【ラファエックプロジェクト、進捗報告!】
本クラウドファンディングが終了してから半年が経過いたしました!
本プロジェクトのご支援・ご協力ありがとうございました!
半年が経過し、学習雑誌「ラファエック」の東ティモールの現地の方々への配布が終了したため、報告をさせていただきます。
2019年度の第一号の配布が完了しました!
生徒を対象としたラファエックは東ティモールの363の幼稚園と1,155の小学校で配布され、合計で19.5万人の手にわたりました。生徒だけでなく、先生にも渡され、学校用に予備としても置かれました。
大人用のラファエックは東ティモール中の家庭に配られ、特に農村部や地方の情報が隔離されがちである方々に配布されました。東ティモールには20万世帯ありますが、そのうちの約半分の9万世帯が対象となりました。
今回の配布に合わせて行われたモニタリング調査によると、多くの生徒が冊子を家に持ち帰り、家族や兄弟と使用しているそうです。また、ラファエックを受け取っている子どもがのうち76.4%が家と学校の両方で冊子を使用し、自宅学習にも役立てられています。
「LAFAEK Primaに載っている物語をよく読みます。物語を読むことで、たくさんの知らないことを知ることができます。家に帰って弟と読むことが多いです。」
今後はラファエックを通して、女性のリーダーシップの促進も強化していきます。冊子内の物語の主人公を女性にしたり、物語を通して多様性の大切さやジェンダーに関連のある内容を載せることにより、子どもたちの意識変革につなげます。
ラファエック事業の財政的自立への道
ラファエック事業の財政的な自立も進んできています。現在、12個の会社・団体とパートナーシップ協定を結んでおり、LAFAEK ba Komunidade (大人用のラファエック)を通して2018年にはUS13,000ドルの収入がありました。今後さらに企業とのパートナーシップを増やしていくことによって、安定した資金確保が可能になります。
目標としては、会計年度2024年までに収入を年間US306,000ドルまで増やすことで、東ティモール国内で総事業費の半分の収入を確保することが可能になります。
Facebookの「ラファエックページ」を通して得られる報告収入も増加しています。2019年1月現在、105,000人(東ティモール国内でFacebookを使用している人口の約26%)のフォロワーがいます。約98%が13歳から34歳の間の若年層であるため、フォロワー数が多ければ多いほどその層にアプローチしたい企業や団体とパートナーシップを結びやすくなります。このようにフォロワーを増やすことにより、収入の安定化に繋がり、ラファエックの財政的な自立に近付くことが出来ます。
皆さまが本クラウドファンディングにご協力してくださったおかげで、多くの子どもたちや農村部で暮らしている世帯の方々にラファエックを届けることができています!
今後、ラファエック事業だけでなく、ケア・インターナショナル ジャパンが行っている他の活動の発信もさせて頂きます。メールマガジンやニュースレターなどを通して情報を発信させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします!