新ビワコオオナマズ水槽誕生にご支援を！｜琵琶湖博物館【第2弾】

チャネルキャットフィッシュは北アメリカ原産のナマズの仲間です。小さな頃は在来種のギギとよく似た姿をしていますが、育つと体長60cmに達し、大きな個体では1mを超えることもあります。小型の魚類やエビ類を大量に捕食するうえ、胸びれと背びれにある鋭いトゲで漁師さんが怪我をする危険もあり、2005年には特定外来生物種に指定されました。残念ながら琵琶湖でも2001年にチャネルキャットフィッシュが発見され、2008年以降は琵琶湖の下流側に位置する瀬田川で継続的に捕獲されるようになりました。現在はまだ琵琶湖での捕獲量はそれほど多くはありませんが、瀬田川と琵琶湖の間にある堰はチャネルキャットフィッシュの生息域拡大を物理的に留めるには不十分で、今最も危険視されている外来種と言っても過言ではありません。当館では水産試験場から譲り受けた大型の個体を展示しています。琵琶湖生態系の脅威となりうる本種の姿を是非ご覧ください。