タイの世界大会と村の小学校で和の心を人形劇で伝えたい

皆さんは、絵本「からすたろう」をご存知ですか？　
作者の八島太郎（やしま・たろう）さんは画家・絵本作家で、
国内よりも国外で名の通った方です。

「からすたろう」は、昭和初期の日本の農村風景の中に、
日本タオルを頬（ほ）かむりしたり、雨の日には蓑（みの）
にくるまって学校に通う子供の姿などが描かれている
絵本ですが、原題を「 CROW BOY 」という、
1955年にアメリカで発表された英語の絵本なのです。
　
ちびと呼ばれ、
友だちからも先生からも無視され、
バカにされ続けながら、
それでも雨の日も、
嵐の日も、
一日も休まず小学校へ通う少年。

ちびは、６年生に進級して初めて先生と交流を得ます。
新しく赴任してきた磯辺先生という担任の先生です。
　
ちびがカラスの微妙な鳴き声を模写できる
才能を持っていることに気づいた磯辺先生は、
ちびに学芸会で発表することを勧めます。
クライマックス、学校生活最後の学芸会で、
ちびは得意なカラスの鳴きまねをして
周囲の認識を一変させ、大人びた顔つきに成長します。
いじめに着目し、教育とは何かを問う絵本です。

タイのこどもたちへ、どうしたらちゃんと伝わるか摸索の毎日です。

からすたろう受賞歴　
1955年 全米児童教育連盟最高賞
1954～55年度 米国版画協会顕著進歩賞
1978年 日本語翻訳版が出版
1979年 絵本にっぽん賞特別賞

ちょっと形は変わりますが、
現代のからすたろう的な記事を目にしたので、共有します。
http://tabi-labo.com/53138/positive-post-it/