「今年の冬こそ寒さで死んでしまう」住民の悲鳴で老猫を保護

今日は風も強く、寒かったですね。

午後４時過ぎから、推定15歳のステラちゃんのレスキューが行われました。

 

ステラちゃんとは・・・

 

神田地区のビジネスホテルには、中二階の入口へのスロープの下に地域猫のステラちゃんが住んでいました。

 

 

行政とボランティアが連携・協力して不妊手術を行ったのは１５年ほど前。

スロープの下には、食器と水入れ、爪とぎなどが並べられ、ホテルに関わる男性がお世話していました（下の写真は２０１４年３月撮影）。

 

 

人も動物も年を取ります。

お世話していた男性もステラちゃんも高齢となっていきました。

 

コロナ禍に見舞われてからは、ホテルが休業していることが増え、ホテルに関わる男性の姿を見かけることが少なくなったのです。

いつの間にか食器なども撤去され、ステラちゃんがホテルの近くでしょんぼりとたたずむ姿が目撃されるようになりました。

 

もともと地域の人気者だったステラちゃんです。

男性に代わって住民・在勤者らがかわるがわる食べ物を与え始めましたが、

その身を案じる声が上がり、ちよだニャンとなる会に相談が寄せられたのです。

区界ということで、隣接する中央区のNPO法人フライングタイガースさんが捕獲をお手伝いくださることになり、ステラちゃんを保護することとなったのでした。

 

 

本日、午後４時過ぎ、地域住民、フライングタイガースさん、ちよだニャンとなる会が集まって、ステラちゃん救出について話し合い。

そこにステラちゃんが現われ、近寄ってきたのです。

フライングタイガースさんは車にキャリーバッグやタモ網を常備していて、あっという間に話は展開。ステラちゃんがキャリーバッグに入れた食べ物につられて中に入り、奥まで行った瞬間、フライングタイガースさんがハッチをバタッと閉めキャリーを縦にして捕獲成功！　フライングタイガースさん、GOOD JOB！　でした。

 

 

ステラちゃん、もう寒い思いをすることはないからね、と話しかけながら協力動物病院へと搬送。病院では、健康チェック、ウイルス検査、便検査、駆虫、ワクチン接種等、必要に応じて医療処置、治療等が行われます。

 

退院したら、ステラちゃんには、老猫ホームに入居してもらう予定です。