プロジェクト概要

台湾の視覚障害者の皆さんに、伴奏者のサポートを受けながら滑るブラインドスキーでスキーを経験してもらい、日本のブラインドスキーヤーとの交流を!

 

こんにちは。西正次と申します。私は先天性の視覚障害(弱視)を持っております。小学校に入学した際、盲学校への編入を勧められたこともありました。ですが、両親が断り、一般の学校で、様々なスポーツにチャレンジしてきました。

 

スキーを始めたのは、22歳のころでした。初めてゲレンデに立った時「あっ」と驚きました。真っ白な雪の上だと障害物がよく見え、急に眼がよく見えるように感じたからです。そんな事もあり、私はスキーに夢中になっていました。

 

ところが、10年ほどが過ぎた頃、視力低下が進むことにより、スキーを続けることを断念せざるを得なくなりました。

 

視力低下が進む度に、一つ、又一つと、いろんなものを失います。寂しいこともありますが、自分の宿命で、慣れています。

 

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視力のため諦めなければいけないことも多いですが、スポーツが好きで様々な種目にチャレンジしてきました。

 

 

ブラインドスキーとは? 

 

視覚障害者(=ブラインドスキーヤー)と、サポーター(=伴走者)が一緒になって滑ります。

 

視覚障害者と言っても、全盲から弱視までそれぞれ個人差があり、状態によってサポートが必要な範囲も異なります。

 

私たちがスキーを楽しむためには、サポーターから個々の障害の状態に応じて、必要な安全確保のための情報を与えてもらったり、時には手を差し伸べて誘導してもらう必要があります。

 

サポーターは、ブラインドの前後を滑りながら、絶えず変化する斜面の状況や周囲のスキーヤーの動きを読み取って、ターンのタイミングやスピードのコントロール、進行方向などの情報を声で伝え続けます。

 

その声のサポートを受けて、私たちブラインドスキーヤーは安心して自由にスキーを楽しむことができますし、サポーター側もブラインドスキーヤーとお互いの意思を通い合わせながら滑るのは、1人でのフリースキーとは一味違った楽しさがあると言います。

 

レベルに合わせて安全に滑れるようサポーターが誘導していきます

 

私が、ブラインドスキーと出会ったのは5年前になります。パソコンを見ていたら「ブラインドスキー」と言う音声が聞こえました。私はもしやと言う気持ちで、夢中になって、そのホームページをくらいつくように聞きました。

 

そして、初めてブラインドスキーを体験した時、それはそれは嬉しかったです。一度あきらめた物を取り戻したような感じでした。本当にサポーターの皆さんには感謝しています。

 

現在、ブラインドスキーは、日常では体感できない爽快感を得ることのできる、私にとってかけがえのないスポーツです。今では仲間もでき、活動にも加わっています。

 

見えないからといって、ゲレンデを滑ることを諦める必要はありませんでした

 

 

雪があまり降らない台湾の視覚障害者のみなさんから、ぜひスキーをしてみたいとのお声をいただきました。

 

一昨年の秋、台湾の視覚障害者団体に招かれて、タンデムバイクで台湾を縦断するイベントに参加させていただく機会があり、挑戦したいと参加しました。

※タンデムバイク:2人でこぐ自転車、前にパイロットと呼ばれる晴眼者が乗ってハンドル操作をし、後席に視覚障害者が乗ります

 

その場でブラインドスキーの話をしたところ、あまり雪が降ることのない台湾の多くの視覚障害者の方から、ぜひやってみたいとの希望が寄せられました。

 

以前から私のスキーをサポートしていただいているKABS(Kansai association for blind skiers) 代表の藤本さんに相談したところ、スキー体験のサポートを快く引き受けてくださいました。

 

そして、今年の2月、私の所属する大阪市の福祉団体の予算を使って、日本のブラインドスキー仲間との交流ツアーを企画したのです。

 

ところが、直前になって諸般の事情からその予算が使えないことになり、交流ツアーが中止に。何とか、藤本さんの協力を得て、自費で数人の台湾の皆さんを招いてのスキー体験会を開催しました。

 

交流ツアー中の1枚

 

1日半の講習で、全員が止まる、曲がるといった基本的なスキルを習得できたことに、スキーはおろか雪にさえ触れたことのなかった台湾の皆さんからは、こちらが恐縮するくらいの感謝をいただくことができました。

 

台湾に帰ったら、日本のサポーターの献身的な指導について自信を持って話しをすることができると、日本語で何度も「ありがとう」と言っておられたのが印象に残っております。

 

その時、来シーズンこそは、台湾の皆さんと日本のブラインドスキーヤーとの国際交流の機会を実現したい!と、強く思い今回のプロジェクトへとつながったのです。

 

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皆夢中になってスキーを楽しみました!

 

 

皆様から頂いたご支援で、送迎バスをチャーターし、ボランティアにてスキーのサポートや指導をしていただくサポーターの経費をまかないます。

 

今回のプロジェクトでは、皆様からご支援をいただいて、2019年1月18日~20日の間、岐阜県飛騨のスキー場で、私たちの国際交流に必要なブラインドスキーのサポーターを集め、日本-台湾のブラインドスキー交流を開催します。

 

日本からは、ブラインドとサポーター10名ずつ、台湾からは7名ずつとリーダー1名、合計35名を予定しております。また、必要に応じて現地の飛騨でサポートメンバーを集める予定です。

 

サポーターについては、スキー技術レベルは高いに越したことはありませんが、一般のスキー指導員ほどの技術を求められるわけではありません。ブラインドの技術レベルに応じて、サポーターを選任してペアで自由滑走をしていただきます。

 

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台湾から15名が参加する予定です

 

台湾からのブラインドの皆さんは、1名に対し同行援助者が1名付き添って来られますが、日本までの旅費やスキー場での滞在費はご自身で負担していただきます。

 

また、日本のブラインドスキーヤーも、スキー場滞在費やスキーにかかる実費は自身で負担します。しかしながら、私たちがスキーを楽しむためには、1人のブラインドに対して最低1人のサポーターが必要です。

 

台湾で、日本に行ってスキーが体験できるかもしれないとの話が伝わった際には、30人もの視覚障害者からの参加希望があったようです。皆様のお力をお貸しいただけないでしょうか?

 

【資金使途】

皆様から頂いたご支援は以下の通り、使用させていただきます。

バスチャーター費(税込・高速代往復分含):340,680円
ドライバー宿泊費(2名分):28,000円
サポーター宿泊費(10名分):144,000円
サポーターリフト代(10名分):67,000円
拡声器5台:75,000円
資料作成費: 2,500円
サポーター保険料(10名分): 4,000円
その他経費(手数料含):188,820円

 

 

日本のブラインドスキーヤーと交流することで、台湾のブラインドの皆さんに、可能性を諦めずに、もっとスキーの楽しさを知ってもらいたい。

 

皆さんは「いちご」と聞いて、何を連想しますか?イチゴ農園とか、イチゴ狩りと
か、苗の先から赤いイチゴが垂れ下がる映像とかを思い出したりはしないでしょうか?それは実際に行った事が無くても、テレビや雑誌や写真等で見ただけで、かなりの情報を得る事が出来るからだと思います。

 

生まれた時から目が見えない先天盲の方にとってはスーパーのパックに入った、イチゴを思い出すぐらいでしょうか。いくら上手な言葉で、文章で説明を聞いても、本物には程遠いです。

 

そのような背景の中、実際に経験できるこの教室を思い付いたのです。私たちは、視覚障害というハンディキャップを持ってはいますが、自然と触れ合ったりスポーツを楽しみたいという思いは健常者と何ら変わりません。


台湾に住む、南国育ちの彼らにとっては、スキーどころか冬もなければ、雪に触れた事すらありません。台湾の視覚障害者の皆さんにも、ぜひスキーのスピード感や爽快感を味わっていただきたいと思いました。

 

雪がほとんど降らない台湾のみなさんに、スキーを楽しんでいただきたい


また、スキーをやっていた者が、何らかの原因により視力を無くし、スキーを断念する事を余儀なくされた人はたくさんいます。そんな人にとっては、失ったとあきらめていた物を少しだけでも取り戻したと思えるのが「ブラインドスキー」なのです。


訳あって、視力を無くした者たちがスキーを通して集い、国を超え文化交流を行いながら、親睦を深めて行く事はとても大切な事です。


去年初めて行った際には、台湾も日本も、ブラインドもサポーターも、皆が一つになって、お互いをかばい合いながら、夢中に滑った事が忘れられません。この活動を、今後もできる限り長く継続していきたいと考えております。

 

皆様、どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします!

 

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皆様のサポートお待ちしています!
 

 

ご支援いただいた方には、ツアー参加の権利を提供します。

 

今回、30,000円以上のご支援をいただいた方には、ツアー参加の権利をご提供させていただきます。もちろん、参加いただくからにはブラインドのサポーターとしての体験もしていただくわけですが、スキー技術のレベルは問いません。

 

ご自身のレベルなりのサポート方法がありますし、まったくスキーができない方でも、リフトに乗れない初心者講習のサポートは可能です。ブラインドのサポートについては、現地で、KABSより、簡単な講習会も開催されます。


注1:必ずツアーに参加しなければならないわけではありません。
注2:送迎バスは、大阪市内から出発し、岐阜県飛騨市のスキー場までの往復送迎となります。出発地である大阪市内までの交通費は別途必要です。

 

また、ご支援いただいた方全員に、現地での参加者からのお礼のビデオメッセージをDVDにてお送りさせていただきます。

 

 

免責事項

荒天にてスキー場が閉鎖された場合は、可能な範囲での雪遊び、スノートレッキング、温泉などで交流いたいます。

 


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