タイの教育格差の現状と、国際交流が子供に与える影響とは？

こんばんは！中央大学ローターアクトクラブ国際奉仕委員会です。

 

本日はタイの教育格差の現状と、私たち国際奉仕委員会のメンバーが実際に現地に赴き、支援をするメリットの1つである国際交流が子供に与える影響について紹介したいと思います。

 

はじめに、タイが抱えている教育問題について紹介したいと思います。

近年、驚くことにタイは日本よりも少子高齢化のスピードが速いといわれ、慢性的な労働者不足に悩んでいる一方で、教育の格差があります。それは主に2つの原因があると考えられています。

 

教育格差の原因１：所得格差

タイ政府は2009年に幼稚園を含めた１５年間の教育費用の無償化を行いましたが、教材費や給食費などのその他必要経費は徴収されるため、収入の低い家庭にとって重い負担となっており、教育を受けられない子供も出てきています。

 

教育格差の原因：２地域格差

タイでの小学校から中等学校への進学率を地域別に見た場合に、進学率が最も高い地域は首都であるバンコクの103.1%に対して、最も低い地域はナラティワットという南部地域の都市で31.1%とその差は歴然です。

 

設備や教育の質においてもその差は大きく、都市部にはインターナショナルスクールがある一方、農村部になく、英語教育も未導入であるという違いもあります。

 

そこで私たちは寮の増設工事、寝具、食べ物や飲料水などの物質的支援だけではなく、日本文化、言語の紹介など、農村部の子供たちには普段かかわる機会のない異文化を、実際に子供たちと触れ合うことで体験してもらいたいと考えています。また、それをきっかけに自国の文化を再認識するきっかけにもなれば、視野が広がり、グローバル化の進んだ現代を知る第一歩となると考えています。

 

具体的な国際交流の影響としては

・自己のアイデンティーの基礎の作成

・異文化コミュニケーション能力の向上

・多文化共生を受け入れる土壌の作成

・新しい価値を生み出せる創造力の構築

 

などが文部科学省の報告書などに掲載されています。

 

これらの知的財産は、単純な物資だけの支援では得ることができません。そこで私たちは物質的支援に加えて、実際に人と人とで触れ合う国際交流を通してその後の基礎となる幼少期の教育に、少しでも携わることができればよいと考えています。

 

そのためには、現在15名の方にご協力いただいているものの、現状目標金額の14％達成で支援募集終了まで残り13日、という現実はかなり厳しい状況です。

1000円からお手軽に支援していただくことも可能ですので、今までの記事や、プロジェクトに賛同していただけた方は、ぜひ支援にご協力お願いいたします。

 

【タイの子供たちの未来のために、豊かな学習環境を支援して笑顔になってもらうべく、私たち中央大学ローターアクトクラブ国際奉仕委員会は日々努めてまいります！】