旅の前半ハイライト：オクラホマ〜カンザス〜ミズーリ前半

旅も中間地点に差し掛かり、ここまでの道のりを少し振り返ってみたいと思います。

■オクラホマ州

出発初日から、まさかの雷雨。Oklahoma Cityの空港からホテルまで、通常なら3時間ほどで到着する距離を、雷と大雨の中、4時間以上かけて走りました。何度稲妻を見たことか。ホテルに着いた頃には停電まで起こっており、「忘れられない初日」となりました。

そんな過酷なスタートのあと、Chandlerで出会ったのが、ルート66の生き字引・Mariko Kusakabeさん。Chandlerでお土産屋さん兼ビジターセンターを経営されています。彼女のウェブサイト"Route 66 on My Mind"（https://rt66omm.com/）には、ルート66に関する膨大な情報が詰まっていて、歴史や背景を深く知ることができました。

オクラホマ州は、近年観光業に力を入れており、ルート66に関する観光施設も数多く整備されています。州内の見どころを紹介するトレーディングカードなども発売されています。

中でも心を打たれたのが「The Blue Whale」。

“毎日は美しくあるべきだ”という想いで、60歳のおじいさんが結婚記念日に奥さんと子どもたちのために手作りしたこの巨大なクジラの遊具は、その後地域の人々にも愛され、今も観光名所として多くの人に訪れられています。単なる造形物ではなく、人の温もりが詰まった場所でした。

■カンザス州

ルート66がカンザス州を通るのは、実はわずか21kmほど。でも、短いながらも見どころはたっぷり詰まっています。自転車旅ならではのペースで、一つ一つの町を丁寧に感じることができました。

中でも印象的だったのは、Galenaで見つけた“世界一格好いい手作りトイレ”。なんとここでは結婚式が2回も行われたとか…！こういうユニークな出会いが、旅の醍醐味です。

■ミズーリ州前半

携帯の電波が届かない田舎道、そして予想以上のアップダウンの連続。身体的にも精神的にも試される日々でしたが、それだけに見えてくる景色や達成感もひとしおです。

ようやくたどり着いたRollaの町に、少しほっとした気持ちになっています。

現在、旅のゴールに向けてクラウドファンディングも継続中です。支援成立まであと3分の1です。

この挑戦に少しでも共感していただけたら、ご支援という形で背中を押していただけると嬉しいです。

引き続き、安全第一で進んでいきます。応援よろしくお願いいたします！