌生まれ。コミュニケーションをテーマに、自作の木炭でこころの似顔絵(人仏画)を描く芸術家。
リターン
3,000円
1.サンクスレター
2.アトリエのポストカード3枚
- 支援者
- 17人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
1.2.に加えて、
3.アトリエのマーク入りのTシャツ1枚
4.手作り人仏画ブック1冊
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
5.アトリエにて人仏画をお描きします
2014.12.20~2015.12.31の期間中
- 支援者
- 16人
- 在庫数
- 制限なし
50,000円
1.~4.に加えて、
6.お送り頂いたお写真を基に肖像画を描きお送りします
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
100,000円
7.人仏画を描きに伺います。(日本国内限定、交通費、宿泊費は別)一泊二日で1~数名、1~数枚可能、詳細は応相談
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 完売
プロフィール
1970年札幌生まれ。コミュニケーションをテーマに、自作の木炭でこころの似顔絵(人仏画)を描く芸術家。