若手による、新しい演劇企画を成功させたい！！

初めまして。演撃Style-T企画です。

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演撃Style-T企画は、

新たな演劇スタイルの追求、新たな「演撃」を創造する為に

沖縄を拠点に俳優、舞台脚本・演出家として活動する渡久地雅斗によって立ち上げられました。

 

 

渡久地雅斗は、1993年読谷村出身の現在29歳。趣味はアニメ鑑賞、声楽。

両親は「この子がやりたいこと、夢を応援する」という教育方針で雅斗幼児を大切に育てました。

大きくなった雅斗少年は、何にも興味を示すことがなく、日々をぼーっと過ごす無気力な男の子。やりたいことを応援するどころか、やりたいことがない…

危機を感じた父は、とにかく何かをさせなければと地元の「子どもミュージカル」に参加させます。雅斗少年は生まれて初めて「楽しかった」と言葉を発しました。小学2〜6年の間、地元の子どもミュージカルに参加。小学6年生の時に子どもミュージカルの演出を担当したオペラ歌手と出会い、運命が変わります。

 

（当時の雅斗少年が意欲的に取り組んでいた）サッカーボールを蹴ろうとして滑って、腕を骨折したにもかかわらず、どうしてもセリフの多い役を貰いたくてギプスのまま稽古に参加。

しかし、配役されたのはセリフが少ない役でした。

どうしてもセリフが多い役をやりたい雅斗少年は、演出家に直談判をします。

その演出家は、金髪オールバックにアロハシャツ、薄いグラサンにジャラジャラした金具をつけている怖いビジュアル…

雅斗少年含め、参加する小学生たちは彼に恐怖しましたが、雅斗少年は怯まず立ち向かいました。

 

雅斗「せ、せ、せせせせせせせ」

演出「どうした？」

雅斗「ぼぼぼぼぼく…ぼぼぼぼ」

演出「他の役やりたいのか？」

雅斗「あ、は…は、はい…」

演出「お前三線弾けるか？」

雅斗「ひ、ひひひひけ」

演出「弾けるのか、じゃあこの役に変更しよう」

雅斗「あ、」

 

見事、雅斗少年はセリフの多い役を勝ち取ったのでした。

 

生まれて初めて勇気を振り絞った雅斗少年の勢いは止まりません。

この舞台の終演後…単身（両親に送迎してもらって）、その演出家が経営しているミュージックスクールに乗り込みます。

 

演出「お、久しぶり！なにどうした？ピアノやりたいのか？歌やりたいのか？」

雅斗「え、え、えん」

演出「演劇？！ここミュージックスクールだよ！！！」

雅斗「あ、」

 

 

このあと何も話さずに3時間居座り続けた結果、演劇コースを開設してもらいました。

しかし、残念ながら雅斗少年には「才能」がありませんでした。文字通りコミュニケーションはままならず、声も小さく、吃り、物覚えも悪く、物分かりも悪い…。

頭を抱えた演出家は

 

演出「お前、演劇、絶対に向いてないけど、それでもやる？」

雅斗「…」

演出「…そうか、じゃあ」

雅斗「や、や、やりたいです。」

演出「！！（…初めてちゃんと喋った！）…わかった。焦らずゆっくりやっていこう。」

 

演出家は雅斗少年に、時には厳しく、時には…厳しく、コツコツ、コツコツと教えてくれました。そして雅斗少年の両親も、向き不向きに関わらず、雅斗少年のやりたいことを応援し続けました。雅斗少年の諦めない心、基本臆病者なのにたまに絞り出す勇気…そして何よりも、家族や恩師の支えが、彼に夢を追わせました。

 

中学からの現代版組踊シリーズの出演から始まり、大学時代には、宮本亞門演出・仲宗根梨乃振付の舞台『TEE!TEE!TEE!』で主演に抜擢。その翌年には、わらび座ミュージカルの全国ツアーへの参加。最近では映画監督との出会いがあり、桐谷健太主演映画『ミラクルシティコザ』ではメインキャストを演じました。

現在は、舞台や映像の出演をしながらも、演撃戦隊ジャスプレッソを立ち上げ、脚本演出を担当。沖縄県内外で精力的に作品作りに励んでいます。

 

 

渡久地の夢は、「全く新しい最高の舞台を作ること」

まだまだ夢の途中です。

 

 

 

 

 

演劇の上演を行うには、多くの費用が掛かります。

会場を借りる費用だけでなく、稽古をする施設の借用料や衣装・道具の準備など、公演の準備期間にも多くの費用が発生します。作品の世界観を創り出す、照明や音響などの演出効果にも費用が掛かります。

しかし、駆け出しの我々若手演劇人には金銭的な余裕がまだまだありません。

金銭的な余裕がないことで、演出のレベルを落とさざるを得ないことも少なくありません。

 

そこで今回は皆様のお力をお借りして、我々の力を十分に発揮できる公演の実現を目指したいと考えております。

皆様からのご支援をお待ちしております！

 

 

自身のスタイル確立、そして若手同士の交流の場を

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当ユニットの設立は、全国小劇場ネットワークの「シアター・ホームステイプログラム」がきっかけとなりました。

「シアター・ホームステイプログラム」は、全国小劇場ネットワークに加盟している劇場がアーティスト等を選定。そして、ホストになる他地域の劇場に滞在することで現地のアーティスト等の方々と交流を深め、今後の活動に活かそうという企画です。

渡久地は、アトリエ銘苅ベース（沖縄県）の派遣で、京都府にある「アートコミュニティースペースKAIKA」へ滞在し、現地の方々にお世話になりました。

京都では現地の演劇人との交流、そして舞台鑑賞をするなかで「自由」な演劇の姿を目の当たりにしました。

 

元々、シアター・ホームステイプログラムで得たことを取り入れて作品の創作・上演を行う予定ではいましたが、

渡久地雅斗独自の、新しいスタイルを見つけたい！！という思いが強まり、

新たな演劇スタイルの追求、新たな「演撃」を創造する「演撃Style-T企画」の設立に至りました。

 

 

しかし、自身の演劇スタイルを確立できたとしても、それだけでは将来の沖縄演劇界を盛り上げることは難しいと考えます。現在、県内外で活動をしている若手演劇人との繋がりも大切にし、みんなで一緒に盛り上げていく必要があると思っています。

 

そこで、当ユニット主催公演では若手演劇人、そして現在の演劇界を牽引して下さる先輩方、演劇とは違う分野で活動をしている方など、多くの方とのコラボ企画を実施して交流を深め、お互いに色んなことを学べる機会になるよう努めます。

 

 

 

 

 

第1回主催公演の実施に向けて

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新たな若手演劇人との出会いを求め、今回の企画チームは

オーディションにより選ばれたメンバーで構成することになりました。

オーディションには県内外から多くの応募があり、初対面の方も多く参加して下さいました。

 

このオーディションで選ばれた出演者、スタッフ等 総勢17名での協働作業により、第1回公演の上演に向け、準備を進めて参ります。

 

以下、今回の公演の詳細です。

 

 

公演詳細

 

「それを見てはならない…」

全宇宙の過去、現在、未来が収録されているといわれるアカシックレコード。それを閲覧してしまったとある男の次元冒険譚。

 

演撃Style-T企画　第1回公演

『ブラックスキル』

 

脚本・演出　渡久地雅斗

 

日時

2022年

12月24日(土)　13:00／17:00開演

12月25日(日)　13:00／17:00開演

（計4回公演）

 

会場

アトリエ銘苅ベース

（沖縄県那覇市字銘苅203番地）

 

料金

一律　2,500円(税込)

 

チケット予約・購入

▶▶コチラ（カンフェティ）

 

チケット予約・購入方法

▶▶コチラ

 

出演

渡嘉敷直貴（劇団O.Z.E）

比嘉亜希子

山内和将（演撃戦隊ジャスプレッソ）

大嶺佳奈（劇団ビーチロック）

富山結美

垣花拓俊

照屋優人

 

STAFF

舞台監督・照明　　福島一嘉

音響ｵﾍﾟﾚｰﾀｰ　　　  崎間由樹（TEAM いるかんと。）

稽古協力　　　　　上地広季／金城萌仁香／みりみりか

チラシデザイン　　ADDCRESC.

制作　　　　　　　照屋愛・保良祐衣子

制作補助　　　　　仲泊伽帆（劇団ビーチロック）

　　　　　　　　　仲間千尋（演撃戦隊ジャスプレッソ）

 

 

 

※感染症拡大防止のため、急遽公演を延期にする可能性があります。

目標を達成したにも関わらず延期が決まった場合は、支援金は延期になった公演で使用させて頂きます。

 

 

 

これからの活動

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演劇スタイルを追求し続けるために、そして、

演劇人やアーティストとの交流の機会を設けるためにも、年1～2回を目標に企画公演を実施したいと考えています。

今回のような若手同士の企画だけでなく、現在演劇界を牽引して下さっている先輩方、別の分野で活動する方との企画にも今後挑戦し、協働作業の中で多くのことを学ばせて頂ければ…と思っています。

 

当ユニットでの企画が、個人のパワーアップだけでなく、

次世代の沖縄演劇界の発展に繋がるよう努めます。

 

 

ご支援、ご声援の程、よろしくお願い致します。

 

 

 

 

写真：大城陽次郎