プロジェクト概要

バングラの貧困をリキシャアートで救う!!Tシャツ作成プロジェクト!!

 

はじめまして、佐伯良介と申します。私は、明治大学の大学院で貧困問題を学び、2014年3月に修了しました。現在は主にバングラデシュの貧困問題についての写真展や啓発活動を行っています。

 

バングラデシュとは学部生時代からの付き合いであり、ワークキャンプやグラミン銀行のインターン、バックパックなど様々な視点から貧困について考えていきました。

 

今回はバングラデシュの路上生活者や物乞いで生計を立てている人々と一緒にアートTシャツを作成します。彼らが普段見ている景色や、彼らの置かれている状況、あるいは貧困問題を象徴するデザインを、コミュニケーションを取りながらバングラデシュの美大生やリキシャアートの人がTシャツに描きます。

 

リキシャの人々が描く300枚のTシャツ。

300枚のTシャツがバングラの人々の生活を変えるかもしれない。

 

(バングラデシュの物乞いで生活している青年)

 

啓発活動では現地に大きな影響は与えられなかった。

世界は少しも変わらなかった。

 

私は2014年5月にバングラデシュの貧困を伝えるための写真展を開催しました。これは、バングラデシュの物乞いや路上生活者、スラム街などの写真を見ながら、貧困について来場者の方と話し合いながら理解を深めるというものでした。130人以上の方が来場してくださり、貧困問題について色々なお話をすることが出来ました。

 

しかし、写真展は啓発活動としての役割は果たしてくれましたが、貧しい人々に大きな影響を与えることはありませんでした。


そこで、もっと貧しい人々を巻込んだイベントが出来ないかと考えた結果思いついたのが、アートTシャツ・プロジェクトでした。絵を描くにはそれなりの技術が必要になりますが、絵の元となるアイディアを出すことなら誰にだってできる。本当はもっと出来ることがあるかもしれないですが、それが何かは分からない。

 

ならば、まずはできることから始めていくしかない。そして、ひとつのプロジェクトを一緒に行い、共に過ごすことで、物乞いだけでなく、彼らには色々な才能があり、出来ることがたくさんあるということを、世界中に、そして彼ら自身に証明したいと思います。

 

 

(リキシャにはリキシャアートと呼ばれる様々な絵が描かれています)

 

物乞いの彼らの目に映る景色を、感情を、アートに。

 

Tシャツのデザインは、バングラデシュの美大生とリキシャアートの人が描きます。描かれるデザインは、路上生活者や物乞いをする人自身がモデルになるものもありますが、彼らが普段見ている景色であったり、彼らが見ている私たちの姿、さらには彼らが抱えている不安や感じている喜びなど抽象的なものもコミュニケーションをとりながら描いていきます。

 

このようにバングラデシュの貧困層と芸術家・職人がひとつのチームとなってTシャツを300枚作ります。

 

完成したTシャツは都内の展示会を通して販売します。展示会では、Tシャツ作成に関するエピソードやバングラデシュの貧困問題についてお話しさせていただきながら、販売致します。こうすることで、貧困問題を多くの方に知ってもらい理解を深めていただくことができると考えています。
 

(路上で寝起きしている子ども、いわゆるストリートチルドレン)

 

(物乞いで生計を立てている青年。彼らから私たちはどう見えているのか)

 

25歳、職業物乞い、妻子あり。

バングラディシュで出会った青年とアートで世界を変えようと思います。

 

バングラデシュへ写真を撮りに行った時、色々な人と出会いました。中でも印象に残ったのは、アラミンという25歳の青年でした。彼はいつも同じ場所で物乞いをしていました。ある日、私がアラミンに声を掛け、家を見せて欲しいと訪ねました。すると、彼は少し恥ずかしそうに、でも快く承諾してくれました。都心から少し離れたところのトタンで作られた家が彼の住まいでした。

 

家に着くと、彼の奥さんと1歳になる娘がいました。自分と同年代の青年が、物乞いで一家を支えていることに、大きなショックを受けました。

彼らには物乞いしか選択肢がないのだろうか。もっと安定していて、人としての尊厳を持てるような稼ぎ方はできないのか。アラミンをきっかけに、私は彼らに出来ることを考えました。

 

このプロジェクトでは、物乞いでしか稼げないと思い込んでいる人や、路上生活から抜け出したいけどどうすれば分からない人々と、一緒に考え、アイディアを出し合い、ひとつのものを作り上げていきます。彼らにも出来ることがあり、自ら価値があると考える人生を歩む力があることを、彼ら自身に感じてもらいます。


また、このプロジェクトは彼らの生きるための才能を見つけるためのきっかけとなります。Tシャツデザインのアイディアを考えるという行為を通して、私が彼らを知り理解するためのきっかけです。そして実際に、関わった人々とは今後も一緒にプロジェクトを行い、持続可能なものにしていきたいと考えています。

 

(物乞いで生計を立てている人。)

 

バングラデシュで活動するようになったきっかけ

 

私が初めてバングラデシュを訪れたのは大学3年生の頃でした。当時、いわゆる途上国の貧困に対して漠然と関心を抱いていたのですが、実際に行ってみなければ分からないと思い、バングラデシュのストリートチルドレンの生活支援をしているNPOのワークキャンプに参加しました。

 

テレビやインターネットで、現地の様子は分かっていたつもりだったのですが、暑さや湿気、鳴り止まない車のクラクション音や大音量のアザーン、独特の匂いなどは想像以上でした。そういったことを感じられただけでも、バングラに来て良かったと思いました。しかし、肝心な貧困に対しては、直視することが出来ませんでした。物乞いの人を見るのも失礼な気がしましたし、そもそも問題がどこにあるのかよく分かりませんでした。


帰国後、これではいけないと思い、バングラデシュや貧困について勉強し、再度バングラへ行くことにしました。バックパックで自由にバングラデシュを見て回り、グラミン銀行でインターンをし、貧困問題を日本に伝えるために写真を撮りに行きました。そうしているうちにバングラデシュに愛着もわき、この国のために何かをしたいという気持ちが強くなっていきました。


今回のプロジェクトは、私のバングラデシュでの活動の集大成であり始まりだと考えています。今までの経験や知識を活かして、実際に経済的に貧しい人々と共に活動します。

 

(写真展の展示の様子)

 

(物乞いで生計を立てている青年)

 

 

引換券ブックレットのイメージ画像

 


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