ご支援いただき、本当にありがとうございました!
少しずつ暖かくなり春らしさが感じられる頃となりましたが、皆さま、お元気でいらっしゃいますか?
この度、レバノン緊急食料へご支援いただきまして、誠にありがとうございました。皆様からいただいたご支援のおかげで、レバノン山間部の寒さ厳しい山岳地帯に住む難民家族に無事、食料を届けることができました。支援内容と難民家族の声をご報告をさせていただきます。
また、明日、3月31日(木)20時より現地駐在員のよるオンライン報告会も開催する予定です。ご都合があう方はぜひご参加ください。以下のQRコードを読み取るとお申し込みサイトへリンクしています。よろしければご利用ください。
■ 支援内容
1. 実施場所:レバノン山間部 ベカー県バールエリヤス地域
バールベック・ヘルメル県のワーベル難民キャンプ
2. 対象:
特に困窮しているパレスチナ難民家族1,500家族。
内、READYFOR支援はその一部「200家族分」+次回配布分87世帯分
3.支援内容:
・1家族分の食料品パッケージ(38USD、およそ4,400円)× 200家族分=88万円
+ READYFORへの手数料 19.2万円
======================================
合計107.2万円
<セカンドゴール達成分として>
・1家族分の食料品パッケージ(38USD、およそ4,400円)× 87家族分=38.3万円
※セカンドゴール達成分は、次回(4月末から5月を予定)の食料支援で大切に使わせていただきます。
========================================
総額145.5万円
4. 配布内容:
米やパスタ、油、砂糖、豆類、肉類・魚類(缶詰)、紅茶など(常温で長期間保存が可能なもの。現地の食生活や希望が多かったもの。)
■食料を受け取った家族の声
皆さまのご協力で、レバノンの山間部に住むパレスチナ人シリア難民の家族に食料を配布しました。その後どんな生活をしているか、お話を聞きました。そのうちの2家族を紹介します。
なお、レバノンの小麦輸入量の6割はウクライナからきているため、ウクライナ侵攻によりパンやパスタなど主食の大幅な値上がりが心配されています。
アブデルラフマンさん一家は、2011年のシリア内戦すぐからレバノンに逃れてきました。子どもたちは皆、レバノンで生まれました。父親は無職で、国連の支援金以外に収入はありません。
母親は生活の苦しさから、心理的に追い詰められて眠れないといいます。
「今年の冬は、国連とCCPの支援しかありませんでした。おかげで私たちは何とか生き延びました。本当にありがとうございます。
食料をいただいたので、子どもたちにツナ缶を食べさせたり、胡麻のお菓子を食べさせることができました。今日はレンテル豆のスープを調理しました。子どもたちは本当に喜んでいました。」(お母さん)
ファルークさん一家は、2013年に包囲の続いていたヤルムーク・キャンプを脱出してレバノンに逃げてきました。下の子ども二人はレバノンで生まれています。
親たちはシリアでは大学を出ていましたが、レバノンでは職を見つけることができず、唯一の収入源の国連の支援は毎年減り、いまでは一月に100ドルほどしかありません。
2019年以降のレバノンの経済危機の物価上昇のため、ビニールシートが被さっただけの小屋の家賃を払うと、食料や燃料を買う分は残りません。
「一日に一食の日もありました。自殺を図った知り合いの女性もいました。いまではパレスチナ人に対するNGOの支援はCCPしかありません。本当にありがとうございます。
うちではいただいた食料はできるだけ長く持つようにと気をつけて使っています。子どもの好きなスパゲッティを食べさせることもでき、紅茶に砂糖を入れることも久しぶりにできました。今は一日二食になりました。
また、新型コロナウイルスのことも心配で、CCPの衛生事業にも感謝しています。」
(お父さん)
________________________________________
改めまして、この度は、ご支援および心温まる応援メッセージもいただきまして、本当にありがとうございました。
不定期ですが、これからも現地の最新情報や支援内容をご報告するオンライン報告会など行う予定です。この場でもご案内させていただきますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
2022年3月30日
パレスチナ子どものキャンペーン・スタッフ一同
<今後のイベント情報>
2022年3月31日(木)20:00-21:00 「レバノン:越冬支援・緊急食料支援の報告」
お申し込みはこちらから *ご参加用のURLを送らせていただきます。
2022年4月28日(木)20:00-21:00
「レバノン:新型コロナウイルス感染の中での活動〜衛生予防活動や手洗い場設置」
2022年5月17日(火)20:00-21:00 「パレスチナ:ガザ侵攻から1年、ガザの現状と支援活動」
*詳細は、新着情報、メルマガ、ホームページなどでお知らせします。また事務所までお問い合わせください。
※今後、東日本大震災から11年後の被災地のようすなどもお伝えする予定です。
<屋外イベントへの出展>
2022年4月16日(土)17日(日)アースデイ東京 場所:代々木公園
写真パネルで現地の状況や支援活動を紹介、またパレスチナ刺繍製品やオリーブオイルなどの販売も行います。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
https://www.earthday-tokyo.org/