映像制作7年間の集大成として、土佐文旦の魅力を映画で伝える！

 

 

主産地の9割を高知県が占める、高知自慢の柑橘です。出荷の最盛期は1月下旬頃〜4月頃までです。

 

土佐文旦の魅力は、その旨味（水分）が、一粒一粒の中に、ちゃんとおさまっているということです。その一粒一粒の集合体が、しっかりしたひとつの実になっています。

 

 

プリッとしたこの実をお皿や皮に盛りつけることによって、贈った人に驚きや感動を与えたりすることもできます。

 

味だけではなく、見た目も楽しい柑橘です。

 

 

 

 

みなさま、こんにちは。文旦をむくのが楽しくなる、お料理に使ってみたくなる本「文旦好きがこうじて」の著者、松田雅子と申します。

 

自他共に認める土佐文旦好きで、7年前から高知県で「思い出がかり」という映像制作や冊子＆本作りを主体とするデザイン事務所を運営するかたわら、日々、土佐文旦のPR活動や剥き方講座の開催など、土佐文旦ムキムキライフを楽しんでおります。

 

 

今回、思い出がかりで映像制作を始めて7年目、活動に関わってくれる仲間が増えたこともあり、今回、高知の特産品である土佐文旦を題材としたドキュメンタリー映画を制作し、その素晴らしさをさらに広めていきたいと考えました。

 

製作した映画を2020年3月8日に、高知市のギャラリーファウストで上映する予定です。映像作品ならではの影響力で、本では伝えきれなかった土佐文旦の魅力をもっともっと発信できればと思います。

 

 

魅力たっぷりの土佐文旦ですが、それでもまだまだ知名度は高いとは言えず、農家の後継者不足など、課題があるのも現状です。クラウドファンディングでは、土佐文旦ファンの皆さまと、その魅力を広めていくため、映画の製作費用など88万円を募らせていただきます。

 

私は今回のドキュメンタリー映画を通じて、より多くの人々に土佐文旦のことを知ってもらい、土佐文旦の未来を考えていただくきっかけになればと考えています。ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

■1つ1つ手作業で大切に育て収穫を。

土佐文旦がこれほど美味しくなったのは、ひとえに先人の知恵と実行力よにるものです。単に木に実ったものを収穫するだけではない手間をかけて育てています。

5月、土佐文旦の花が咲き始めると、小夏の花蕾から花粉を採り出し、一つひとつに受粉していくという気が遠くなるような作業を繰り返します。

その他、剪定作業や収穫作業などがあり、12月から1月に収穫しますが、樹に成らせたままだと冬期の低温により、果皮障害や凍害で傷んでしまい売り物にはならないため、少し早めに収穫して、貯蔵・追熟させなければなりません。
 

高齢化が進み、「これほど手間のかかる作業はようせん」などの声も聞かれるようになり、泣く泣く文旦の木を切ってしまわれる状況も見受けられます。

■「剥きにくい」そのイメージがハードルに。

土佐文旦の首都圏での知名度は、四国・関西圏に比べるとまだまだ低いのが現状です。土佐文旦の出荷の最盛期は1月下旬頃〜「はしり」「盛り」「なごり」と4月頃までですが、他の多くの柑橘類と旬が重なっています。

そのため、全国各地の多種多様な柑橘の中、単に店頭に並べられるだけでは十分にその魅力が伝わりません。

 

また、文旦の剥き方があまり知られておらず、「皮が厚くて剥きにくい、どうやって食べればいいのかわからない」といった敷居の高いイメージがついてしまったことも大きな要因だと思われます。

 

 

私は文旦山の麓に嫁ぎました。ご近所でおすそ分けしていただいた土佐文旦を大量に剥いていく内に、「房ごとに分けて30分乾燥させると剥きやすくなる」ことに気がつきました。

そのことを含め、ムキムキ作業中に気がついた「楽しくなる剥き方のコツ」をSNSやYouTubeにアップしたところ、「本当や！剥くのが楽しくなった！」「剥く時間が楽しくなった！」などの反響があり、それから土佐文旦のPR活動などをはじめました。

土佐文旦を剥いて並べた「文旦皿鉢」をパーティなどでお出ししたり、新宿高野フルーツパーラーや、高知県内の飲食店や商店街、高知龍馬空港などでの「文旦ムキムキ教室」で、土佐文旦の楽しい剥き方や、お料理への使い方などをお伝えしています。

文旦ムキムキ活動を展開して行くうちに、2017年、書籍「文旦好きがこうじて」を出版する流れになりました。他にも、「文旦ムキムキ通信」という土佐文旦に関わる人物やイベント、お料理や商品の紹介などを掲載した情報誌を発行しています。



また、2019年は、2月3月の旬の時期にムキムキ活動を全国各地で行い、その様子はNHK「うまいッ!」の取材などでも紹介していただきました。

現在は、都内オフィス向けに高知県食材を活用したサラダ、サンドイッチ、デリカッセンなどを展開するバリキャリ向けのフードブランド「イナカデリコ」を運営する株式会社StoryCrewさんとタイアップして、文旦皿鉢の東京支部を作る話も計画中です。

 

 

 

出版、編集、デザイン、コピーライティングの仕事の他に、映像記録の仕事に携わって7年目になります。

 

今年は本や情報誌など、印刷物への展開で、ある一定のPR効果が得られたと実感する出来事がたくさんありましたので、来年は新しいミッションとして、展覧会や映像制作にチャレンジしたいと考えました。
 

大好きな「土佐文旦」をモチーフに、一緒に仕事をしてきた仲間たちと、この7年の集大成的な作品となるものを作ってみたいです。分かりやすい剥き方はもちろん、本だけでは伝えきれない土佐文旦の持つ魅力を余すところなく表現できればと思います。

 

 

また最近、東京の野菜ソムリエプロ上原恭子さんの、おしゃれな「文旦バスケット」のご提案が「マツコの知らない世界」で紹介されたり、それにより、この先生とタカノフルーツパーラーで文旦ムキムキのコラボ教室をさせていただくことができました。

 

土佐文旦を楽しく剥く可能性を教えていただきましたし、お客様から「テレビで見ました！」の声も多く聞かれ、映像メディアのもつ拡散力にあらためて期待しているところです。

 

 

 

 

今後の展開といたしましては、本や冊子、映像を一つのツールとして、全国の土佐文旦ファンのコミュニティを作り、連携したり、情報交換をさせていただいたりしながら、PR活動に励んでいきたいと思います。

また、県内外で協力してくれる映画館、教室、物産イベント会場などで上映を繰り返すことで、土佐文旦の魅力を最大限に伝えていきたいと考えています。

 

ゆくゆくは、DVDを販売できる形をとり、生産者さんや販売店さんにもお店や、物産市で使っていただき、土佐文旦の魅力を広く伝えていきたいと思います。

 

映画を観終わった後、土佐文旦にハマってくださる方が続出し、SNS上で、土佐文旦に関する画像が飛び交うようになり、文旦を取り巻く環境にもさらに活気が生まれ、若い生産者たちも増加。結果として文旦山は守られる。微力ではありますが、そんなイメージが現実になるよう、活動していきたいと思っています。

 

 

 

 

文旦ムキムキグッズの使い方動画をご用意させていただきました。ネットなどでは手に入りにくい品がほとんどですので、この際にぜひご支援ください。

 

○ムッキーちゃん

赤道剥き、房のカッティングなど、とにかく便利なアイテムです。 土佐文旦の発展は、ムッキーちゃんの存在なくしては 語れません。

 

 

○シトラスピーラー

サプライズ文旦を製作する時の赤道剥きにとっても便利なアイテムです。赤道剥きがやや厚めに入るため、ヘラ部分が入りやすく、差し込んだヘラをグググっとまわして行けば、簡単にパッカ〜ンと文旦のフタが取れます。

 

 

○柑橘ばさみ

文旦の一房一房と同じく反った形をしており、カッティングできるので、非常に便利です。

 

 

◯あきやまひろみさんについて

HP：

https://www.akiyamahiromi.com/

 

Instagrm：

 

 

 

＜2020年02月01日 追記＞