戦後68年。今しか聞けない戦争体験者のメッセージ記録

戦後68年。今しか聞けない戦争体験者のメッセージ記録

支援総額

294,000

目標金額 250,000円

支援者
25人
募集終了日
2014年1月13日

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プロジェクト本文

「戦争」という惨劇を二度と繰り返さないため、戦争体験者のメッセージを記録したい。

 

はじめまして、私はNPO法人ブリッジ・フォー・ピース 畑江奈つ希と申します。ブリッジ・フォー・ピース(BFP)は、フィリピンの戦争犠牲者と元日本兵の方々の体験を聞き取り、ビデオメッセージによって両者を結ぶ活動から始まった団体です。一人でも多くの戦争体験者の方を取材し、生身の声に触れ、記録していきたいと考えています。

 

しかし、取材活動を拡大するための資金が足りません。どうか皆さま、戦争体験者のメッセージを残すため、ご支援をいただけないでしょうか。

 

(戦争経験者に取材する様子)

 

戦争体験者の証言をビデオに記録し、そのリアルな声を多くの人々に触れてもらう活動を続けています。

 

今年で戦後68年。当時を経験されている方々の多くは80代、90代となられています。その方々がいなくなってしまったら、語り継いでいくことができるのは、彼らから直接話を聴くことのできる最後の世代である私たちです。

 

そこで、私たちNPO法人ブリッジ・フォー・ピースは、戦争体験者の証言をビデオに記録し、そのリアルな声を多くの人々に触れてもらう活動を続けています。しかし、残された時間は限られています。多くの証言を記録しておくためには今、取材活動を拡大する必要があります。

 

しかし、資金が足りません。共感してくださる方の力をお借りして、より多くの取材を重ね、また、活動の中心となっている関東圏及び東海地域に限らず、更に広い範囲で取材活動を展開できればと考えています。

 

ブリッジ・フォー・ピースを始めた経緯

 

ブリッジ・フォー・ピース代表 神直子は、大学時代にフィリピンへ行き、「日本人なんか見たくなかった」と戦争未亡人となってしまった高齢の女性に泣いて訴えられたことがあります。その一方、帰国した日本で戦時中に自分がしてしまったことへの自責の念に、年老いてなお苦しみながら亡くなった元日本兵がいたと偶然お寺のご住職から聞きました。

 

(フィリピンで戦争未亡人の女性と会った代表神直子)

 

「歴史の上での被害者と加害者」という事ではなく、いまだ「戦争で負った心の傷が癒えない人々がフィリピンにも日本にも沢山いる」ことを知った時、元日本兵の想いをフィリピンへ届けたいと思い、2004年、ブリッジ・フォー・ピースを設立、活動が始まりました。

 

学校教育の中では教わらない「戦争」

 

私自身がこの活動に加わったきっかけは4年前の大学での出来事です。

 

当時大学1年生だった私は、大学の授業でブリッジ・フォー・ピースに出会い、そこで上映された元日本兵の証言がまとめられた映像を観ました。当時の元日本兵の状況、そしてフィリピンで何が起こったのかということを初めて知り、大きな衝撃を受けたと同時に、それまでの自分の無知さに悔しさ、恥ずかしさを覚えました。

 

「過去に何があったのか、本当のことを知りたい」。その思いから、元日本兵の方を中心に戦争体験者の取材をはじめました。

 

(本当のことを知りたい、取材を始めました。)

 

戦後68年。

今もなお残る戦争の傷跡と、戦争体験者の減少

 

これまで触れてきた様々な証言の中で、ずっと私の心にあり続けているある言葉があります。それは私が初めて取材をさせていただいた元日本兵の「(当時の)話をして、楽になりきることはない」という言葉です。戦争が当時を生き抜いた人々の中に今もあり続けていること、『戦争は終わっていない』ということを実感した一言でした。

 

「人を殺してきた、だからこれからは命を懸けて守っていかなくてはならない。話をすることで、平和が作れれば」と言っていた元日本兵。私たち戦争を体験していない世代は、実体験としての「戦争」を知らないために、その悲しみ、恐ろしさを想像することは簡単ではないのだと思います。しかし、実際に当時の話をきき、追体験を持つことで、戦争を自分事として考えるきっかけをもつことができると考えています。

 

二度と同じ惨劇を繰り返さないために。

一人でも多くの戦争体験者の方を取材し、生身の声に触れ、記録していきたいと考えています。

 

アジア太平洋戦争の犠牲者は日本では約300万人以上、世界では3000万人以上だと言われています。漠然と「恐ろしい」というイメージはあるものの、その数はあまりに大きく、特に私たち戦後世代にとってその悲劇をリアルに感じることは簡単ではありません。しかし、戦争というのは、私たち市民が駆り出され実践していくものです。召集されれば家族と離れ、戦地へ赴き、過酷な訓練に耐え、人を殺す・・・。68年前は、そんなことが「当たり前」でした。

 

(学校でワークショップを行う様子)


そのようなことが二度と起こらないよう、過去の戦争を忘れないことが大切だと信じています。だからこそ私たちブリッジ・フォー・ピースは、一人でも多くの戦争体験者の方を取材し、生身の声に触れ、それらを記録しています。取材をさせていただいた元日本兵、戦争体験者の方は、全国で約150名にのぼり、その証言ビデオの上映を行うワークショップも215回開催、11384名の方々を対象に実施しました(2013年4月現在)。


戦争を生き抜いた世代が、自らの体験を証言として残しておけるように、そして、今を生きる若い世代やこれから生まれる未来の世代が、戦争の悲惨さ、無残さをリアルに感じ、これからの社会の形を考えるきっかけを持てるように、私たちブリッジ・フォー・ピースはこれからも活動を続けます。しかし、取材は先延ばしできない課題です。ご賛同いただける全ての方に、心からご協力をお願いしたいと考えています。

 

引換券について

 

10,000円以上のご支援をくださった皆さまには、ブリッジ・フォー・ピース製作の冊子及び、これまで撮りためた元日本兵及びフィリピン被害者の声をまとめたDVDをお届けします。 
もちろん、金額に関わらず応援してくださった皆さま全員に、きちんとした活動のご報告を徹底させて頂くと同時に、年度報告書に支援者としてクレジット明記をさせて頂きたいと思っております。

 

また、引換券によっては、実際のワークショップ授業もぜひご参加頂けたらと思っています。
ワークショップ詳細
日時:2014年2月以降、高校・大学等で行うワークショップ授業日
場所:依頼のあった高校・大学等の教室
内容:高校は50分、大学は90分の授業時間を頂いています。
   映像をみた学生さん達の反応から映像の力を感じて頂けると思います。

NPO法人ブリッジ・フォー・ピース 公式サイト(  http://bridgeforpeace.jp )

 

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プロフィール

NPO法人ブリッジ・フォー・ピース 広報部・取材チームマネージャー。1991年生まれ。2009年(当時大学1年)元日本兵の証言に初めて触れ、

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リターン

3,000


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御礼メールの送付・年度報告書の送付
報告書に支援者としてクレジット明記
ツキイチBFPの1回参加

支援者
8人
在庫数
制限なし

10,000


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御礼メールの送付・年度報告書の送付
報告書に支援者としてクレジット明記
『戦争の作られ方』BFP製作冊子送付
ワークショップ授業への参加
ポストカード(非売品)3枚送付
戦争体験者のメッセージ記録DVD送付

支援者
16人
在庫数
8

50,000


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御礼メールの送付・年度報告書の送付
報告書に支援者としてクレジット明記
『戦争の作られ方』BFP製作冊子送付
ワークショップ授業への参加
戦争体験者のメッセージ記録DVD送付
BFPツアー(フィリピン、韓国、中国等)のお土産贈呈

支援者
0人
在庫数
2

100,000


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御礼メールの送付・年度報告書の送付
報告書に支援者としてクレジット明記
『戦争の作られ方』BFP製作冊子送付
ワークショップ授業への参加
戦争体験者のメッセージ記録DVD送付
BFPツアー(フィリピン、韓国、中国等)のお土産贈呈
BFP発行の冊子(非売品)贈呈

支援者
1人
在庫数
制限なし

プロフィール

NPO法人ブリッジ・フォー・ピース 広報部・取材チームマネージャー。1991年生まれ。2009年(当時大学1年)元日本兵の証言に初めて触れ、

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