チベット人学校は全部で73校あり、チベット難民が多く居住するインド・ネパール・ブータンに分布します。

 

 

その多くはヒマラヤ山脈に沿った地図の上部(ダラムサラを含む北インド、ネパール、ブータン)に位置しますが、チベット難民居住区が多い南インドにも多くのチベット人学校があります。

 

73校全体はチベット亡命政府(CTA)教育省が管轄しますが、運営はチベット亡命政府・チベット子供村・インド政府・基金に分かれており、Central Tibetan Schools Administration (28 schools), Tibetan Children’s Villages (18 schools), Tibetan Homes Foundation (3 schools), Sambhota Tibetan Schools Society (12 schools), and Snow Lion Foundation (12 schools)という内訳になります。

 

2016年度の新入生(5期生)

 

そこでは、現在約24,000人の生徒たちが学び、2,200人の教師・職員が支えています。

 

チベット人学校では、親元を離れて寄宿舎(ホーム)付きの学校で子供時代を過ごすのが一般的です。周りには何もない大自然の中という立地も多く、誘惑のない絶好の環境で勉強に打ち込んでいます。また、学校の敷地内に住む先生とホームの寮母さんの24時間体制の愛情をたっぷり受けて育つので、みんなまっすぐに育ちます。

 

「愛情をうけた子ども達は、他の人達にも愛情を与えることができる」

 

これはあるチベット人学校の校長先生の言葉ですが、とても心に刻まれたフレーズです。小さな頃から利他の種を植えこまれてるんですね。利他はチベット仏教という宗教上の教えだけでなく、教師や大人たちから普通に教わる、チベット人の心に染み込んだ生き方なんですね。

 

そんな子どもたちもインドの熾烈な競争社会の中にいます。

 

インドでは日本でいうセンター試験のような、CBSE(中央中等教育委員会)の行うインド統一試験を10年生と12年生(日本で言う高1と高3)で受けることになっていますが、チベット人学校でも全員が受験します。

 

そしてその結果によって、学校ごとの順位、チベット人学校全体での順位が分かる仕組みになっています。この結果は、大学入試や奨学金の獲得に関わりますから、大学への進学を左右する(奨学金を受けれないと進学できない)大事な成績証明書になります。

 

2017年度の新入生(6期生)


 

奨学生の選考は毎年教育省と行っていますが、基本的な基準を設けています。

【選定条件】

①孤児もしくは片親がいない子ども(優先)
②一定以下の貧困家庭
③CBSE試験で60%クリア
の条件を満たした生徒から年度の追加枠数を成績上位から選定する。
【年間査定】
①大学の試験で50%以上(未満は単位を落としてしまう)
②出席率75%以上
いずれか満たさない場合は奨学金停止とする。

 

レインボーチルドレン奨学金には、この73校でトップだった学生も複数います。

人気職業ベスト3の公務員(政府職員)・医師・教師だけでなく、歯科医師、看護師、会計士、通訳・翻訳家、ジャーナリスト、小説家、科学者、銀行員、ソーシャルワーカー等、それぞれの夢に向けて頑張っています。

 

 

100名の奨学生たちが、それぞれの夢を実現し、それぞれの進む社会で平和的なリーダーとなるために、応援していきます!

 

レインボーチルドレンのキャラクターMOMOちゃん

 

新着情報一覧へ