【プロジェクト活動終了報告】
こんばんは。井手雅敏です!
今回の投稿で、みなさまからご支援いただいたおかげで活動できたプロジェクトの活動終了報告をさせていただきます。
まずはじめに、ご支援いただいた皆さまにあらためて感謝申し上げます。
前例のない新たな挑戦を快く支援していただけたことは、何よりも大きな追い風でした。
その分、世界大会結果で喜んでいただくまで至らなかったこと、重く受け止めています。
しかし受け止めて終わりではなく、そこから学び次の一歩を踏み出すことが私がやるべきことだと感じています。
【プロジェクト結果】
このプロジェクト目的である『国内強化合宿』は、皆さまから目標額を超える支援が集まったので、
当初予定していた2泊3日の合宿から3泊4日に日程を1日増やすことができました!
合宿では主にスラローム、ターンの練習をドローンの空中映像で確認したり、
艇への乗り込みを走者とボートハンドラーで何度も試行錯誤することができました。
また宿舎や食事でお世話になった地元の方々からもあたたかい応援をいただき、
競技力の向上だけでなくチームとしての一体感を強く醸成できました。
【世界選手権結果】
〇CM1X(坂口)→Time Trial2敗退
〇CW1X(山領)→Time Trial2敗退
〇CMix2X(中野、山領)→Repecharge敗退
〇CMix4X+(中溝、高島、三嶋、佐々木、立野)→Repecharge敗退
※レース形式:TT1→TT2→Repecharge→QF→SF→Final1&2
“世界一”になるための絶対条件である決勝トーナメント進出(QF進出)を全クルーが達成できていない結果は、
世界一というゴールからとても離れた位置に我々がいることを示しています。
先に「言い訳」と白状しますが、初冬イギリスの寒さ、そして乾燥の中での選手の体調管理の難しさ、メーカーの異なる艇でのレースなど選手たちが持ちうる能力を最大限発揮するには難しい状況下でした。
そこも含めてすべては私の「準備不足」であり、この反省は決して忘れることなく次に活かすことが最低限の責任を全うすることではないかと感じます。
【収支報告】
皆さまからご支援いただいた資金は、全額『国内強化合宿』に使用させていただきました。
〇支援金総額
195万円
▲支援金用途
195万円
(選手交通費:80万円
(宿泊・食費:45万円
(会場機材費:30万円
(リターン費:40万円
【リターン発送状況】
日本チーム応援コースG(ピンバッチ)2名分が不足していたことが判明し、
現在制作中です。※個別連絡とらせていただき、年内対応いたします。
それ以外のリターン発送は完了しました。
【今後について】
皆さまのおかげで実施することができたプロジェクトですが、
国内合宿はそれ自体が目的ではなく“世界一”に向けてのものでした。
真の目的、いわゆる夢の達成地までは、日本チームは近くない場所にいました。
これは1週間以上の海外遠征にかかる全ての費用を自己負担し、
コロナ感染のリスクを冒してまで挑んだ挑戦の結果としては、
なによりこれだけ多くの方々に支援いただいた挑戦の結果としては、
あまりに代償が大きすぎたと感じます。
一方で、大きな代償や虚無感を目の当たりにして、それでも見たくない現実を見つめ、
深い傷を負う覚悟で進むことが『挑戦する・闘う』ことなんだろうなと思います。
私はこれからも、世界に対して挑戦します。
どこでどのような形で世界と向き合うのか、今ははっきりと言えませんが、
これからもそうありたいと思います。
またいつかその時が来たら、声を上げさせていただきます。
その時もどうか、一緒に世界へお付き合いを。
本当に多くのご支援、ありがとうございました!
退屈なのは、世界か、自分か。
井手雅敏