誤解されている方もいるかもしれないので、アートで貧困を救うということについて少し説明致します。

こういう題名が嫌いな人もいるでしょう。アートで貧困が救えるなんて少しうさん臭いですから。

実際に貧困を救うことが出来るのは、アートそのものではなく、
「アート活動」です。

つまり、価値のある絵が売れることで彼らが生活できるというのではなく、
絵を生み出すという行為が生きる能力を見出すのです。
自分たちの楽しみや苦悩をどう描いてほしいか、彼らには世界がどんな風に見えているのか、
自分自身を見つめ、考え、そして私たちに伝える。

教育を受けたことの無い人々が、頭を働かせてひとつのものを作り上げていきます。
今まで以上に頭を使って考えなければなりません。
それが喜びになるのか、苦痛になるのかは私たちの腕次第でしょう。


デザイナーは彼らの考えを最大限くみ取り形にしていく。

私は彼らとのコミュニケーションを通して、彼らを理解します。
彼らの真に「できること」「なれるもの」を見出し、
彼らが「したいこと」「なりたいもの」へと近づくためにはどうしたら良いかを考えます。

もちろんこのTシャツ・プロジェクトがそのままビジネスになるように動きますが、今回のプロジェクトの最も大きな目的は、

貧しい人々についての理解を深めることです。

ちなみに、私がこのアイディアを思いついたのは、アマルティア・センの「潜在能力」、ムハマド・ユヌスの「クレジット(信用)」、それからインクルーシブ・デザインというアイディアのおかげです。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、徐々に分かり易い説明になっていくと思うので、よろしくお願いします。

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