プロジェクト終了報告のお知らせ
ご支援いただいた皆様へ
皆様の後押しで旅立って1年が経とうとしております。ご無沙汰しております。東慎一郎・かおりです。
2019年11月13日に帰国しておりました。当初1年間の世界一周を予定していましたが、政情不安定な地域でのビザ代や出入国税が外貨獲得目的で異常な高さだったり、東欧や中東での物価高で予想より旅費がかかったりしました。日々の生活自体はかなり切り詰めていたのですが、資金の目減りに追いつきませんでした。よって、早めの帰国を決めました。それでも当初計画していた訪問予定国はすべて訪問することができました。
旅での撮影枚数は1182枚。数時間無視され続けることも珍しくなく、撮影は苦労の連続でした。見ず知らずの我々の活動に、快く協力してくださった世界中の皆様に感謝いたします。
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世界をめぐって分かったこと。それは「世界は結構平和だ」ということ。もちろん政情不安定な国や地域があるのも事実ですが、その中で状況を打開しようと懸命に働く人がいます。表現の力で平和を希求するアーティストや、国境で難民を救助する活動家や宣教師、不遇の難民たちの生活をサポートするボランティアです。このような人々の活躍が表に出ることはあまりありませんが、彼らのような人々のおかげで最悪の状況が回避されているということを知りました。
また難民や困難な状況で生活する人々との触れ合いの中で、彼らが日々の生活の中で悲観しすぎずに、毎日を楽しく送ることができているのも知りました。妻はこの状況を見て「人はどんな状況でも幸せを見つけられる」と言いました。
よく考えれば、第2次世界大戦のような総力戦も70年以上起こっておらず、人類史上、こんなに平和な期間が続いているのは珍しいことなのではないでしょうか。そんな世界を目の当たりにしながら世界中の人と平和について語り合ってきたのです。そこから得た実感は「ある程度平和な世界」でした。
「自分の目で見て、多くの人に話を聞かねば分からないことが多い」というのが今回の旅の最大の学びでした。
撮影の旅は終わりましたが、これからこの旅を通じて知ったことや学んだことを元に映像作品を作ろうと思っています。また4月から南九州市内で小学校教諭として勤務することになりました。世界で見聞きしたことを子どもたちにも伝えられたらと思っています。
ご支援いただきありがとうございました。撮影はこれで一区切りをむかえますが、これからの活動も見守っていただけると幸いです。本当にありがとうございました。
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訪問国
台湾→アメリカ→カナダ→ポルトガル→スペイン→イタリア→バチカン市国→ドイツ→フランス→ブルガリア→ポーランド→ウクライナ→ヨルダン→イスラエル→パレスチナ自治区→エジプト→トルコ→ネパール→タイ→韓国→日本
経費
移動費(飛行機・鉄道) 789.020円(確定)
宿泊費 655.960円(確定)
海外医療保険 191.341円(確定)
食費・現地交通費(タクシー・バス)・ガイド代・ビザ代・雑費
834.204円(確定)
合計 2.470.525円(内2.175962円がクラウドファンディング調達分)
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