未来のベトナムバスケ界を牽引する!ベトナムの少年が日本遠征へ
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ベトナムのバスケットボールの発展をサポートしたい!
ページをご覧いただきありがとうございます。竹林 風と申します。現在ベトナム、ソクチャン省で青年海外協力隊としてバスケットボールを指導しています。
小学校3年時から始めたバスケットボール。大学時まで選手としてプレーし、卒業後は2年間、高校の教員として指導に関わってきました。その後、青年海外協力隊に参加しました。
海外ボランティアに興味を持ったきっかけは、大学時に旅行として訪れたフィリピンのとある島での出来事です。夜に散歩をしていると、屋根もなく床はボコボコのコンクリートのコートでバスケをしている方たちを偶然見つけ、眺めていました。
コートサイドには子供たちが数人座っている姿が目にとまりました。その子供たちは大人たちの練習が終わり、コートの電気が消えるまでの「10分間」を心待ちにし、バスケットボールを楽しんでいました。
たまらず私はそこに飛び込んでいました。その時の子供たちの目の輝き、言葉は通じないものの意思は通じ合っている感覚、言葉の壁を超えて異国の地の方とすぐに仲良くなれる、そんな素敵な力を持っているバスケットボールの魅力を強く感じました。
そこから「恵まれない国のバスケットボールの発展に関わりたい」と考え、2年間高校の教員として指導のあり方を学んだのち青年海外協力隊に応募し、今ベトナムで活動しています。
今回は、私が指導しているバスケットボールチームの子供たちと日本遠征を実現するために、クラウドファンディングに挑戦します。ご支援・応援よろしくお願いいたします!
雨でバスケができない!?
厳しい環境で練習をがんばる生徒たち。
私の派遣先であるソクチャン省スポーツ競技訓練センターの男子バスケットボールチームは、初心者チーム(~15歳)6名、ユースチーム(16~18歳)10名、ソクチャン代表チーム(19歳~)10名の計3チーム26名で活動しています。
ベトナムでは、2016年にベトナムプロリーグ(VBA)が設立され、現在は6つのチームでプロリーグが成り立っています。設立してまだ3シーズンですが、急激に人気がでてきており、その人気はサッカーについで2位です。
ソクチャン代表チームは、昨年のベトナム全国大会で3位、23歳以下の3X3は優勝しています。チームには、2名のベトナム代表選手、6名のプロチームの選手がいます。初心者チームやユースチームは、代表チームを目指し、練習を日々がんばっています。ベトナムのバスケットボールの未来を担う子供たちです。
センターに入ることができるのは、年に1回センターで開催されるオーディションのようなもので体力テストを行い、センターの先生に選抜された子供たちです。バスケットボールが上手でセンターに推薦されることもありますが、多くは初心者の状態で選抜され、センターに加入してからバスケットボールを始めます。
先生が選手を選ぶ背景として、身体能力はもちろん家庭環境なども視野に入れており、多くの生徒は貧しい家庭の学生です。なぜなら、センターに入ると寮に住んで学校に通うことができ、食事やおこづかいも提供されるためです。
現在、ソクチャン省スポーツ競技訓練センターは、設備面での問題に直面しています。深刻な資金不足により、体育館は雨漏りによる床の腐敗で使用できず、修理に多額の費用が掛かるため修理の目処もたっていません。
練習に使用している屋外コートは、屋根の老朽化で雨が降るとコートが水浸しになってしまいます。また、屋外のため腐敗によりゴールの高さがバラバラ、壁がないので強風だとシュート練習ができない、床はボコボコのコンクリートでドリブルに支障があり、転倒すると危険、などいくつもの問題を抱えています。
このような環境の中でも、生徒たちは週6日の練習をがんばっています。
シュートを決めることが何よりも大事。
チームの勝利より個人の活躍を重視するバスケ。
私の隊員としてのミッションは、「ソクチャンチームを強くさせる」こと。バスケットボールを指導するにあたっては、チームワークを大切にしています。
ですが、日々生徒に「バスケットボールはチームスポーツなのだから、チームワークが大切なんだ」と口うるさく言っても、生徒たちは「自分がシュートをたくさん決めればいいんじゃない?」といった感じです。
1年間彼らと共に暮らしてきて、これには理由があるとわかりました。それは、単純に「チームでの勝利をそこまで望んでいないこと」が関係していました。
ベトナムプロリーグでは、チームの中心選手数名以外は、1年ごとにドラフトが行われます。そこで選ばれなかった場合はまた来年挑戦、となるわけです。そのため、チームの中心的存在になるために試合で派手なパフォーマンスをするか、スカウトの目に止まるプレーを地方の大会でしなければならないのです。
生徒たちは、チームの勝利よりも自分の活躍を評価する大人の存在に心が向いており、いかに自分がシュートを決めるかを最重要視し、チームプレーやディフェンスには関心が薄いのです。
このような背景から、私が派遣されるまではシュート、ドリブルの練習が大半を占めていました。ですが私は、ベトナムバスケットボールのレベルアップを図るためには、チームプレーが必須条件だと考えています。「チームが強ければ、必ず個人も注目される」はずなのです。
チームのレベルアップを目指して。
日本遠征でチームプレーの強さを学ぶ。
チームプレイの強力さを教えるには、私1人の指導では限界があります。そこで、日本のバスケットボールの特色である「チームの中に個人がある」というバスケットボールを生徒たちに体感してもらうために、ユースチームと日本遠征に行くことを決意しました。
今回遠征に参加するユースチームは、年に一度、隣町で開催される小規模の大会への出場しかなく、決してレベルも高くありません。目標は、ソクチャン省代表に選出されること。そして、年に一度開催されるベトナムの全国大会で優勝することに貢献したいと思います。
また、日本でバスケットボールを指導していた経験から、この遠征は日本の学生にもとても良い影響があると考えてます。日本では、プロバスケットボール選手を目指す学生が少なく、チームの輪を乱さないようにプレーする選手が多くいます。ベトナムの学生の「何が何でも自分が点を取るんだ!」というハングリー精神を感じてほしいと思います。
現在の予定では、2020年8月中の1週間、ユースチームの生徒10名とともに日本に渡り、私の地元・熊本で、高校生、大学生との合同練習や練習試合、プロバスケットボールチームとの交流を行います。また、空いた時間で熊本城や熊本地震の被災地を訪れ、日本の文化や震災について学ぼうと考えています。プロチームと話をして、今回の日本遠征の期間に休めることができれば、ソクチャン代表チームのメンバーを同行させようと思っています。
みなさまからのご支援は、メンバー10人の遠征に必要な渡航費、日本での生活費として大切に活用させていただきます。
<日本遠征 詳細>
日程:2020年8月中の1週間
1日目 来日 福岡から熊本へ移動
2,3日目 秀岳館高等学校で練習試合及び学生との交流
4日目 熊本地震被災地見学、日本の文化学習
5,6日目 九州共立大学での合同練習及び練習試合
7日目 帰国
※日程は確定次第、新着情報でお知らせいたします。
※プロチームとの交流も計画しており、現在交渉中です。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、遠征を延期・中止させていただく場合がございます。その場合、皆様からいただくご支援は、現在練習しているコートの屋根の修理に活用させていただき、ご支援の返金は行わない形とさせて頂きますので、あらかじめご了承ください。
「これからのベトナムバスケットボールを引っ張っていってもらいたい!」「恵まれた環境でバスケットを楽しんでもらいたい!」「チームプレーの強力を肌で感じてほしい!」「日本の学生とバスケットボールを通じて交流してもらいたい!」このような思いから日本遠征を実現させたいと、強く思っています。
未来のベトナムバスケを牽引する存在に。
私の隊員としての任期は今年の秋まで。これまで私が現地の日々の生活で支えてもらった恩返しを、日本でたくさんの経験をしてもらうという形でできればと思っています。生徒たちが、日本という異国のバスケットボールに触れることで、さらなるレベルアップをはかり、これからのベトナムのバスケットボールを牽引していく存在になってもらいたいです。
私も残りの任期で、共に活動している監督(ベトナム人)にバスケットボールについて多く学んでもらい、「ソクチャン省のバスケットには勝てない」と言われるくらいにしていきたいと思います。
チームの長期目標としては、遠征に参加した生徒が1人でも多くソクチャン省代表に選出されて、4年に一度行われる全国大会で優勝すること、プロチームと契約し活躍することで、ベトナムのバスケットボールの発展に貢献する存在になること。
チームが強くなることが、ソクチャン省のバスケットボール、街全体を盛り上げていくことにつながると思っています。
ベトナムのバスケットボールの未来を担う子供たちを一緒に育てましょう。
皆様からのご支援・応援、よろしくお願いいたします。
メンバー紹介
タン 28歳 183cm 88kg シューティングガード
2016-2017 サイゴンヒート
2018-2019 サイゴンヒート
2019-2020 ダナンドラゴンズ
ベトナムはディフェンスがあまり重要視されていないので、日本でディフェンスについて学び、ベトナムでのプロバスケットボールで活かしたい。
カン 23歳 188cm 85kg パワーフォワード
2017-2018 カントーキャットフィッシュ
2018-2019 ダナンドラゴンズ
2019-2020 カントーキャットフィッシュ
日本のインサイドプレイの技術を多く学ぶと共に、ベトナムの技術がどれくらい通用するのか試してみたい。
ヴィン 22歳 203cm 90kg
センター(ベトナム代表選手)
2018-2019 カントーキャットフィッシュ
2019-2020 サイゴンヒート
ベトナム代表に選ばれたこともあるので、日本のバスケットボールについて多く学び、それを活かしてベトナムのバスケットの発展に繋げていきたい。
タム 21歳 190cm 72kg
スモールフォワード
2017-2019 サイゴンヒート
2019-2020 ダナンドラゴンズ
ソクチャン代表はここ数年ベトナムで優勝できていないので、この遠征を通してソクチャンの優勝に貢献したい。
バン 20歳 186cm 85kg
シューティングガード(ベトナム代表)
2017-2020 サイゴンヒート
これまでベトナム代表として学んできた自分の技術が日本のチームにどれくらい通用するのか試してみたい。そして、ベトナムのバスケットボールに取り入れていきたい。
キエット 18歳 180cm 65kg
ポイントガード・シューティングガード(学生)
ベトナムでは全体を通してポジションが確立されていないので、ガードの仕事とドリブルについて学びたい。また、日本遠征でレベルアップしてプロチームと契約したい。
フック 18歳 175cm 75kg
ポイントガード(学生)
日本のバスケットボールの試合運びやポイントガードの役割を学びたい。また地震の被害などを見たり文化について学びたい。
ビン 18歳 180cm 80kg
モールフォワード(学生)
日本のバスケットボールについて多く学んで、ベトナム全国大会で優勝したい。日本の学校の施設や環境を見てみたい。
ハオ 18歳 183cm 80kg
スモールフォワード(学生)
インサイドプレイの技術を多く学びたい。日本のバスケットボールの環境がどのようなのかを見てみたい。
バオ 18歳
シューティングガード(学生)
近年、日本人のNBA選手が出てきたので、日本のバスケットがどういう考え方なのか学びベトナム人のNBA選手も輩出できるようにしたい。
ーリターンに関するご注意事項ー
本プロジェクトのリターンのうち、【お名前記名】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
ベトナム・ソクチャン省(ホーチミンからバスで6時間)のスポーツ競技訓練センターで青年海外協力隊としてバスケットボールを指導中。 熊本県出身、託麻西小学校・白川中学校・熊本工業高等学校から福岡・九州共立大学へ進学、その後2年間熊本県の秀岳館高等学校で教員として指導の立場を経て青年海外協力隊となる。これまで18年間バスケットボールに関わっている。
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リターン
3,000円
【学生限定】選手からお礼のメール
・選手からお礼のメール
・活動報告メール
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
5,000円
感謝を込めて|学生直筆の絵葉書
・選手からお礼のメール
・活動報告メール
・学生直筆「絵葉書に感謝を込めて」
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
10,000円
ソクチャンチームを応援!
・選手からお礼のメール
・活動報告メール
・学生出演「動画に感謝を込めて」
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
10,000円
日本遠征サポーター|遠征着用Tシャツにお名前
・選手からお礼のメール
・活動報告メール
・学生出演「動画に感謝を込めて」
・学生が日本遠征で着用するTシャツにお名前を記名(ご希望の方のみ)
現在、日本やアメリカで活躍しているデザイナー Shohei Ishikawaが、Tシャツをデザインから作成します。(経歴:東京モード学園→独立)
※写真の●●部分にお名前を記名します。
・製作したTシャツ(白または黒)
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年11月
10,000円
ベトナム特産品で応援!
・選手からお礼のメール
・活動報告メール
・学生出演「動画に感謝を込めて」
・ベトナムの特産品「ベトナムコーヒー」
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
30,000円
ソクチャンチームを全力応援!
*リターンを気にせず、ご支援くださる方へ*
・選手からお礼のメール
・活動報告メール
・学生出演「動画に感謝を込めて」
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
50,000円
ソクチャンチームを全力応援!
*リターンを気にせず、ご支援くださる方へ*
・選手からお礼のメール
・活動報告メール
・学生出演「動画に感謝を込めて」
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
100,000円
ソクチャンチームを全力応援!
・選手からお礼のメール
・活動報告メール
・学生出演「動画に感謝を込めて」
・学生が日本遠征で着用するTシャツにお名前を記名(ご希望の方のみ)
・製作したTシャツ(白または黒)
・ベトナムの特産品「ベトナムコーヒー」
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
プロフィール
ベトナム・ソクチャン省(ホーチミンからバスで6時間)のスポーツ競技訓練センターで青年海外協力隊としてバスケットボールを指導中。 熊本県出身、託麻西小学校・白川中学校・熊本工業高等学校から福岡・九州共立大学へ進学、その後2年間熊本県の秀岳館高等学校で教員として指導の立場を経て青年海外協力隊となる。これまで18年間バスケットボールに関わっている。