あたたかいご支援、ありがとうございます!
九州北部豪雨の支援活動にご協力をいただき、誠にありがとうございます!
皆様からお寄せいただいたご寄付は、岡山県や広島県、愛媛県などの被災地での緊急支援活動に活用させていただいています。
水没した病院の患者をヘリとボートで救急搬送
「患者全員を一刻も早く避難させてほしい」
豪雨発生から2日後の 7 月 8 日、 発災直後から待機していた緊急支援チーム (Civic Force / A-PAD ジャパン/ PWJ) のもとに、岡山県倉敷市の 「まび記念病院」 に患者らが取り残されているとの情報が入りました。 水陸両用車で病院に駆けつけたチームは、 院長の依頼を受けて、 その場にいた患者全員約 50 人をゴムボートとヘリ 2 機、 自衛隊の船で救急搬送しました。
このうち緊急を要する重症患者 8 人は、 看護師付き添いのもと、 病院の屋上からヘリで岡山大学病院などへ搬送しました。 これらの活動は、 HuMA (災害人道医療支援会) や DMAT (災害派 遣医療チーム) などの医療関係者や自衛隊と協力して行いましたが、災害救助の経験豊富な稲葉基高医師がチームの一員として医療機関への搬送や引き継ぎを行いました。その後再会したまび記念病院長は「あのとき来てくれなかったら患者は命を落としていたかもしれない。本当に救われました」と感謝の言葉を述べ、稲葉医師と握手を交わしました。
倉敷市内では、医療機関のほとんどが水没し未だ復帰の目処が立っていません。そこで、チームでは、7月16日から7月末まで、倉敷市の薗小学校避難所にトレーラーを設置して、仮設診療所を開設。夜間も開業し、熱中症や外傷、腹痛、下痢などさまざまな症状を訴える方々の診療を行いました。
エアコンや衣類、食糧など連日避難所等に物資を配布
発災後、チームでは行方不明者の捜索活動などと並行して、岡山県や広島県、愛媛県上島町などの避難所や在宅避難者のニーズ調査を行い、連日、水や食糧、衣類や暑さ対策の衛生用品、エアコンなど様々な物資をお届けしました。物資の調達にあたっては、全国の企業と協力しながら、できるかぎり迅速かつきめこまやかにお届けできるよう尽力しています。
災害ボランティアセンターをサポート
また、家屋や田畑に流れ込んだ大量の土砂などを取り除くためには、災害ボランティアの助けも必要です。Civic Forceは、被災地での災害ボランティア派遣事業の経験豊富なパートナー団体(被災地NGO協働センター、ひちくボランティアセンター等)と連携し、災害ボランティアセンターの運営をサポートするなど、被災地の復旧 ・ 復興をサポートしています。
「NPOパートナー協働事業」を通じて地域の主体的な復興の動きを後押し
今回の災害は、広範囲の水害により被災地の復旧は長引くことが予想されます。Civic Forceでは、東日本大震災や熊本地震での経験を生かしつつ「NPOパートナー協働事業」を通じて、今後、地域の主体的な復旧・復興の動きをサポートしていく計画です。
引き続き募金を受け付けております。
http://www.civic-force.org/contribution/