クラウドファンディング第1弾へのご支援ありがとうございました
日頃より、琵琶湖博物館を応援いただきありがとうございます。
改めて、琵琶湖博物館クラウドファンディング第1弾にご支援いただきありがとうございました!遅ればせながら、プロジェクトの結果報告とその後の様子をお伝えさせていただきます。
皆様からいただいたご支援のおかげで、トンネル水槽のアクリル窓と「よみがえれ!日本の淡水魚」コーナーの6つ水槽のアクリルを交換することができました。
展示が再開したトンネル水槽には多くの来館者が訪れ、様々な角度から魚を見て楽しんでいただいています。また、多くの方がトンネル水槽で記念撮影をしてくださっており、来館した方々の思い出の場所となっています。

トンネル水槽
時期によって入っている魚にばらつきがあります。冬は魚たちの動きが少し鈍くなりますが、ワタカ・コイ・ナマズなどを観察することができます。

トンネル水槽では、魚のおなかを下から見ることができます。

いただいた支援で交換したアクリル窓
ここからベンテンナマズ(突然変異で体色が黄色変化したナマズの総称)が見えることが多いです。写真の真ん中の黄色い魚がベンテンナマズです。

トンネル水槽をすこし進んだところには、トンネル水槽の岩場を見ることができる窓もあります。トンネルからは見にくい魚も観察しやすくなっています。
続いて、「よみがえれ!日本の淡水魚」コーナーの水槽です。
こちらは展示している魚の生息環境を再現した水槽となっています。絶滅の危機に瀕した魚が本来はどのような場所に生息しているのか感じてもらえる展示となっています。

アユモドキ・ツチフキ・カゼトゲタナゴのいる水槽は、氾濫原を再現しています。「氾濫原」とは大雨や長雨によって河川からあふれた水でつかる場所です。梅雨や大雨の時期に水槽の水位を上げることで、氾濫原を再現しています。

ヨドゼゼラ・イタセンパラ・ニッポンバラタナゴのいる水槽は、平野部の農業水路を再現しています。ヨドゼゼラを新種記載したのは、当館の川瀬学芸員です!

アオバラヨシノボリのいる水槽
沖縄の河川の上流の様子を再現しています。水槽の真ん中に2本の太い木を配置しており、たまにこの木に登っているアオバラヨシノボリを見ることが出来ます。

ウシモツゴのいる水槽は中山間地域の河川を再現しています。このウシモツゴの学名を記載したのも、当館の川瀬学芸員です!

カゼトゲタナゴ・ヒナモロコのいる水槽は、平野の小さな水路を再現しています。

アカヒレタビラ・シナイモツゴ・ゼニタナゴのいる水槽は平野部の池の様子を再現しています。
(水槽に入っている魚の種類は2025年2月25日時点のものです)
・いただいたご支援の使途について
皆さまからご支援頂いた資金は、全額トンネル水槽のアクリル窓の交換と「よみがえれ日本の淡水魚」コーナーのアクリルの交換のために使用させて頂きました。
・第1弾のリターンについて
第1弾のリターンについては、ツアーの一部と、返礼品一部をのぞき、完了しております。もし、「ツアーの連絡が途中で来なくなった」や「返礼品を受け取れていない」という方がおられましたら、ご連絡ください。ご相談の上、対応させていただきます。
・今後について
現在は、第2弾のクラウドファンディングも終了し、第1弾と第2弾のリターンの対応を行っております。ツアーがまだの方、特別感謝状等が届いていない方、もうしばらくお待ちください。
新ビワコオオナマズ水槽と新コアユ水槽の公開は、来年度を予定しております。皆様に安全に楽しんでいただけるように現在工事を行っております。もうしばらくお待ちください。
先日2月12日に琵琶湖博物館は累計来館者1300万人を達成しました!そして、3月には年間来館者数が50万人を超える予想です。前回、年間来館者数が50万人を超えたのは平成12年度(2000年度)なので、24年ぶりとなります!今年度、非常にたくさんの方が来館してくださったのは、ともにクラウドファンディングを盛り上げてくださった皆様のおかげです。
来年度以降も多くの方に博物館を楽しんでいただけるように、様々な活動を行っていきます。
また、第1弾と第2弾、2つのクラウドファンディングを実施してきましたが、このクラウドファンディングは水槽破損事故を受けて、安全で、より魅力的な水族展示を皆さんと一緒に作り上げていこう緊急の措置として実施したもののため、今のところ第3弾の予定はありません。
今後もみなさまから応援がいただけるよう、博物館を盛り上げていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!




















