終了報告とリターン発送についてのおしらせ
こんにちは。Camp for Peaceインターンの中塩です。
この度は、Camp for Peaceの農業プロジェクトを応援してくださり、本当にありがとうございました。
皆様にご支援いただき、Readyforさんにおいてプロジェクトが成立してから、早いもので既に5ヶ月が経ちました。おかげさまで、サライ村での農業プロジェクトは順調に進み、1期生が卒業を迎えました。
【プロジェクトについてのご報告】
当初、1期生は10〜15人ほどを見込んでいましたが、サライ村だけでなく近隣の村からの若者も含め、全部で22人が参加することになり、村から寄付していただいた廃屋が手狭になることが予想されました。
そこで、コミュニティのリーダー達に相談した結果、近くにあったもうひとつの廃屋もプロジェクトのために使うことを許可していただき、大きい方を教室に、小さい方を鶏小屋にすることとなりました。
1期生22名は、昨年の夏からしばらく、近隣の学校や教会を借りて授業を受けていましたが、秋に廃屋の改修が終わり、新しい教室で授業を受けることができました。実習を行う農地のすぐ近くに教室が完成したことで、若者のモチベーションもぐんと上がりました。
読み書きのできない若者が約半数を占めるため、授業に教科書は使えませんし、授業の内容をノートに書き取って読み返すこともできません。自分で復習をするのはとても難しい状況です。
そこで、座学も実習も、丁寧に何度も同じ内容を繰り返し、知識の定着をはかりました。
昨年12月には1期生が卒業し、村の教会を借りて卒業式を行いました。
卒業生は、サライの村で一緒に農園を開いたり、自分の村に帰って村の共同の畑や自分の家の畑を耕したりして、自分達の力で生計を立てていきます。
また、今は、農業を教えてくれる人を他の地域から呼んでいますが、このプロジェクトの卒業生がしっかりと農園を運営していくことができれば、近い将来、卒業生が農業学校に戻って先生をすることになるでしょう。
Camp for Peaceは、若者が農業訓練を卒業した後も、およそ2年間に渡ってフォローアップを行なっていく予定です。
2月28日には、訓練2期生へ向けたオリエンテーションが行われ、サライ村やその近隣から35人もの若者が参加しました。3月中には、2期生のための農業訓練が始まります。
【リターンについてのおしらせ】
皆様からいただいたご支援は、廃屋の改修と、教室の椅子などの購入にあてさせていただきました。温かいご支援をいただき、本当にありがとうございました。
メールでの送付を予定しているリターンにつきましては、今週中に送付いたします。
郵送のリターンをご選択いただいた方々につきましては、今週中にアメリカからエアメールで発送いたしますので、今しばらくお待ちください。万が一、ご住所に変更がある場合は、早めにご連絡くださいませ。
さて、今回のクラウドファンディングについては、これをもちまして終了報告とさせていただきますが、Camp for Peaceの農業プロジェクトは今後も続いていきます。これからも、どうか、リベリアの若者達とCamp for Peaceの活動を応援していただければ幸いです。
皆様、本当にありがとうございました!
Camp for Peace一同