病気に負けないで。子どもたちから子どもたちへの応援コンサート

 

 

 

 

 

●ご挨拶

 

こんにちは。大阪市鶴見区を中心に活動する社会教育任意団体「Osaka Children's Choir Colorful（おおさかチルドレンズクワイアカラフル）」と申します。私たちは2017年に発足し、「すべての子どもはソリスト！」の理念のもと、大人メンバーと共に子どもたちが自ら企画・運営に関わる、子どもによる子どものための合唱団です。

 

理念に基づき、全員がソロを歌う機会があるようにしていることはもちろんですが、参加するすべてのこどもたちが、活動を通じて自身の価値や才能に気付き、開花させてほしいと思っています。そして、私たちの活動は歌だけではありません。子どもたちによるアロマハンドマッサージや、お年寄りの方とお話をさせていただくなど、これまでたくさんの老人ホーム、社会福祉施設で活動をしてきました。

 

 

歌を聴いてくださる方も「ふるさと」や「もみじ」などお馴染みの曲を一緒に歌ってくださったり、「パプリカ」や「ビリーブ」など知らない歌の歌詞や振り付けを子どもたちがレクチャーすると、一緒に踊ってくださったりします。コンサート後にアロマハンドマッサージをすると、涙を流して喜んでくださったり、ハグしてくださったり…子どもたちにとっても、歌をほめてもらったり、日頃のがんばりの成果を感じられる時間になっています。

 

現在は4歳から19歳までの子どもたち31人が活動をしています。子どもたちがそれぞれ自分の得意なことを活かして輝ける場所をつくりたいと思い、大人たちが活動を決めるのではなくて、子どもたちが自らやりたいことを考え、活動を企画し、運営していくことを大切にしています。

 

 

●チャイルド・ケモ・ハウスさんを応援するチャリティコンサート開催へ

 

今回、兵庫県神戸市にある医療的ケアが必要な子どものための施設「チャイルド・ケモ・ハウス」の活動を応援するチャリティコンサートを2020年8月10日に三井アウトレットパーク大阪鶴見にて開催することになりました。これまでイベントでご一緒させていただいたご縁もあり、またその活動についてのお話を、子どもたちが副理事長の田村さんからお聞きする機会もありました。

 

これまでいろんな団体さんなどからイベントや施設訪問のお声がけをいただくことはありましたが、私たちでコンサートを主催したことはありませんでした。

 

 

活動が3年目を迎える今年、これまでの活動の一つの区切りとしてColorfulのコンサートをやってみたい。そして元気な歌声や明るい笑顔をこれまでたくさんの場所で届けてきたカラフルだからこそ、今回のコンサートでもさらにたくさんの人と笑顔や温かい思いを繋げられる機会になるといいね、という話になり企画されました。

 

このチャリティコンサートを開催するためには、会場費や設営費、音響機材費など最低でも80万円の費用がかかります。私たち団体の予算だけでは捻出するのが難しく、また多くの人にColorfulやチャイルド・ケモ・ハウスの活動を知ってほしい、病気と闘っている子どもたちをどうか一緒に応援していただけないかという思いから、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

チャイルド・ケモ・ハウスは、小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子ども、若年成人とその家族の方のための施設です。病院と家の中間のような施設で、病院よりもアットホームで、病気の子どもたちは家族と一緒におうちにいるのと同じように過ごすことができます。（HPはこちら）

 

子どもさんもご家族も、ただでさえ辛く大変な闘病生活を少しでも家に近い環境で過ごせるように。お父さん、お母さんがずっと子どもさんのそばについていられるように。そんな思いのもと運営をされています。

 

 

同じくらいの年齢で病気と頑張って闘っている子がいると知ったColorfulメンバーの子どもたち。「自分たちが病気になったら？大けがをしたら？今、当たり前だと思ってることができないかもしれない。」「頑張っている子にエールを送りたい。」「私たちが歌を歌えば一人ひとりは小さな力でも、この思いが多くの人に届くことで大きな応援の力になるのではないか。」そんな思いを込めて、今回のチャリティコンサートを企画しました。

 

 

 

コンサートをするときはいつも、子どもたちと定期的に行うリーダーミーティングを通して、どんな曲を歌うか、どんなイベントにするかを決めていきます。活動を通じて、以前は人前で歌ったり話すことに緊張したり、担当を任せられプレッシャーを感じて「もうできない！」と言っていた子たちが、堂々とコンサートでMCをしたり、自信を持って歌えるようになってきています。

 

今回のチャリティコンサートでは、「子どもたちが大好きな応援ソング『パプリカ』をみんなで歌いたい」「かわいい募金箱を自分たちで作ろう！」などアイデアをたくさん出してくれました。

 

新型コロナウイルスの影響で練習やミーティングも自粛となり、みんなそろっての練習が難しい中、それぞれ自宅で個人練習したり、オンラインで自主的にミーティングを開き、Colorfulのモットーや毎日練習した内容を振り返ったり、やりたいことなどを書き留めるColorfulノートを作ってみたり…主体性を持って一生懸命練習に取り組んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のコンサートを通じて、チャイルド・ケモ・ハウスとColorfulのことを多くの方々に知っていただき、歌の力で病気と闘う子どもたちにエールを送りたいと思っています。

 

今、Colorfulの子どもたちは一生懸命自分たちにできる最高のステージを考え、練習や準備を頑張っています。コンサートの成功は子どもたちの人生にとって必ず貴重な体験になります。Colorfulの子どもたちにとっても自分たちの思いの詰まったコンサートを通して成長する機会になればと思っています。

そのためにも、必ずこのクラウドファンディングを成功させ、出演者のみなさん、来場者のみなさんと心を一つに、応援の思いを届けられるようなコンサートにしていきたいと考えています。また、今後もより多くの人や団体との関わりを増やし、このようなコンサートを2年に1回は開いていきたいと思っています。ぜひ皆様の応援をよろしくお願いいたします。

 

 

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