古民家を活用した防災拠点となるこどもたちの居場所を作りたい！

 

 

一般社団法人ココロエデュケーションラボ代表理事の森谷です。

 

 

私たちは2017年にプログラミングやロボットなどの「テクノロジー教育」と歌やお芝居などの「表現教育」の2軸にて、体験を提供する団体としてスタートしました。

当初はスクール事業をメインに活動を開始したのですが、様々な環境にある子どもたちと出会うこともあり、教育の提供だけでなく、体験格差をなくすような取り組みにも着目し、様々な子どもたちとの接点を持ちたいという想いから【こども食堂】などでの無償での体験支援を開始しました。

 

 

当団体以外にも、個人としては「全ての子どもたちにプログラミングを」をテーマに活動する一般社団法人プログラミングクラブネットワークの理事、全国のこども食堂を支援するNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえのメンバーとしても活動しております。

 

現在も、活動拠点となる葛飾区を中心に、防災を意識した地域での多世代交流づくりを行うこども食堂として【多世代交流みんな食堂えまいまキッチン】、子どもたちの学校以外の居場所として【えまいまキッズカフェ】【えまいまキッズカフェ＠オンライン】など、地域活動へも積極的に取り組んでおります。

 

最近では、地域のイベントに駄菓子屋として出店し、子どもたちに運営を任せる【駄菓子屋店員さん体験】なども実施し、たくさんの子どもたちに地域に参加するキッカケ作りも行っています。

 

 

活動期間も長くなり、初期にプログラミング体験に参加していた小学生だった子たちは高校生になり、最近ではサイバーセキュリティを競う全国大会で3位になったり、ミュージカル参加した子どもたちはプロのアーティストになるなど、たくさんの成長を見守ることが出来ています。

 

前回実施したクラウドファンディングでは、「コロナ禍で感動不足の子ども達にミュージカルDVDを届けたい！」というテーマにて、最小限の観客動員しか出来ない中で、目標金額 1,500,000円という設定を大きく上回る2,189,000円を175名の方たちからご支援いただきました。

 

このご支援を活用し、全国103箇所のこども食堂に4500枚のDVDとして、子どもたちにお届けすることが出来ました。

 

本当に皆さんのご支援による応援の力を感じる体験となりました。

 

 

 

 

2017年から地域の他団体と連携して「子どもたちの居場所」を作る活動を開始し、2020年のコロナ禍の中で「こども食堂」としての活動もスタートしました。

 

地域の行政、社協、民生委員さん、企業の方々のご支援、そしてボランティアメンバーの頑張りもあり、なんとか4年目を迎えております。

 

 

当初はコロナ禍という事もあり、テイクアウトがメインだったのですが、今では毎月100食の食事を皆さんと一緒に食べる活動として継続して実施しております。

 

 

そんな活動を継続する中、今回は昭和期に建てられた古民家を「地域の子どもたちの為に活用して欲しい」という想いを頂く方をご紹介頂くという御縁があり、子どもたちの居場所であり、地域の方々が集える交流拠点を作る決意をしました。

 

 

普段は子どもたちの居場所として活用し、同時に地域の他団体も活用できるフードバンク機能を持たせ、災害時には地域の方々の防災拠点となるような場所にしたいなと思っております。

 

これは令和6年度に起こった能登半島地震の影響もあります。

 

何かあった時に焦るのではなく、平時から繋がりを作っていく。一団体では解決しない課題も地域のステークホルダー同士の連携で解決していく、何かあった時にはみんなで助け合う。そんな地域を作っていきたいと思っております。

 

 

 

今回、御縁を頂いた古民家を最大限に活用すべく、普段は子どもたちの居場所として活用しつつ、地域のこども食堂さんと共同で利用する食料庫として利用したりしながら、有事の際には防災拠点となる「フェーズフリー」を意識した場所にしたいなと思っています。

 

防災の備蓄品を用意したり、防災グッズを普段から体験できるようにしたり、何かあった時に助け合える「顔の見える関係」が出来る地域の交流拠点にしていきたいと思っています。

 

具体的には、毎週1回の子どもたちの居場所づくりと月1回のこども食堂の活動を行います。ゆくゆくは、常設の駄菓子屋としても活用することを検討しています。

 

また、地域の団体さんにこの古民家を活用していただき、コミュニティカフェや認知症カフェなどの活動も検討しています。

 

それに加えて、葛飾区内に10箇所以上ある他のこども食堂さんとも連携し、食材を保管する備蓄庫としての活用を考えています。既に大型の冷凍庫、冷蔵庫をご寄付いただける企業さんも見つかりました！

 

場所は知っている方も多いかと思いますが、映画「男はつらいよ」の舞台としても有名な「葛飾区柴又」のエリアになります。帝釈天の参道にもほど近い京成柴又駅から徒歩10分程度と利便性もよく、地域の方々はもちろん、区内からのアクセスも良いので、多くの方の参加が期待できる場所となります。

 

 

これまで、こども食堂や子どもたちの居場所作りには、食材を含めて、多くのご寄付を頂いて運営をしてきました。

 

今回の古民家の運営についても、初期費用さえ賄えれば、継続的に利用できる拠点として、長く運営をしていけると思っております。

 

まずはこうした取り組みを地域の皆さんと一緒に作り上げたい、こうした取り組みを多くの方に知って頂きたいという想いを込めて、クラウドファンディングという形を取りました。

 

是非、皆さんからのご支援で子どもたちの笑顔を作れたら嬉しいです。

 

 

 

2015年頃から地域活動を開始し、2016年には熊本地震で熊本に移住していた友人をサポートした経験から、災害時に助け合えるのは、地域の顔の見える関係だなと痛感し、日頃から地域で交流が出来る活動として、「こども食堂」の活動を継続してきました。

 

2024年は元旦に令和6年能登半島地震もあり、南海トラフ巨大地震の危機も懸念される中、改めて防災について地域の方々と連携して行かねばと思っていた矢先に今回の古民家のオーナーさんから、地域の子どもたちの為に家を使って欲しいという想いを託していただきました。

 

葛飾区でも珍しい常設の拠点として、地域交流拠点として、子どもたちのために、地域の方々のために、地域のこども食堂運営者のためになるような場所として運営し、ゆくゆくはこうした拠点がどこの地域にも存在すると良いなと思ってもらえるモデルケースにもしていきたいと思っております。

 

是非、皆さまのご支援でこのプロジェクトを成功させたいと思っております。

 

ご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。

 

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