せっかくつくった中学数学辞典を断裁処理にはしたくない!
プロジェクト「せっかくつくった中学数学辞典を断裁処理(紙ゴミ)にはしたくない!」は、2023年6月にクラウドファンディングを開始したものの、当方にとってはじめてのクラウドファンディングで要領を得ず9月に一度は不成立に終わりました。その後、支援をいただいた方のアドバイスなども参考にしながら、同じ内容で、より支援を受けやすい内容、また、クラウドファンディングが成立する現実的な目標数値を再考し、再挑戦し、2023年11月上旬にクラウドファンディングが成立、ネクストゴール(延長)を経て、11月末に、のべ31名の方から総額122,980円のご支援をいただきクラウドファンディングを終了いたしました。
ご支援いただいた内容は
購入分(29口) 41冊
寄付分(15口) 65冊
ご支援のタイプ
購入型 16
寄付型 2
購入+寄付型 13
寄贈した学校は
56校
※寄贈受け入れの学校様のリクエストで複数冊発送した学校があります。
寄贈先の都道府県は
北海道2 青森7 山形1 新潟1 東京6 神奈川1 兵庫1 岡山1 山口9 香川1 高知1 鹿児島10 沖縄15
購入分に関しましてはクラウドファンディング成立時から順次発送し完了しました。
寄贈分に関してもクラウドファンディング成立から順次発送を開始しましたが、こちらは思った以上に難航しました。
中学校に中学生向けの数学辞典の寄贈となれば諸手を挙げて受け入れてもらえると思っていました。クラウドファンディング成立時点では31校分の寄付があり、第1便として35校に受け入れを打診する郵便を発送しましたが、寄贈受け入れ校は13校(37%)に過ぎず、寄贈拒否が3校(9%)、生徒がおらず休校状態が2校(6%)、そして、無回答が17校(49%)にもなりました。これはたまたまこの回の打診の回答率が悪かっただけかと思いましたが、受け入れ打診の郵送作業は最終的に第8便まで及び、寄贈受け入れは29.9%で、約70%の学校からは返信すらいただけなかったのが現状です。これはあくまで受け入れを打診する郵便物を送った約2週間後にFAXまたはメールで再打診しての数値です。郵便の打診だけだと20%を割るような受け入れ率でした。
「寄贈受け入れは面倒」と明言する学校もありました。学校から「教育委員会に訊いてくれ」と言われたので教育委員会に訊ねると「各学校に訊いてください」と言われる始末。ある学校から「寄贈に関しては大変興味があるが、寄贈を装った紛らわしい商法(寄贈というので受け入れたら後日請求書が届くような事例)があり、寄贈実績を開示してほしい」という連絡もありました(そのため寄贈先の学校リストはご支援いただいた方には、ご支援分の寄贈先の学校名を発送時にお伝えしていますが、寄贈先「全リスト」につきましては悪意の「なりすまし」に利用され、寄贈先の学校に迷惑をかけないために、ご支援いただいた方の要望がない限り原則非公開とさせていただきたく存じます)。教育委員会経由で受け入れていただいた地域もありますが、見本提出・審査・寄贈書類の提出と、寄贈分に関しては、想定していた何倍もの時間と労力と気力が必要でした。
ただ、初めてのクラウドファンディングを終えてみて、700余冊の在庫をすべてを1回のクラウドファンディングで断裁処理から救うことはできませんでしたが、今回のプロジェクトで100余冊が、購入・寄贈によって新たな読者の手に渡り、断裁処理から救われたことは貴重な一歩だと感じています。
今回のクラウドファンディングにご支援いただいた方々に、ここで改めてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
今後、同内容のクラウドファンディングを繰り返し、『中学数学用語と公式スーパーサポート』を断裁処理から徐々に救っていくことができればと考えております。ふたたびクラウドファンディングを立ち上げました際には、情報の拡散にお力添えをいただきたく存じます。
何分、初めてのクラウドファンディングで要領を得ず、「終了報告」が遅くなりましたこと、ご寛恕お願い申し上げます。