代表の冨永は、3月10日から3週間ほど支援物資とファゴットを携えてボリビアのウルビチャ村に入ります。グアライヨ族の18人の青少年たちにファゴットを指導するためです。水道はほぼ完備しているけれど電気は点いたり消えたりの状態で、パソコンは勿論のことテレビもほとんどなく、携帯からのメール交換はできるけれど、インターネットはほぼ不通。しかし、5000人の人口の半分は20歳以下の若者で人口の半分以上はクラシックの楽器を演奏し、複数のオーケストラ、10のヴァイオリン工房、ボリビア各地から学びに来る子どもたちがいるという音楽学校まであるそうです。

 

 

  それはエルシステマのような新しい動きから生まれたものなのだろうかと不思議に思い、代表にメールで尋ねました。

 

  18世紀、ウルビチャ村の住民はドイツ人宣教師からヴァイオリンとヴァイオリン製作を習得したそうです。その後スペインによりボリビアが征服され、奴隷化を恐れ村ごとジャングルの奥に移動し、19世紀末にドイツの宣教師により再び彼らが発見されるまで、一世紀にわたりジャングルの奥でバロックバイオリンなどの弦楽器を作り、弦楽器中心のバロック音楽を演奏していました。以前の村に戻って以降、村をあげて音楽をするようになったようです。

 弦楽器製作、演奏技術のレベルは非常に高く、20世紀後半から管楽器も徐々に加わり、主にドイツからの援助を得てここ10年ほどですべての楽器がそろいました。オーケストラはまず弦楽合奏で始まり、20世紀後半から管楽器の入ったシンフォニー・オーケストラになったといえます。

 

 詳しい経緯は現地でうかがうとのことでした。また、ボリビアには似たような地域もありそこへも足を運んでみるとのことです。

 

「そのような音楽的な村で僕に何ができるかわかりませんが、まだ電話もテレビも車も、したがって舗装道路もなかった僕の子供の頃の横手を思い出しながら、どこか似たような顔をしたウルビチャ村の人々と仲良くなって来ようと思います」(冨永)

そして今回のチェンバロプロジェクトを「ふるさとの子ども達の未来への投資」と位置付けています。

 

 

 

 

 

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