今、執筆中の本から一部を載せてみました。

 

 僕は統合失調症という病気を生涯の伴侶として働いています。大学院を卒業直後、約二年間に亘る寝たきり生活を過ごします。二週間に一度の通院以外、布団の上で暮らしていました。今になって思えば、父親の突然の手術がなければ、布団から飛び出す勇気もなかったのです。障害者就労支援センターである「チャレンジドステーションクジラ」と運命的な出会いをし、約一年に亘る就職活動が功を結び、霞が関の厚生労働省で障害者のチャレンジ雇用として雇ってもらったのです。それまでの期間、ずっと日雇い派遣で修業を積んでいました。厚生労働省では事務補佐として職歴を重ね、二年間欠勤なしの記録も作りました。そして今の会社に転職しました。

 

 現在の仕事の内容は初めは事務でした。臨床検査を主に扱う医療関係の会社は病院の裏方です。管理部門に配属され、なんでも屋さん状態で働いていました。次第に締め切りがある仕事やミスが許されない仕事をするうちに体調管理に気をつけるようになりました。睡眠薬を服薬しているため、決まった時間に服薬します。平日は仕事中心です。フルタイムで働くには仕方がない事です。今でも欠勤なしで働いてるのは自慢ですが、週末が近付くとだんだん疲労で作業スピードが遅くなります。

 

 今の部署では仕事仲間に恵まれ、出来ない仕事は周りからの協力を得る事が出来ています。社内でのコミニケーションを重視しています。今年から営業の方達と仕事をするようになりました。検査の知識が必要不可欠で、電話応対も未だに緊張します。それでも難しい仕事を成し遂げた時は喜びでいっぱいです。
あまり激しく仕事をすると疲れて休養室のベッドで寝ています。

 

 全力ではなく、程々で働くのが大事だと思う様になりました。他の部署の人には障害者であるように思われない事が多くなったと思います。それは仕事を通じて少し成長できたからかも知れません。服薬の副作用で喉が渇きます。毎日、二リットルのペットボトルを片手でごくごく飲んでいると笑われたりします。相変わらずの日常風景となったこの行為は会社で評判となってしまいました。これからもマイペースで仕事を続けられたらと思っています。その事が正社員への夢の切符となるよう精進し続けていきたいです。

 

        

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