6～7月は209匹の不妊去勢手術を実施しました
クラウドファンディングにご支援くださった皆様、ご無沙汰しております。
NPO法人動物愛護団体LYSTA代表の鈴木でございます。
連日、猛暑が続いております。
コロナ渦で、マスクの着用もあり、熱中症に更なる注意が必要な夏ですね。
こまめな水分補給をし、皆様お身体ご自愛くださいませ。
さて、ご報告が遅くなってしまいましたが、４月５月は、新型コロナウイルス拡大防止のため、毎月第四木曜日の一斉不妊去勢手術を休みさせていただき、６月より手術を再開いたしました。
手術に使っている部屋はさほど広いスペースではありません。
獣医さんやスタッフ・ボランティア間のソーシャルディスタンスは不可能でした。
そのため、手指消毒は勿論ですが、N９５マスクをつけて、お昼は一人ずつとり、換気をし、できる対策をしての不妊去勢手術となりました。
６月は９１匹、７月は１１８匹の猫たちと、お年寄りの方が放し飼いで殖やしてしまっている犬１頭の不妊去勢手術を実施いたしました。
多頭飼育となってしまっている現場の捕獲のお手伝いもありました。
▼申告１５匹の現場で
１６匹の不妊去勢手術を実施し、５匹の子猫と、生まれたばかりの赤ちゃん猫２匹を保護しました。
このシーズンは、どこも子猫が生まれていることがほとんどです。
多頭飼育の現場では、近親交配のためか先天性の病気をもって生まれてきて育たなかったり、育児放棄されて育たない子猫も少なくありません。
▼申告２０匹の現場
こちらの現場は、２５匹の不妊去勢手術を実施し、子猫２匹と生まれたばかりの赤ちゃん猫１匹を保護しました。
赤ちゃん猫がコンクリートのあちこちに落ちていて、１匹は身体半分が食いちぎられていた状態で、かなりショッキングな光景でした。
１匹の赤ちゃん猫は、かろうじて息をしていましたが、お世話の甲斐なく、翌日には亡くなってしまいました。
まだ手術できない大きさの子猫は当会で引き取りましたが、５～６月の不妊去勢手術の現場では約３０匹の子猫を保護することになりました。
ワクチンや虫下し、猫エイズ白血病検査を実施し、子猫だらけの里親会を開催し、１匹でも多くの子猫たちが家族をみつけられるよう、スタッフともども奮闘しているところでございます。
里親様がいらっしゃらなければ、次に保護が必要な子を保護してあげることができません。
事前の環境確認のためのお宅訪問やお届けなど、忙しいスケージュールとなっていますが、家族につないであげられることが私たちの活動の心の支えともなっています。
多頭飼育現場の子猫だけでなく、交通事故に遭い、路肩でうずくまっていた子猫も保護しました。
▼つむぎちゃん
背中はベロンの皮膚がめくれ、骨盤と後肢を骨折していました。
しばらく入院していましたが、一命をとりとめ、ギプスを巻いて骨折の治療中です。
猫だけでなく、保健所に収容されている犬の保護にも力を注いでいます。
新たに保護すればスタッフの仕事が増えるのは当然ですが、スタッフ皆「１匹でも多くの命をつないで、新しい家族につないであげたい」と同じ気持ちです。
後方支援で応援してくださっている皆様も、想いは私たちと一緒ですよね。
▼保健所から引き取ってきたわたあめくん
左目がパンパンに腫れています。
腫瘍との検査結果がでましたので、本日８月１４日、腫瘍の切除手術を実施しました。
▼朝陽くん
ポメラニアンのおじいちゃんです。
写真では見えませんが、背中がハゲハゲです。
▼３本脚の夕陽ちゃん
飼い主がみつかりましたが、殺処分を望んだため当会で引き取りました。
右前肢は、イノシシの罠にかかってしまたのだろうと推測しています。
半野良状態で生きてきた子なので、これから人を信頼し、人を好きになってもらえるようにケアしていきます。
LYSTAは、いつか必ず、いわき市の継続できる殺処分ゼロのスタートラインに立つことをお約束いたします。
いわき市の殺処分の多くは子猫が占めています。
１年殺処分ゼロにすることは、今でも可能だと思います。
しかし、それを継続できるようにするためには、子猫が収容されないようにしなければいけません。
子猫が収容されないようにするためには、スピード感をもって所有者のいない猫・あるいは多頭飼育崩壊・多頭飼育崩壊予備軍の不妊去勢手術をすすめていくことが必須です。
子猫の収容頭数が少なくなってくれば、ミルクボランティアを経て、命をつないでいくことが可能になっていくでしょう。
今後とも私たちの活動を見守っていただき、ご支援を何卒よろしくお願いいたします。
お礼状の発送も遅れてしまい、申し訳ございません。
明日スタッフと梱包をすすめ、来週中には皆様のお手元に到着できるようにいたします。
この度は、クラウドファンディングにより多大なご支援を賜り、誠にありがとうございました。
NPO法人動物愛護団体LYSTA
代表理事 鈴木理絵
