致道博物館 再始動プロジェクト【最終報告】
いつも致道博物館を応援いただき、ありがとうございます。
初めてのクラウドファンディング「時計と展示が動き出す― 致道博物館再始動プロジェクト」へのご支援に、心より感謝申し上げます。改めてプロジェクトの結果報告とこれまでの状況をお伝えし、プロジェクトの終了報告とさせていただきます。
【プロジェクトの結果報告】
支援数 394件741名様
支援額 1,572万5千円
山形県沖地震で被災した重要文化財旧西田川郡役所の展示リニューアルと再公開を目指し、第一目標金額を1,000万円と掲げてスタートいたしましたが、皆様にご支援ご協力をいただきプロジェクトを進めることができました。
【プロジェクト終了後の博物館の状況・寄付金の使途】
皆様からご支援は、当初の計画に沿って活用させていただきました。
《その1》壊れた大時計の修理
何度も修理して、とうとう動かなくなってしまった大時計。時計の構造上の問題点を改善し、劣化で膨張した時計盤を交換して、2024年4月3日、やっと正確な時を刻み始めました。それから約1年間が経ちましたが、しっかり動き続けています。

《その2》ドールハウスとミニチュア洋食器の常設展示
1階は「致道ミニチュアコレクション展示室」として一新しました。地震被災の部分修理で「通常の展示室利用」は難しかったのですが、ドールハウス作品の特徴を活かした展示方法により、郡役所建物外観と展示作品内容がマッチした、新たに魅力的な空間が生まれ、2024年4月27日(土)より再公開を始めました。


展示は好評で、今後の課題だった「ドールハウス和もの作品展示」の予定を早め、2024年秋に追加展示工事を開始し、11月にご覧いただけるようになりました。

《その3》考古資料の再展示
昭和47年に移築公開が始まった旧西田川郡役所。最大の見どころだった考古資料の常設展示は、2階ホールへ移設しました。遺跡ごとの時代順、テーマ別のスポット展示、遺跡マップ、パノラマイラストなどにより、一新しています。

【お知らせ】
(1)旧西田川郡役所の時計塔・塔屋部分の壁面修理および塗装工事を実施します。
大時計修理は完成しましたが、明治時代初期の木造建築であり、ひと夏、ひと冬ごとに経年劣化が著しく進んでいます。そのため、文化庁との協議をふまえ、国・山形県・鶴岡市の補助事業(美観向上整備事業)として、早急に補修が必要な塔屋部分の修理工事を実施します。
期間は2025年4月1日から10月31日までの6ヶ月間です。足場組立や修理工事は準備が整い次第、夏頃から開始いたします。
建物内部の見学に支障はない計画ですが、建物外観の全体撮影には少なからず影響が生じます。その際は「滅多に行われない高所の足場組や修理工事」の様子を、記念写真として撮影いただける貴重な機会として、お許しいただければ幸いです。
(2)ホームページをリニューアルし、クラウドファンディングご支援者名簿(希望者のみ)を掲載します。
館内への支援者名簿掲載(コース限定/希望者のみ)は既に行っていますが、現行のホームページへの掲載はわかりにくいため、リニューアル後に一覧掲載させていただきます。2025年6月頃を見込んで、現在作業を進めておりますので、今しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。
【今後について】
クラウドファンディング期間が終了して落ち着く時間もなく、通常の博物館活動と旧西田川郡役所の再公開に向けた取り組みを、少ないスタッフとともに懸命に進めてまいりました。思うようにいかないこと、迷いためらうこと、考えていたよりも大変な道のりでした。
当館は、地方文化の振興を目的に創設され、地域の文化財を守り未来へつないでいくために、活動を行っています。これまでも本当に多くの方々にお支えいただきましたが、このクラウドファンディングにより、当館の活動をご理解くださり、大切に思って励ましてくださる多くの方々とつながることができたことは、私達にとってかけがえのない経験でした。
今回のプロジェクトを弾みに、さらに多くの皆様からご協力をいただけるように、博物館のスタッフ一同精進してまいります。これからも、どうか致道博物館へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。
公益財団法人致道博物館
代表理事 館長 酒井 忠順
スタッフ一同
























