プロジェクト終了のご報告(コラート支援PJ)
●支援者のみなさまへ
応援・ご支援をありがとうございます!
滞在中のバンコクの宿でこの終了報告を書いております。
先月11月18日に新宿で開催した国内支援者向け活動報告イベントをもって、一旦プロジェクトの区切りとなっていましたが、12月10日より年内最後のピマーイ訪問と支援者ご案内がありましたので、ここまでで一区切りとさせていただきたいと思います。
報告を書きながら今年一年取り組んできたクラファンのことを思い起こし、感慨深い気持ちで一杯です。本当に心より感謝です。
みなさまの応援があってここまで走ることができました。
過去三回READYFORでクラファン挑戦をさせてもらいましたが、今回が一番不安を感じながらの挑戦にも関わらず、過去最高の160%達成、NEXT GOAL(カイナームの試験栽培施設の追加建設)も実現することができましたし、実際に6月から現地へ毎月通いながら支援活動を続けていく中でも、新たな展開が生まれたり、タイで紹介や相談を受けたりと、クラファンがあったからこその活動のその先へ自分自身歩みを進めることが叶いました。
改めて感謝を申し上げたいと思います。
一旦、ここまでで今回のクラファンとしては終了とさせていただきますが、プロジェクトはまだ始まったばかりで、これからがスタートと考えています。
来年以降もヤムヤム独自の展開として継続して現地へ通いながら、プロジェクトのさらにその未来をピマーイウドムスック村の皆さんと共に汗を流して創り続けていきたいと思っておりますので、引き続きの応援・ご支援をお願いいたします。
●支援の結果について
お約束した支援内容については、今一度募集ページを見ていただきたいと思いますが、すべて実現することができました。
加工施設については、現地から事前にもらっていた加工施設についてはもう少しきちんとした建屋が建つものと想定しておりましたが、実際は多少立派な屋根付きの小屋であったりしますが、元々何もなかった草っ原に次々と構造物が立ち、実際にそこで機器が使用されていたり活用されている様子を見ると実現できて良かったと思いますし、農作物の加工商品も精力的に製造されており、少しばかりではりますが実際に収益化が少しづつ叶っていること自体、村人たちのモチベーションが高まっていることにつながっており、一定の評価ができると思います。
また、NEXT GOALのカイナームの試験栽培も地元スラナリー工科大学のカイナーム研究室の協力により順調に進んでおり、タイ国内、チャイヤプーム県、チェンマイ県、カンチャナブリー県、バンコク都、コンケーン県からも視察に訪れる農村支援団体が毎回あり、ピマーイウドムスック村から広がる支援の輪や明るい兆しが生まれて来ていることも、今後の展開の広がりを期待させるもので、今回のクラファンがなかったら実現できなかったことの一つでしょう。今回12月の訪問で報告がありましたが、カイナームの試作生産品が120バーツ@1kgで販売できたそうで、本生産に向けて弾みがつくと思っています。
●収支報告について
皆さまからご支援頂いた資金は、ピマーイウドムスック村の支援ために全額を使用させて頂きました。
先日の国内支援者向け報告で使用した報告資料にさらに加筆し、今回のまとめとしました。コチラから閲覧できますのでぜひご覧ください。
*閲覧のみでお願いします。他への流用や公開はご遠慮ください。
●リターンの配送状況について
すべてのリターンの配送を完了しております。
ピマーイ現地へご案内するリターン、西田と対面でヤムヤムの活動について語り合うリターン、この2コースのみ残り数名該当者がいらっしゃいますが、個別に連絡を取らせていただいており、適切なタイミングで順次実施して行きたいと思います。
ただし、来年3月末までで一旦期限を切らせていただければと思います。
渡航のためのクラファン予算もここまでで使い切ってしまうので、その後の対応が全額持ち出しとなってしまうためです。
該当者の皆さま、ご理解ご協力をお願いできますと幸いです。
●今後のプロジェクトの展開について
READYFORでのプロジェクトについてはこれで一旦一区切りとなりますが、今回始まった物語がすでに次章へ進みつつあります。ヤムヤムとしては主催者として、物語の先を書き続けていきます。
今回、6回現地へ毎月通い続けて来た中で、現地へご案内させていただいた皆さまが口を揃えておっしゃっていることが、
「また村に行きたい、その後を見たい!」
「継続的に支援をする方法を用意してもらえないか?」
ヤムヤムとしても単発支援で終わらせることは全く考えておらず、これから在タイの企業とも連携した協働プロジェクト化を模索しており、年明けから徐々にみなさんにお伝えできるものが姿を現していく予定です。継続した小口支援のような入り口も検討します。
今回12月の訪問は忘年会を一緒にやらないか?と先月トンチャイ村長に提案いただき、最初に村を訪問した昨年12月からちょうど一年、お互いに頑張って来たからたまにはいいか!と提案を快諾し、今回支援者の皆さんも一緒にお酒も入りながら長時間語り合いました。
そこで感じたのが、自分たちは社会から見捨てられた人間だという深い心の傷。
タイ国内の貧富の格差、地域の格差。ここが根深く心の底に横たわっており、そこを跳ね除けるために逆にモチベーションを高く奮い立たせて村民みんなが団結することで踏ん張って頑張っているのだなと、ふと感じました。
クラファンを通じて日本人と関わったことで、毎回様々な人たちがピマーイウドムスック村を訪れ、その効果からタイ国内の他県の関係者が視察に訪れるという好循環が起こっている。協働プロジェクトの引き合いも複数動いている。
この流れを切らさないように村への滞在時間も伸ばしていきながら、日本人が関わることでつなぐことができる案件やメリット、関連人口もどんどん増やして行きたいと思うので、私自身、良しやってやろうじゃないか。と心はメラメラ燃えています。
引き続き、新着情報を更新しながらプロジェクトの告知を続けていきますので、今後ともよろしくお願いします。
また、タイへ出張や旅行で行かれる方はぜひご一報くださいませ。
タイミングが合えば村へお連れします。(現地までの実費はご負担いただきます)
また、日本国内でも変わらず活動継続していますので、ご参加をお待ちしてます!
直近では、来年1/6, 7で富山県黒部市でタイまつりを地元の女子プロバレーボールチームと共同開催で実施します。タイ代表選手が所属しているつながりから実現した新たなローカル支援の取り組みとなります。
引き続きの応援・ご支援をよろしくお願いいたします!
頑張ります ^_^ /
特定非営利活動法人Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN
代表理事 西田誠治