東京スタジアム（味スタ）周辺な西調布のカフェを増設したい！

 

▼自己紹介

 

こんにちは。

西調布で喫茶店カフェ・ミディピル・トーキョーを

営んでいる串田杢弥と申します。

FC東京が好き過ぎて、本拠地である「味の素スタジアム」の近くで仕事がしたい！と常々思っていたところ、

忘れもしない2015年のホーム浦和戦、

負けてトボトボ西調布を歩いていたところ、

西調布一番街にある空き物件のチラシを発見。

「こ、これはFC東京が大好きな私の為にある物件！」

と、矢も楯もたまらず　いろんな事を放り投げ、ここに喫茶店を開業いたしました。

ちょっくら人生を棒に振ってる感が出ているかもしれませんが気にしません。

だってFC東京ガ好キダカラ！

 

開店当初は「なんか、とんだスットコドッコイがやってきたぞ！？」と

訝しんでいた地元の方々も、（やはり味スタの近所ということもあり）

3年経った今ではだいぶ温かく迎え入れてくだすっています。

この度、西調布一番街商店会の副会長に選出されました。

 

 

 

 

 

”喫茶店”に対するこだわり

 

 

サードウェーブなる言葉が生まれ、コーヒーに真摯にこだわるカフェが

続々立ち上がっている昨今、私はあえて、私の店を「喫茶店」と呼んでいます。

（まぁ、店名にはしっかり「カフェ」って入っているんですけれども…）

 

店を開く前、自分の店のコンセプトを固めるべく　様々なカフェに

足を運びました。中には聞いた事も無いような稀少な豆を、刀鍛冶のような

信念と情熱でもって焙煎・抽出して提供しているお店もありました。

「うひゃー、これはとても太刀打ちできないなぁ。」と思いつつ

「しかしながらやりたいのはコレじゃないなぁ。」とも思ってました。

 

カフェを巡り巡って自分が出した結論は

自分が一番お客様に提供したいのは、「至高のコーヒー」ではなく

「居心地の良い空間」なのだ　　　ということでした。

昔の喫茶店のように　待ち合わせに使ったり　暇つぶしに

ボンヤリしたり、考え事したり、商談したり　と

思い思いに使ってもらえる　そんな空間。

もちろん、カフェがそんな空間たり得ないとは思っていません。

しかし、私にとって「喫茶店」という言葉のほうが

格段にしっくりくるのです。…世代のせいでしょうか？

 

 

もちろん、美味しいコーヒーは居心地の良い喫茶店には欠かせません。

しかしそれは至高のコーヒーとは違い、最良の脇役　つまり

エッジの効いた個性の強いものではなく、主張しない、それでいて

誰が飲んでも美味しいと思う、何にでも合わせやすく　気がつくと

スイスイ飲んでいる。　そんなコーヒーであるべきです。

 

…これはこれで難題でした。

 

価格帯や供給安定性にもこだわり豆を選定。

試行錯誤の結果抽出方法はサイフォンに決定。

 

ようやくできた当店のコーヒーを　私は自信を持って

 

なんてこたないコーヒー　

 

と呼んでいます。

 

機会があったらぜひ当店のコーヒーをご賞味ください。

ホントなんてこたないんで。

 

 

カフェ巡りの中で決めたもうひとつのコンセプトは

 

「本当にこだわりたい事以外は極力こだわらない」

ということです。

　

元来私は凝り性なほうで、なんでもこだわったり

より良い手法などを探求するのが好きな方です。

反面、多方面にこだわるあまり　とっちらかる

傾向もあります。ファイアーエムブレムやメガテン

のように、大量のキャラクターを育成、合成する

RPGでは、キャラクターの出来にこだわるあまり

エンディングまで辿り着けない事もしばしばです…。

 

また、店主のこだわりの強い店は

しばしばお客様を選んでしまうきらいがあるとも

カフェ巡りで感じました。

 

なので、本当にこだわりたい事と

こだわったら楽しいが本当に必要とは言えない事の仕分け

つまりコンセプトの断捨離を行い

お客様に対してマイルドかつ洗練された印象を与える

そんな店を目指そうと思ったのです。

 

私が本当にこだわりたかったのは

 

居心地の良さ　と

FC東京　　の2つ。

 

まずはこの2つがバッティングしないように心がけました。

 

FC東京のチームカラーである青と赤で店内を統一しながらも

刺激的になりすぎないように色調を落とし

ポスター等も店内にはあまり置かないようにして

FC東京に興味が無い方にもリラックスして頂けるよう

心がけました。それでいてFC東京以外の要素も極力

抑える事により、

「普段意識はしないけど、特徴を言えと言われたら

…FC東京を応援してる店？」との印象を持たれるよう

コントロールしています。

 

 

あとは理想は持ちつつも極力こだわらず、

お客様にリサーチしその都度変更していきました。

 

メニューは当初コーヒーとホットドッグの2本柱で

行こうと思ってましたが、毎日のように「本当は明太子パスタ食べたい」

と言いながら去って行くお客様の声に応えて

パスタメニューを開発してみたり、

BGMも当初デヴィッドボウイやスミスなどブリティッシュロック系

ばかりかけてましたが、やはりお客様のリクエストにより

ジャズにしてみたり。（夏はスカ）

 

有り難い事に西調布には親切かつ思った事を割とズケズケ言って

くださる方が多く、大変助かってます。

 

そんなこんなで3年程、面白おかしく営業させて頂いております。

 

味の素スタジアムで試合があるときは一時閉店します…

 

 

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

 

大家さんからの悪い話と良い話

 

物件を借りてから3年、契約更新を済ませ

粛々と営業を続けていたある日、大家さんが店を訪れました。

それは「悪い話」と「良い話」の二つの話をしにきたのです。

 

悪い話は、「この建物は大変古く、そろそろ立て直しを考えている。

（具体的には東京オリンピックが終わった後くらい）

ついては次の契約更新はないと考えていて欲しい。」とのこと。

 

私が地味にショックを受けていると、続けて良い話を。

 

「なので、現在空いている隣の物件も、新しい人に貸す気は無い。

もし良かったら、格安で使っても良い。」

 

これは本来願ってもない話です。隣の物件は

西調布一番街と旧甲州街道をむすぶ角地。視認度はピカ一です。

日頃「あれ？こんなトコに店あったっけ？」と

何年経っても言われる当店にとって、

味の素スタジアムや武蔵野の森スポーツプラザでイベントが

行われる度に相当な交通量がある旧甲州街道に面することが

できるのはまさに僥倖。

 

「ありがとうございます。内装にいくら掛かるかわからないので

後程物件を見させて頂いてから、前向きに検討したいと思います。」

 

内心シメシメと思いながら、私はそう答えました。

 

 

ところがです。見せて頂いた隣の物件は

スケルトンもスケルトン

床や天井は勿論、2面である外壁すら全くなかったのです。

 

 

内壁をぶち抜いて内装を整えればどうにかなると考えていた私は

 

「こ、これは結構工事代がかかりそう…。」

 

とたじろいでしましました。

 

取るものも取りあえず大工さんに来て頂きザックリ見積もってもらうと

外壁（ガラス壁）内壁抜き　天井壁造作等々

仕上げ抜きで200万円弱とのこと。

 

これは非常に悩ましい額でした。何しろ期限が切られています。

ラグビーワールドカップやオリンピックという特需があるものの

大家さんが伝えてきた時期、すなわち2年半では恐らく良くてトントン。

 

魅力はある。やってみたい。だがリスクもある。

 

悶々と考えあぐねていたあるとき、ハタとひらめきました。

 

「あ、これクラウドファンディング案件かも？」

 

こうして、クラウドファンディングを試してみる事にしたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

当店の隣の物件を借り、L字型の一店舗として拡張します。

角地の二面をガラス張りにし、イベント時に交通量の多い

旧甲州街道からの視認性を向上させ、集客力を上げると共に、

商店街入り口を賑やかな感じに演出する事により

「お、西調布なんか栄えてる？」というイメージを

2019年のラグビーワールドカップ　および

2020年の東京オリンピックを訪れた観光客等々に与えます。

今回のプロジェクトでは、その基礎工事代を皆様に

ご支援頂きたく思っております。

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

ウチの店だけじゃ無い、西調布一番街入口としての意義

 

我らが商店街　西調布一番街は、昔は大層栄えていたそうですが

今ではシャッター半分、夜しか開かない飲み屋さんが4分の一ほどの

昼間などは正直寂しい商店街です。（反面夜はまぁまぁ賑やかです）

風情はあります。昭和の薫りを残す昔ながらの狭い路地的商店街の

町並みは、立地のこともあって映画やドラマの撮影にも使われます。

しかしオリンピックに絡み、駅前の通りが拡張整備された為、

一番街を通行する人もやや減りました。

 

件の物件は、昨年10月頃にパン屋さんがご高齢の為店を閉めたことで

空きました。以来西調布一番街入口の半分は常時シャッターです。

 

 

この悪影響は中々のものです。なにせ入口から

「ココはシャッター商店街ですぜ！」と自分で宣伝している

ようなものですから。商店街のお店の方々も渋い顔です。

 

自己紹介で申し上げたとおり、私は今年、商店街会の副会長に

選ばれました。なので商店街全体の事も考えはじめています。

私は、この風情のある商店街がわりと好きです。

この商店街が少しでも賑やかになってくれたらいいなと思いますし

ラグビーワールドカップやオリンピックで訪れる

国内外のお客様に、少しでもこの商店街を知ってもらいたい。

そのためにも、商店街入口の物件を、空けたままにしたくないのです。

 

長々と書いてしまいました。お付き合い誠にありがとうございます。

当店はおろか西調布一番街にとっても意味のあるプロジェクト

どうぞご支援よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼リターンについて

 

正直クラウドファンディングというものを良く知らなかった為

いろいろリサーチして設定いたしました。

 

お礼のメールのみ　というシンプルなものから

以前作った販促品のストック、果ては10人集まれば

もうプロジェクトが達成される豪奢なものまで。

 

お気に召すものがあれば幸いです。

 

何卒ご検討よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクト終了要項

2019/9/30までにカフェ・ミディピル・トーキョーを増設した状態で再オープンさせたことをもって、プロジェクトを終了とする。  着手予定日2019/09/09