介護士18年の集大成。地域の拠り所となるドックカフェ開業へ

 

ページをご覧いただきありがとうございます。一般社団法人paso a paso（パソ ア パソ）の江口智美です。

 

私はこれまで、高齢者福祉施設で18年間勤務してきました。

 

その中で、高齢者・認知症介護はもちろん、児童養護施設での経験や地域福祉コーディネーターの資格を活かし、積極的に地域貢献活動を行ってきました。また、福祉事業の中で「犬の存在の大きさ」をとても強く感じ、これらの経験を生かして何か私たちだけにしかできないことはないか考えてきました。

 

この度、共同実行者の東由美子とともに、これまでの福祉の経験を活かした私たちならではの事業所を開くため、前職を退職し今年5月に一般社団法人paso a pasoを立ち上げました。

 

今回皆様にこの福祉 × ドッグカフェ「cafe chocora」の開業資金をご支援いただきたく、このプロジェクトを始めました。

 

私たちにしかできない事業所を、皆様とともに作り上げていくために、どうか皆様の温かいご支援をお願いいたします。

 

 

 

 

これまで18年間、宮崎県都城市で高齢者福祉施設に勤めながら、地域貢献活動を行ってきましたが、その活動の中でさまざまな問題を目の当たりにしました。

 

地域貢献の会議に出席していた時のこと、家庭的な背景から車中で暮らす父子家庭の親子がいるという事例を耳にしました。地域の活動団体が差し伸べる手をしばらく拒否し続けたと聞いています。私たちが暮らす街でこのような事例があるのかと衝撃を受けました。

 

そんな現状に対して、少しでも解決のために貢献しようと活動をしている方々もいます。

 

認知症の方の支援団体は、地域で見守ることが出来るよう安価でのカフェを運営し介護保険制度ではできない見守りの体制確保、介護をしているご家族の相談援助と自立支援活動を行っています。

 

地区社会福祉協議会は、地域住民が主となって結成されている団体で、地域の困りごとに自助、共助で取り組んでいます。昨年は運転免許証返納後の高齢者に対し、買い物支援を開始しています。その準備や実施に向けてお手伝いをさせていただきました。

 

市社会福祉協議会は、地域のニーズを拾いあげ、地域資源や地域住民のネットワークづくりとバックアップを行っています。今回のプロジェクトに関してもいろいろとアドバイスをいただいています。

 

 

このように、私たちの住む地域には引きこもりや子育ての悩み、子どもの貧困問題、老老介護、8050問題、虐待など様々な課題が露呈しているということ、そしてその課題に少しでも手を差し伸べたいと活動している団体があることを知りました。

 

この現状を身近に知り、“施設に勤めながらの地域貢献活動にはできることに限界がある”、“人と人とのつながりがより重要である” と強く感じました。

「もっと地域の中で活動したい！」

「制度の狭間で悩む方々の力になりたい！」

このような思いが膨らんでいき、大きなことは出来ないかもしれませんが、地域福祉の一助になれればと思い、このプロジェクトを立ち上げる決心をしました。

 

 

 

 

また、「なぜドッグカフェなの？」と思う方がたくさんいらっしゃると思います。

 

私たちが勤務していた福祉施設はペット同伴が許可されており、高齢者（特に認知症高齢者）にとってわんちゃんの存在が大きな癒しを与えてくれることを強く感じていました。また、施設で勤務する職員にも大きな癒しを与えてくれました。

自分のことは何事にも依存的ですが、わんちゃんのお世話はしてくれる方や、起床時わんちゃんが起こしに行くと、にこやかに起きてくださるご利用者もいました。

 

介護の激務で心を病み、わんちゃんの存在が命に対する優しさや自分らしさを取り戻す一因になったと話す職員もいました。

共同実行者の東もその一人です。

 

そのようなわんちゃんの力が自然な会話を生み、笑顔をもたらし、人と人とのつながりに良い影響を与えてくれるのではないか、わんちゃんと一緒なら足を運んでくれる方もいるのではないかと思い、福祉 × ドッグカフェという新たな形の事業所を開設し、そこを拠点に以下のような地域貢献活動を実施していきたいと思っています。

 

 

 

 

今回皆様からいただいた支援金は、福祉 × ドッグカフェ「cafe chocora」の開業のための初期費用として大切に使用させていただきます。

 

 

支援金の使い道詳細

・物件取得：　429,000円

・厨房機器：　359,000円

・電化製品：　193,000円

・消耗品：　　130,000円

・通信費：　　50,000円

・お礼品：　　100,000円

合計：1,261,000円

※このプロジェクトで皆様からいただきましたご支援は上記の一部として使用させていただきます。

 

 

 

このドッグカフェで最も解決したい地域課題は、社会的孤立の防止です。

 

社会からの孤立、近隣との関係が希薄になっている中、公的な支援を受けられず一人で悩む方が増えています。

 

そんな方々に、人とのつながりを作れて、ほんのひと時でも笑顔になれる時間が持てる、そんな場所が近くにあることで、安心感も得られると思います。

 

また、地域に存在する一般の店舗や企業が、地域福祉に目を向けるきっかけとなれれば、みんなが今より住みやすい町にできると思います。

 

 

孤独な人や悩みを抱える人たちが、命に触れ、命の温かさを感じ、日々のあわただしさから離れ、自分を見つめなおす。仲間に会えて、愚痴をこぼせて、つらいことを「つらい」といえる場所。

 

そしてわんちゃんが、この場所に足を運ぶきっかけになってくれれば…。

 

これまで介護福祉士として関わった多くのご利用者から、さまざまな人生の在り方を教わり、多くの感情に触れてきた経験の集大成を。

 

それがこのcafe chocoraです。

 

皆様のご支援、ご協力をお願いいたします！

 

 

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＊お名前掲載のリターンに関する条件の詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。