Xマス大寒波の前に～無事に全8頭保護

 

深夜の捕獲現場、その後のご報告です。

 

初めての目撃情報が１１月３日に寄せられてから複数の猫情報が相次いで寄せられ、この週末までに８頭の猫が保護されました。

しかし、まだ猫が残っているかもしれません。ということで、一昨日、保健所職員とボランティアが４台の捕獲器を設置。人の入れない場所の鍵が借りられたのは幸いでした。

 

昨日、午前中に職員が確認に行ったところ、ハッチは開いたままでインはありませんでした。ひとまずこちらの地域は現時点では猫ゼロということで、撤収することとなりました。

 

 

ちょっと過去の話をお伝えしたいと思います。

 

私たちがこちらでの猫の保護を急いでいるのは、この冬の寒波襲来までに保護してあげたいという思いのほか、胸の痛い経験があるからです。

 

２００８年１月から７月、今回の現場のすぐ近くで「飼い主のいない猫」３０頭を保護して去勢・不妊手術を行い、９頭は譲渡先を探せたものの、２１頭は元の場所に戻していました。行政とボランティアが連携・協力してのＴＮＲです。もともと在住者を含む大勢の人たちがフードを与えていたので食べ物に不自由はなく、猫の存在が困るという苦情もトラブルもありませんでした。地域での猫と人との共生が進んだ、と思ったのですが…

 

あらためてわかったことですが、手術を行って猫が子猫を産まなくなると、猫はみるみる減っていきます。猫が減っていった原因はほとんどが交通事故でした。そして、２年半後には猫の姿は見えなくなったのです。確かに、地域環境と公衆衛生は向上しました、しかし、動物愛護・動物福祉の観点ではどうだったのか。

 

▲2008年の活動風景

 

このたび二日に渡る夜を徹しての捕獲となったのは、ここが猫にとって危険な地域と考えているからです。保護が遅れたら、猫たちが車に轢かれ、重症を負うか、命を落とすか。そういう焦りの気持ちがあり、捕獲大作戦となったのでした。

 

ーーーーーーーーーー

クラウドファンディングもスタートして24日目となりました。

今日は、クリスマスイブ。

猫たちへのプレゼントとして、ぜひ投稿をシェアしていただけると嬉しいです。どうぞ素敵なXマスを。