9６歳独居女性が泣きながら手放したモコちゃんがやってきました

こんにちは。ちよだニャンとなる会の香取・古川です。

 

クラウドファンディングは残り４日。

みなさまからのたくさんの応援・ご支援のおかげをもって、老猫ホーム＆ホスピスを併設する保護猫カフェ「ちよだニャンとなるＣａｆé神田神保町」がいよいよ開設の運びとなりました。

 

プレオープンは１月２２日、グランドオープンは２月２２日。

建物が想定を超えて老朽化していて大規模なリノベーション工事となり、予定より１か月近く遅れての開設です。

 

本日、各協力動物病院に預かりをお願いしていた保護猫さんたちがカフェに入居しました！　夕方、苅谷動物病院グループ三ツ目通り病院から第１便、３猫さんが到着。入居するのは、キジサビ長毛ＭＩＸのモコちゃんと、白黒の兄弟トキオちゃんと五輪ちゃんです。

 

保護猫さんたちのプロフィールをご紹介します。

 

▼９６歳ひとり暮らしの女性から引き受けたモコちゃん

 

モコちゃんの事情です。２年前、千代田区社会福祉協議会から千代田保健所に相談が寄せられ、ちよだニャンとなる会を含む３者での会議が開かれました。

一緒に暮らしていた息子さんが前年に急逝され、高齢の女性とモコちゃんをはじめ猫５頭との暮らしになってしまい、お世話が少しずつ難しくなっているとのことでした。

女性は最期まで猫さんたちと一緒に暮らすことを強く望んでいましたので、ちよだニャンとなる会では、一昨年１月から定期的に女性宅を訪問。猫さんたちのお世話をお手伝いしていました。

 

今年４月、女性が転倒で怪我されたのをきっかけに、少しずつ猫さんを手放すことを決意。社会福祉協議会の職員と保健所の職員の立ち会いのもと、「猫の所有権放棄及び譲渡依頼書」にご署名いただき、ちよだニャンとなる会はモコちゃんたちを引き受けることとなったのでした。女性はモコちゃんたちの幸せを願い、泣きながらモコちゃんたちを私たちに託してくれました。立ち会った全員が泣きました・・・。

 

▼白黒のトキオちゃんです。

 

白黒のトキオちゃんと五輪ちゃんは、昨年７月、東京オリンピック・パラリンピックが開催される直前、施設の近くで保護しました。もともと大使館公邸で生まれて放し飼いのような状態だったため、人に馴れています。

 

▼白黒の五輪ちゃん

 

３猫さんにはひとまずケージで過ごしてもらいます。モコちゃん、トキオちゃん、五輪ちゃん、新しい環境に少しずつ馴れていってね。

 

猫たちの入居が始まり、いよいよスタートだな！とひしひしと実感。

明日は、また15歳の子の入居を予定しています。

 

クラウドファンディングも残り4日となりました。

日々、たくさんの皆様からの応援メッセージに励まされて、ここまでたどり着けました。

大きなご支援が集まったことは、いかに多くの皆さんが、人知れず猫たちが息絶えていくことに胸を痛め、解決の道を見つけたいと願っていたことなのだと思います。

残り4日、重ねてのお願いになりますがまだまだ情報のご拡散をお願いできれば嬉しいです。

 

ちよだニャンとなる会

香取　古川