胃の検診による牛の負担を減らしたい!新ルーメン検診法実現へ!!

胃の検診による牛の負担を減らしたい!新ルーメン検診法実現へ!! 2枚目
胃の検診による牛の負担を減らしたい!新ルーメン検診法実現へ!!
胃の検診による牛の負担を減らしたい!新ルーメン検診法実現へ!! 2枚目
胃の検診による牛の負担を減らしたい!新ルーメン検診法実現へ!!
胃の検診による牛の負担を減らしたい!新ルーメン検診法実現へ!!
胃の検診による牛の負担を減らしたい!新ルーメン検診法実現へ!! 2枚目

寄付総額

4,576,000

目標金額 3,450,000円

寄付者
253人
募集終了日
2023年5月31日

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プロジェクト本文

 

達成のお礼と目標を超えた寄付金の使い道

 

大勢の皆さまの温かいご寄付と多大なる応援のおかげで、5月26日18時頃に目標金額を達成することができました。心よりお礼を申し上げます。目標を超えた今もなお多くの方々からのご協力を賜り感謝しかありません。345万円を達成したことで、「牛にストレスを与えないルーメン検診法」 実用化を目指した第一歩となる本プロジェクトを進めることができます。目標を超えた分のご寄付は、新しいセンシング手法確立の研究で使用する機器の試作にかかる費用の一部に充てさせていただき、更にプロジェクトを進める為に活用させていただきたいと考えております。引き続き、5月31日23時の終了までどうかお力添えいただけますと幸いです。(5月31日追記)

 

 

 

- 家畜にとってストレスや苦痛の少ない飼育環境を目指す -
牛に負担の少ない胃の検診法を実現したい

 

家畜も私たちと同じ生き物であり、ストレスや苦痛の少ない飼育環境なんて当たり前だと思うかもしれませんが、現実はそうではありません。 

 

これは畜産動物の中でも身近である牛にもあてはまり、牛が成長していく過程で度々行う必要がある胃の検診胃を引き出したり、牛のお腹に穴を開けて内容物を取り出したりして行われ、牛の負担が大きいのです。  

 

だからこそ私たちは、「アニマルウェルフェア」という家畜にとってストレスや苦痛の少ない飼育環境を目指す一歩として、 牛に負担をかけない検診方法を実現したいと考えています。

 

 

この方法は牛の体に優しいだけでなく、より簡単に日常的に胃の状態を把握できることで、牛の健康状態を良好に保つための飼料の調整が可能になり、畜産農家さんの負担を軽減することができます。

 

さらには、遠隔でも牛の健康状態を確認できるため、今までの勘と経験に頼った診察を均一化でき、少ない人数で多くの農場を担当しなければならない獣医師にとって大きな助けとなります。

 

牛にストレスを与えないこの新しい検診法の実現は、日本の畜産業を活発にし、消費者皆さま、そして牛たちの笑顔につながると信じています。 

 

あたたかいご寄付をどうぞよろしくお願いします。

 


「アニマルウェルフェア」実現の一歩として、牛に優しい胃の検診法を!

 

新潟大学農学部動物遺伝学分野の山田宜永です。出生から今まで、名を正確に読まれた経験は1度もありません。タカヒサと読み、「末永く宜しく」の意味を込め、このような漢字がつけられたと勝手に解釈しています。  

 

京大農学部学生時代から徳島大学医学部で実験動物学を専門として疾患遺伝子の探索や、畜産学、ウシ霜降りの遺伝子探索を行いました。 その後、新潟大学農学部で、ウシの量的形質の遺伝的制御機構やトキの遺伝的多様性の研究に携わっています。

 

牛舎を訪問した時の私(山田宜永)です。

 

多くの先生方との出会いから、様々な分野の研究に興味がわき、遺伝学からのアプローチに、情報工学、農業機械学、草地学、家畜繁殖学、家畜管理学、獣医学からのアプローチを加えることで、社会貢献性の高い研究ができると思うようになりました。 

 

そんな中で出会ったのが「アニマルウェルフェア」という考え方です。

 

欧米を中心に急速に広まるこのアニマルウェルフェアとは、家畜にとってストレスや苦痛 の少ない飼育環境を目指すという考え方です。 

 

家畜も私たちと同じ生き物です。ストレスや苦痛の少ない飼育環境なんて当たり前だと思うかもしれませんが、現実はそうではありません。 

 

これは畜産動物の中でも身近である牛にもあてはまり、牛が成長していく過程で度々行う必要がある胃の検査は特に大きな負担なのです。  

 

新潟大学農学部附属村松農場で基礎農林学実習にのぞむ学生たち 
牛の健康状態を気にする学生たち 

 

牛には4つの胃があり中でも最も重要とされるのが「ルーメン」と呼ばれる 1 番目の胃です。ルーメンには多くの微生物が住んでおり、牛はこの微生物の力を借りて食べた食料を発酵させ成長に必要な栄養分に変化させます。 

 

そのため、ルーメンの機能が弱くなると牛は健康に成長することができなくなります。牛の病気のほとんどがルーメンに起因するとまでいわれます。 

 

そこで、家畜として育つ牛の様子が普段と異なると、真っ先に疑うのがルーメンの機能であり、胃の検査は牛の健康維持にとって非常に大切です。

 

しかしながら、現在の胃の検査は胃を引き出したり、牛のお腹に穴を開けて内容物を取り出したりして行われ牛にとっては相当のストレスです。牛の健康な成長を促すことが目的ですが、私たちでさえ辛く感じます。 しかしながら今はこの方法を取るしかない状況です。


だからこそ、まずはこの胃の検診を牛にとって負担の少ないものにし「アニマルウェルフェア」の実現の一歩にしたいと考えています。

 

牛にストレスを与えない検診方法の開発が急務。
開腹などの方法ではなく外部から胃の内容物を調べられる機械の装着など、体に負担をかけない方法を検討。

どうやって牛に優しい検診法を実現するのか

 

「牛にストレスを与えないルーメン検診法」は牛のルーメンの大きさや、ルーメンの壁にある柔毛の健全性といった「形態」と、栄養成分の消化性やルーメン内の微生物の構成・発酵性といった「機能」を簡単に検査することを目指します。 

 

 検診の流れ

 

①牛にカプセル状の検査機器を飲み込ませる

②牛の体にアンテナを取り付け、牛のルーメンの中にあるカプセルからの情報を集める

③視覚的にルーメンの状況がわかるようにパソコンの画面やタブレットに表示する

 

牛にストレスを与えないルーメン検診法のイメージ

 

新ルーメン検診法開発までのステップ

 

第1ステップ

 ・新潟県五泉市にある新潟大学村松農場の牛舎に牛を迎え環境に慣れてもらう

 ・牛に飲み込ませるカプセルや通信する機器、ソフトウェアの準備を整える

 ・動物実験計画に基づきカプセルとアンテナの正常な通信といったさまざまな検証を行う

  (※新潟大学動物実験倫理委員会から承認済)

 牛舎での検証に平行して実験室内では牛の胃の内容物と似たサンプルをつくり、センシング技術を確立する研究を進めます

 

第2ステップ

 ・牛の体内に常駐するカプセルに、新しく確立したセンシングの機能を追加

 これにより、ルーメンの形状だけでなく内部のさまざまな状況を、外部から知ることができるようになります。

 


 

改めて、この新しいルーメン検診法が普及することで実現できることは下記のとおりです。

 

【1】牛の負担軽減

カプセルはルーメン内に常駐しても問題ない材質を選ぶため、牛にストレスを与えるのは飲み込ませるときだけです。またアンテナは簡単に取り外しができるようにし、検査時のみ装着するイメージです。

 

【2】畜産農家さんの負担軽減

日常的にルーメンの状態を把握できることで、牛の健康状態を良好に保つための飼料の調整が可能になり、より簡単に牛を健康に育てられるようになります。

 

乳牛や食肉として育てられる牛は、残念ながら健康状態が悪化してしまうと、生育する価値がなくなってしまい処分しなければなりません。大切に育ててきた畜産農家さんにとっては大きな打撃です。日常的な牛の健康管理で、こうした損失を未然に防ぐことにもつながります。

 

【3】獣医師さんの負担軽減
この検診法によって集めた情報を獣医と共有することで、遠隔でも牛の健康状態を確認でき、少ない人数で多くの農場を担当しなければならない獣医師にとって大きな助けとなります。

今までの勘と経験に頼った診察の均一化にも期待できます。

 

獣医の触診によって胃の健康状態を把握
牛舎には子牛もいます!
新潟大学村松農場の牛舎にたくさんの牛を迎えました
新潟大学村松農場の牛舎にて牛の様子を定期的に見に行っています
牛の健全な成長のために、日々研究を続けています


このプロジェクトが目指す未来。 〜Farm to Fork の実現〜

 

|プロジェクト立ち上げの背景

 

農業機械学を専門とする長谷川先生と村松農場で家畜繁殖学の研究を進める吉田先生の雑談の中で、牛の成長期にルーメン内を低負荷で検査・撮影できる装置があったら牛にストレスを与えることなく畜産農家の営農がサポートできるとの話題になり、走り書き程度のメモを残していました。 

 

そのメモに改めて注目する機会を与えてくれたのが、文部科学省の公募事業である「フィールドを舞台に農業 DX をけん引する高度農業人材育成プログラム」からスタートした新潟大学の農業DX事業です。 

 

農業DXとは、農業や畜産を行う農家さんが抱える問題を、IT技術(ICT)を使って解決することを目指しています。 

 

その事業で農業機械学が専門の長谷川先生、農業情報工学の輿石先生、そして畜産学の山田が出会い、新しい農業のカタチについて語り合う中、今なら「牛にストレスを与えないルーメン検診法」が実現できると本プロジェクトを立ち上げました。 

 

牛舎で飼育される牛

 

しかしながら、文部科学省の支援は「人材の育成」である教育に対するものであり、資金を研究・開発に使うことができません。 

そこでまずは私たちの進める農業 DX 事業や本プロジェクトの可能性を知っていただき、 ご賛同いただける皆さまからの寄付によって「牛にストレスを与えないルーメン検診法」 実用化の第一歩を踏み出したいと考え、クラウドファンディングの挑戦を決意しました。

 

|本プロジェクトを通して実現したいこと

 

世界では『Farm to Fork(ファーム・トゥ・フォーク、農場から食卓まで)』という戦略 が進んでいます。この戦略が目指すのは、食料の公正な取引と、健康や環境へ負荷を与えないような食料生産方法への転換です。もちろんこの中には畜産動物にストレスを与えないアニマルウェルフェアも含まれます。

 

新潟大学の農業 DX 事業からスタートした本プロジェクトも、この Farm to Fork の実現を目指しています。

 

さらには、この検診法は牛だけでなく、大型の畜産動物の検査に応用でき、畜産農家や獣医の活動を強力にサポートすることはもちろん、広くアニマルウェルフェアという考え方を伝えるきっかけになると考えています。

 

人・動物共に健康に負荷を与えない食料生産方法を目指し、これからも研究を続けてまいります。

 

ぜひ本プロジェクトにご賛同いただき、あたたかい応援、ご寄付をどうぞよろしくお願いします。

 

 

■資金の使途  

目標金額:345 万円
・動物実験を行う牛の購入・飼育・治療・処分にかかる費用  ¥600,000

・牛に飲み込ませるカプセル型検査装置の試作  ¥300,000

・牛の体外からカプセル型検査装置と通信する機器・アンテナの試作  ¥1,000,000

・収集した情報を分析し画面に表示するソフトウェアの制作  ¥600,000

・牛の第一胃の内容物をセンシングする実験環境の構築  ¥500,000

・クラウドファンディング実行にかかる手数料  ¥450,000
 

■スケジュール  

第 1 ステップの完了は 2023 年の冬を予定しています。その後、第 2 ステップに続き「牛にストレスを与えないルーメン検診法」の完成は 2025 年の春を目指します。


 

プロジェクトメンバーからのご挨拶

山田 宜永|新潟大学 農学部 教授

 

新潟大学自然科学系教授の山田と申します。 私は2015年4月から2023年3月まで、新潟大学農学部附属フィールド科学教育センター(大学附属農場)のセンター長を担当しました。 

人材・予算の点で、新潟大を含む多くの大学の附属農場の運営は大変厳しい状況にあり、今こそ変革の時期にあると思います。大学附属農場と農業情報学に詳しい長谷川先生のご支援により、農場とデジタルを掛け合 わせた農場の DX 化に関わる大規模予算が 2022 年に獲得され、デジタル農場への変革が今の農場の窮状を打破する策であると期待しています。 今回の牛にストレスを与えないルーメン検診法の開発に関する研究も農場 DX 化の一環として捉えています。このような開発研究を通して、大学附属農場から新しい農業の姿を発信していきたいと思っています。


【経歴】

1989年3月に京都大学大学院農学研究科修士課程、1993年3月に徳島大学大学院 医学研究科博士課程を修了してから、家畜・実験動物の単一遺伝子性形質や量的形質の遺伝的制御機構の解明、日本トキ集団における遺伝的多様性の評価に関する研究を行ってきました。 

2010 年より新潟大学に着任し、現在、動物遺伝学分野教授を務めています。 

 

板野 志郎|新潟大学 農学部 准教授  

 

新潟大学自然科学系准教授の板野と申します。産業動物を取り巻く飼養環境である農地は、家畜の重要な飼料供給源となっており、里山の維持機能の一部を担い、多くの動植物種が生息するための環境を提供しています。それゆえ農地の不適切な利用は、地球温暖化、砂漠化、畜産公害、生物多様性の減少等の問題に繋がることが解ってきました。 本プロジェクトの農地管理におけるデジタル情報の融合は、農地の適正な管理にとどまらず、グローバルな問題に対処していくことになると期待しています。 


【経歴】

岐阜大学教員、農研機構研究職員に従事し、2013 年 4 月に新潟大学に着任してから、家畜が放牧されている草地生態系の構造と機能を解明し、適切な動物生産管理技術を開発するための研究を行なってきました。 

 

山城 秀昭|新潟大学 農学部 准教授  

 

新潟大学農学部准教授の山城と申します。農業はグローバルな世界人口の増加、食料問題や環境問題など多くの課題に直面しています。我が国の農業においても、持続的に生産を維持・発展するためには、新たな視点から農業基盤技術の総合的な変革が急務です。本プロジェクトを近未来の技術革新の主軸となるDX技術と融合させ、畜産業に応用できる次のルーメン検診技術に昇華したいと考えています。


【経歴】

動物は、種を止まることなく続けるため自己と同じものを作り続けます。すなわち生殖により次世代の子が誕生し、種の維持と生命が継続されます。
2011 年より新潟大学農学部に着任し、生殖細胞の機能や生殖工学技術の改良・開発ついて 教育・研究を進めています。 

 

佐藤 太郎| 獣医師 博士(農学) TAROファームケアクリニック  

 

新潟大学付農場の診療を担当しています、佐藤と申します。弊社のモットーは「サイエンスを通して、畜産に貢献する」です。科学的エビデンスを基に農場に必要なサービスを提供し、畜産農家の利益の向上と食糧の安定確保に貢献したいと考えています。今回のプロジェクトで、DXによる体外からのルーメン検診技術を開発できれば、牛の第一胃の役割に関して多くのエビデンスを得ることができます。昨今の飼料高騰によるダメージ軽減に貢献できるのではないでしょうか。診療獣医師の立場から、役に立てることは何かを考えながらプロジェクトに参加しています。


【経歴】

1996年、酪農学園大学を卒業し獣医師となり、新潟県の研究機関で牛の繁殖の研究に従事し、2013年、新潟大学自然科学研究科博士課程を修了しました。 
現在は(株)TAROファームケアクリニックを開設し、動物の診療はもとより、受精 卵移植、経膣採卵-体外胚生産、飼料設計、コンサル業務など、トータルで農場をサポー トできる体制を、獣医師 3 名を含めた 5 名のスタッフで運営しています。 

 

長谷川 英夫| 新潟大学 農学部 教授 

 

初めまして。新潟大学自然科学系教授の長谷川英夫と申します。私は大学院修了後、母校の大学附属農場に職を得ました。 牛にストレスを与えないルーメン検診法の実現は、畜産に携わる皆さんの課題解決ととも に、全国に 54 ある大学附属農場、農業専門高校における教育カリキュラムにも貢献する ことを期待されます。 大学教員として育てて頂いた大学附属農場から新しい畜産業の姿を発信していきたいと願っています。 


【経歴】

1996年12月に筑波大学大学院農学研究科を修了してから、農業生産の効率化、軽労化、ロボット化の研究を行ってきました。2009 年より新潟大学に着任し、現在、農業機械学分野教授を務めています。  

 

太田 毅| 京都大学大学院 農学研究科教授

 

人間と家畜の付き合いは1万年以上前から始まっており、今回のプロジェクト対象のウシは、我々人類の進化・発展において必要不可欠な存在であり続けています。牛の負担軽減を第一義に考えた本プロジェクトは、長きにわたり人類の繁栄を支えてきたウシに対する恩返しでもあり、非常に意義のあるプロジェクトです。


【経歴】

1989年3月に京都大学大学院農学研究科修士課程を修了後、日本たばこ産業株式会社医薬総合研究所にて糖尿病・肥満症の創薬研究を行ってきました。2019年より京都大学に着任し、現在、応用生物科学専攻生体機構学分野教授を務めています。



応援メッセージのご紹介

 

 

祝前博明さん 新潟大学佐渡自然共生科学センターフェロー/京都大学名誉教授

 

「牛にストレスを与えないルーメン検診法の開発」プロジェクトは、農場管理技術とデジタル技術を融合することで実現されるものであり、研究グループが目指す「デジタル農場への変革」に大きく貢献できると考えます。

 

さらに、アニマルウェルフェアの観点から有益なものになることに加えて、農場管理に携わる畜産農家や獣医師の方々の負担軽減につながることが期待されます。このプロジェクトをみなさんで応援していただければ幸いです。

 

ルーメン検診法は牛にストレスを与えずに健康状態を把握できる画期的な取り組みです。本プロジェクトのポイントがわかりやすく伝わるよう絵を描きました。 一緒に応援しましょう。よろしくお願いします 。

 

新村末雄さん 新潟大学名誉教授

 

新潟大学農学部附属農場では、文部科学省「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」の採択を受け、デジタル技術を活用した新たな家畜の効率的生産技術の開発を考えています。本プロジェクトの成果は、デジタル社会へ対応した資質・能力を有する高度専門人材の育成を通して畜産業界の発展に貢献できるものです。是非、多くの方々にこのプロジェクトにご支援賜りたいと考えています。

 

高田良三さん 新潟大学自然科学系フェロー/鯉淵学園農業栄養専門学校教授

 

乳牛や肉牛など反すう動物の特徴は、通常の胃とは異なる反すう胃(ルーメン)をもっており、そこでは摂取した飼料が微生物によって分解・消化されます。このルーメンの状態は牛の健康をよく表現しており、それを常にモニターすることは牛にとってきわめて重要です。さらにこのプロジェクトの目的である「牛に苦痛を与えることなく、アニマルウェルフェアーに則ってルーメン状態を常時モニターする」ことは牛の健康維持・ストレス軽減のみならず、畜産農家や獣医さん等、関係者の負担を大きく軽減できるものと思われます。このプロジェクトの成功を期待しています。



寄付金控除について

新潟大学へのご寄付は、税法上の優遇措置が受けられます。

 

ご寄付いただいた寄付金については、下記の基準により課税所得から控除されます。本学からお送りする寄付金領収書を控除明細書としてご利用いただき、確定申告によりお手続きをしてください。

 

個人からのご寄付

○所得税の優遇措置(所得税法第78条第2項第2号)

本学からお送りする「寄付金領収書」を添付して、確定申告により手続きを行ってください。その年の寄付した寄付金が2,000円を超える場合、その超えた金額が当該年の所得から控除されます。ただし、寄付金の額が総所得金額等の40%を上回る場合は、40%が限度となります。

 

○ 個人住民税(県民税・市町村税)の優遇措置

寄付をした翌年の1月1日現在、新潟県内にお住まいの方は、所得控除に加えて寄付した年の翌年の個人住民税 10%が軽減されます。

 

※新潟県以外にお住まいの方は、それぞれの都道府県・市町村により取扱いが異なりますので、お住まいの都道府県・市町村にお問合せ願います。

 

法人からのご寄付(法人税法第37条第3項第2号)

寄付金の全額を損金算入することができます。

 

※詳しくは新潟大学基金のページをご覧ください。

 

寄付金領収書の発行について

寄付金領収書は、プロジェクト成立後約1か月以内に、ご登録いただいたメールアドレスへ添付ファイルで送付いたします。寄付金領収書の日付は、プロジェクト成立後の2023年6月の日付になります。

 

【重要】ご寄付の際の送付先ご住所の入力についての注意事項

送付先ご住所の入力については個人の方であればお住まいの住所、法人の方であれば所在地住所をご記入下さい。

 

※領収書発行にあたって、お住まいご住所・所在地が必須となりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

※確定申告の際は、ご本名と現住所(住民票に記載のご住所)、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収書が必要となりますので、ご注意ください。

 


ご留意事項

※寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

 

※寄付金領収書及びギフト等に掲載のお名前は、「ギフトお届け先」にご登録いただいたお名前となります。ご寄付後にアカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄付金領収書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

※本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

 

プロジェクト実行責任者:
山田 宜永(新潟大学農学部 動物遺伝学分野)
プロジェクト実施完了日:
2023年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

本研究ではウシのルーメン(第一胃)の評価基準である大きさ(体積)やルーメンの壁にある柔毛の健全性といった形態と、栄養成分の消化性やルーメン内微生物の構成・発酵性といった機能を育成牛の成長ステージごとに検査できる低侵襲の検診法を開発することが目的である。 本研究はウシの生体を用いたカプセル(検査機器)の形状・材質の適正検証やデータ転送方法の確立といった基礎研究、システム(検査装置一式)の試作が中心となる。 プロジェクトは2段階での完成を目指し、今回の第1ステップで集めた資金は次の用途に使用する。 ・動物実験を行う牛の購入・飼育・治療・処分にかかる費用  ¥600,000 ・牛に飲み込ませるカプセル型検査装置の試作  ¥300,000 ・牛の体外からカプセル型検査装置と通信する機器・アンテナの試作  ¥1,000,000 ・収集した情報を分析し画面に表示するソフトウェアの制作  ¥600,000 ・牛の第一胃の内容物をセンシングする実験環境の構築  ¥500,000 ・クラウドファンディング実行にかかる手数料  ¥450,000

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ギフト

3,000+システム利用料


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応援コース|3,000円

・お礼のメール
・寄附金領収書※1
・新潟大学HPの寄附者一覧にお名前を掲載(希望者のみ)
===
※1. 寄附金領収書は、プロジェクト成立後1か月以内に送付いたします。寄附金領収書の日付は、プロジェクト成立後の2023年6月の日付になります。

寄付者
79人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

10,000+システム利用料


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応援コース|10,000円

・お礼のメール
・寄附金領収書※1
・新潟大学HPの寄附者一覧にお名前を掲載(希望者のみ)
・開発報告書(PDF)※2

===
※1. 寄附金領収書は、プロジェクト成立後1か月以内に送付いたします。寄附金領収書の日付は、プロジェクト成立後の2023年6月の日付になります。
※2. 開発報告書は今回のクラウドファンディングで進んだ研究について皆様に経過をご案内する予定です。

寄付者
137人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

30,000+システム利用料


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応援コース|30,000円

・お礼のメール
・寄附金領収書※1
・新潟大学HPの寄附者一覧にお名前を掲載(希望者のみ)
・開発報告書(PDF)※2

===
※1. 寄附金領収書は、プロジェクト成立後1か月以内に送付いたします。寄附金領収書の日付は、プロジェクト成立後の2023年6月の日付になります。
※2. 開発報告書は今回のクラウドファンディングで進んだ研究について皆様に経過をご案内する予定です。

寄付者
17人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

50,000+システム利用料


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応援コース|50,000円

・お礼のメール
・寄附金領収書※1
・新潟大学HPの寄附者一覧にお名前を掲載(希望者のみ)
・開発報告書(PDF)※2

===
※1. 寄附金領収書は、プロジェクト成立後1か月以内に送付いたします。寄附金領収書の日付は、プロジェクト成立後の2023年6月の日付になります。
※2. 開発報告書は今回のクラウドファンディングで進んだ研究について皆様に経過をご案内する予定です。

寄付者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

100,000+システム利用料


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応援コース|100,000円

・お礼のメール
・寄附金領収書※1
・新潟大学HPの寄附者一覧にお名前を掲載(希望者のみ)
・開発報告書(PDF)※2
・新潟大学五十嵐キャンパス内の中央図書館に設置した電子芳名板に掲示、感謝状贈呈(個人、希望者のみ)

===
※1. 寄附金領収書は、プロジェクト成立後1か月以内に送付いたします。寄附金領収書の日付は、プロジェクト成立後の2023年6月の日付になります。
※2. 開発報告書は今回のクラウドファンディングで進んだ研究について皆様に経過をご案内する予定です。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

300,000+システム利用料


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応援コース|300,000円

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・寄附金領収書※1
・新潟大学HPの寄附者一覧にお名前を掲載(希望者のみ)
・開発報告書(PDF)※2
・新潟大学五十嵐キャンパス内の中央図書館に設置した電子芳名板に掲示、感謝状贈呈(個人、希望者のみ)

===
※1. 寄附金領収書は、プロジェクト成立後1か月以内に送付いたします。寄附金領収書の日付は、プロジェクト成立後の2023年6月の日付になります。
※2. 開発報告書は今回のクラウドファンディングで進んだ研究について皆様に経過をご案内する予定です。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

500,000+システム利用料


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応援コース|500,000円

・お礼のメール
・寄附金領収書※1
・新潟大学HPの寄附者一覧にお名前を掲載(希望者のみ)
・開発報告書(PDF)※2
・新潟大学五十嵐キャンパス内の中央図書館に設置した電子芳名板に掲示、感謝状贈呈(個人・法人、希望者のみ)
・記念品の贈呈(新潟大学ロゴ入りのタンブラー)(個人、希望者のみ)

===
※1. 寄附金領収書は、プロジェクト成立後1か月以内に送付いたします。寄附金領収書の日付は、プロジェクト成立後の2023年6月の日付になります。
※2. 開発報告書は今回のクラウドファンディングで進んだ研究について皆様に経過をご案内する予定です。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

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