皆さまのおかげでクマ活動が大きく進みました!
クマと森を大切に思う皆さまのご支援で、クマ活動が大きく進みましたこと、心から感謝致します。
この度のクラウドファンディングの活動終了日を向え、謹んでご報告させていただきます。
ご支援による活動については、概要ではありますが、すでにこちらの活動報告と、報告書を季刊誌の中で(経費節約のため)お伝えしております。2023年度秋号まで発送しております。
設置しているカメラの画像チェックの後、今後もご報告させて頂きます。
3000枚ほど、まだ見れていない画像があります。
地道な作業が続く活動、どうぞご理解ください。必ずご報告致します。
●大きな実りのあった活動
クラウドファンディングは手数料が高いので直接ご寄付を、とのお申し出大変ありがたいです。しかしクラウドファンディングの広報力があって、私たちの活動が大きく広がりました。クラウドファンディングで注目されること、多くの方にご支援いただくことが、クマを守ることを進めます。
全国から、知っていますよ、見たことがありますとお声がけいただき、実感しています。
どうぞ、今後ともクラウドファンディング応援宜しくお願い致します。
おかげさまでご縁があちらこちらにでき、石川県には複数の都市に通算1ヶ月も滞在することができました。皆さまのご支援と、安い料金での宿泊のご協力、みんなができる一歩が二歩に、私たちの思いがどんどんつながって、クマを守る仲間が増えていくのです。
クラファンでクマのことを助けたい人が100人超えたとか、100万円超えたとか、地方の方は驚かれます。何の損得もない真心の寄付は人の心を大きく動かすのです。
スタッフは地元の仕事もお手伝いして、決して外部のクレーマーにならないように注意して活動しています。今できることは、山を再生させていきながら、なんとかクマが人の環境破壊被害で飢えないように、人と問題を起こさない形で食べさせることです。野生のクマと良い関係を築いた経験あるクマ部顧問が指導できます。顧問のクマたちとの共存エリアを育てる活動が始まりました。私たちはクマの住む山に小屋を持つご協力案も頂いております。
クマが出るエリアは田舎であるがゆえの人間関係で、おかしいと思っても言いにくいことがあったり、クマ対策はお金が地元に回るようにしか現実税金も使えない事情があったり。
考えたら当たり前のことで、私たちも同じなのかもしれませんが、そうした地元の事情を理解して、クマのためにできることを探して、地元に提案して協力していくのみ。
「昔からあるクマどめ林にクマが来て栗や柿を食べている。山に帰って行くのを見守れば良いのに、今はお腹いっぱい食べて気が緩んでいるところで撃つ。お腹いっぱいになってからなのが少しは救われる。クマ取りはそれでお金貰えるから、近所の人の仕事だから口出しできない」「昔ながらの山の手入れをすると、クマたちも人間を知るから、向こうから避けてくれる。お互いに会いたくない存在だからね」「クマや野生動物が居るのが山。人間には人間の仕事、クマたちはクマたちの仕事がある」クマ捕殺ありきの人ばかりではないのです。
交通費が高すぎて調査に行けていない秋田県の方からもご連絡いただき、昔は里犬がいて、クマが来ても里犬が吠えて縄張りを教えたなど貴重なお話が伺えました。軽井沢ではベアドッグ活動されている団体があります。
今、都会も田舎も、日本が一つになって、美しい森と暮らしを再生し、クマが住める山を誇りに歩んでいくことが最も重要な課題だと痛感しています。
クマを守ることは日本を守ること!
私たちは縁のない田舎の事情も一生懸命学んでいます。67%を占める山のことなど知らずに暮らしてきたことを恥じています。会員様は全国にいらっしゃいますが、本部は、西日本最大のショッピングモールのある、関西で人気のエリアで居住費と教育費高く、忙しく働いて暮らす都会。飛行機に乗った時に上空から、山が多いなと実感する程度でした。百名山制覇する登山好きや、山と渓谷社の編集者や記者はご近所に居ても、山の暮らしは何も知らなかったと猛反省して、昔の山の暮らしを本や映像で学んでいます。そうではないと、田舎のことも知らずに、上からクマ殺すな!ではクレーマーとして反感買うばかりだからです。今までご縁がなかった地方の方たちと、ご支援者の皆様のおかげで、素晴らしいクマネットワークが広がっています。
●活動と収支報告(食費などは一切含まれず、スタッフの寄付も別途あります)
・クラウドファンディング手数料
134,178円
・クラウドファンディングリターン(お礼)費用
297,446円
・2022年秋のどんぐりとクマ調査活動費
兵庫県1名と2名で2回、長野県、石川県2名から4名合計5日231,270円
・2023年春のクマが住める森造り活動及び和歌山県保護クマ獣医と視察
兵庫県1名合計3日間16,242円
石川県20日間滞在67,389円
和歌山県獣医含む2名日帰り7,266円
・2023年夏の調査
兵庫県1泊2日14,615円
北海道緊急調査3名と現地協力者6日間経費の中で50,000円
(代表理事が30万円弱全部立て替えていたので、スタッフがガソリン代など持つから、北海道の経費に回してとの流れです) 北海道新聞朝刊に活動が紹介されました。
・2023年秋のどんぐりとクマ調査活動費
栃木と福島県1名2泊3日と現地スタッフ、石川県1名1泊2日139,960円
・クマ学習
環境学習都市で「環境保全と衣食住」イベント2回開催、クマ学習パネル展示とクマ調査発表を行いました。
クマ学習パネル制作費 58,134円
合計1,016,500円
●お礼(リターン)の発送状況
2023年3月までに全て発送しているほか、クマ活動報告書として会誌を春夏秋冬送っています。
●これからのクマ活動どうなるの?
クマの居る昔ながらの山を、取り戻す活動をされている方、団体、持続可能型林業従事者、いろいろな方と繋がり、クマの住める生物多様性豊かな本来の日本を取り戻す!
どんぐりを運ぶお願いがあれば応じて、地元の協力とともに里に出ない活動はもちろんのこと、クマを殺さない仕組みを現場レベルで育てる、環境省や自治体に意見書を提出する、私たちクマ部のクマアドヴァイザーがクマたちと共存できるエリアを育てる協力など、クマ活動は続きます!
継続支援をせひ、お願い致します。(1100円から)