障がいのあるアーティストの作品を社会に広める

▼自己紹介

私たち一般社団法人COOD CREATORS（クッドクリエイターズ）は、

地域の人々と共に（CO）社会を良くしたい（GOOD）というミッションのもと、

地域社会の課題を地域の人々と協働しながら、解決することを目指しています。

 

2023年4月に任意団体から始まり、「山陰ご当地フォントプロジェクト」という活動をしている

JAGDA（日本グラフィックデザイン協会）鳥取地区・島根地区の会員を中心としたデザイナーのチームです。

アートを通じて障がいのある方が活躍できる社会を目指しています。

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

障がいのあるお子さんを持つ親御さんが私たちの身の回りにおられ、工賃が安く将来が不安という現実を知りました。

B型事業所を利用されている障がいのある方は全国で約300,000人。

平均工賃は、月額約17,000円。

 

障がい者年金をいただいたといしても月額10万円に満たないのが現実です。

ただ、福祉施設は収益事業を行うノウハウや知識がないため、

障がいのある方の職業選択の幅は狭く、単純な軽作業が主となっています。

そして、障がいのある方の雇用や作品展、バザーなど社会との接点を増やす施策を行っておられますが、

まだまだ社会と障がいのある方との壁は高く、日常的な接点は少ないと感じています。

 

広告業に携わっている私がこの社会課題に対してできることが無いか模索している中、

JAGDA（日本グラフィックデザイン協会）の友人を通じて、東京のJAGDA会員の方が活動している「ご当地フォント」という障がいのある方のアートプロジェクトを知り、まさにこの事業スキームならこの社会課題を解決する一助になる！とそう思い、ご当地フォントに参画することに決めました。

 

※ご当地フォント／障がいのあるアーティストが描くイラストや文字を図柄とフォントにし、スポンサーに販売。収益の一部を福祉施設を通して障がいのあるアーティストへ還元する全国のご当地で展開するSHIBUYA FONTが運営するソーシャルプロジェクトです。

https://www.gotouchifont.jp

 

▼プロジェクトの内容

SHIBUYA FONTが運営する「ご当地フォント」に参加しています。

鳥取県内の複数の福祉施設と契約を結び、障がいのあるアーティストが描く独創的で魅力ある作品（文字とイラスト）をデザインし、

フォントとパターン（図柄）のデータを作成。

このフォントとパターン（図柄）をスポンサーのCSR活動やブランディングに活用していただくことで収益を得ます。

収益の一部は障がいのあるアーティストへ還元し、工賃アップと好きな作品づくりを仕事にすることができる

持続可能な循環型の収益事業スキームです。

 

作品が社会の至るところで活用されることで、障がいのある方と社会を結ぶことができます。

 

 

 

私たちは、鳥取県の補助金「公民連携推進事業補助金」を2年間採択させていただき、

福祉施設の芸術活動をサポートする「あいサポート・アートセンター」に福祉施設の状況、

障がいのあるアーティストの状況など私たちが未知な部分を全面的にサポートをしていただいています。

そのお陰をもって、2023年4月にキックオフをしてから福祉施設へ訪問しフォントを作成し、

また全国初の障がい者アートに特化した県立バーチャル美術館「鳥取県立バリアフリー美術館」の収蔵作品を使用して、

パターン（図柄）を製作しました。

 

1年間で完成したデザインは、フォント1個とパターン（図柄）45個です。

 

 

●フォント

できたよフォント／あかり広場（鳥取県米子市）宮尾さん　×　デザイナー永瀬

 

 

●パターン（図柄）

完成した全45個のうちの一部をご紹介します。

 

 

●これまでの実績

 

鳥取県令和新時代創造県民運動活動表彰／2024年2月

 

鳥取県庁2階通路のパネル装飾の業務受託（鳥取県より）／2024年3月

 

鳥取県職員の名刺に活用（あいサポートアートセンターより）

 

日本小児神経学会学術集会のビジュルデザインにパターンおよびフォントを活用（鳥取大学医学部附属病院脳神経小児科より）

　

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

私たちは、このプロジェクトを通して障がいのある方が活躍できるダイバーシティ社会を目指しています。

街のいたるところに、障がいのあるアーティストの作品が溢れ、街が明るくなり、街に住むみんなが笑顔になったらいいな！

そんな未来をデザインの力で叶えたいと思っています。

今年度の具体的な活動内容としては、

・新しい作品を増やす（フォント2〜3個、パターン20個〜30個）

・常設ギャラリーの整備（鳥取県米子市両三柳228-2　有限会社あっぷるはうす内）

・新しい作品の完成発表会（11月2日米子コンベンションセンター2階　国際会議室）

 

常設ギャラリー予定のCOOD　CREATORS事務所1階（有限会社あっぷるはうす内）

 

▼応援で得た資金について

皆様からの応援で得た資金は、リターン品の作製に使わせていただく他、

お選びいただいた作品の原画を描いた障がいのあるアーティストへ

データ利用として資金の一部を私たちから福祉施設を通じて還元します。

（リターン品のファブリックパネルは45種の中からお選びいただきます。）

 

●資金還元対象の福祉施設

・特定非営利活動法人あかり広場（鳥取県米子市）

・社会福祉法人もみの木福祉会（鳥取県米子市）

・NPO法人いるか（鳥取県米子市）

・SOI STANCE（鳥取県米子市）

・一般社団法人アートスペースからふる（鳥取県鳥取市）

・鹿野第二かちみ園（鳥取県鳥取市）

※順不同

※資金還元を行うこと及び名称掲載の許諾は取得しています。

 

共にダイバーシティ社会を目指していきませんか。

何卒、応援のほどよろしくお願いします！！