タイの世界大会と村の小学校で和の心を人形劇で伝えたい

からすたろうの作者・八島太郎さんといえば、戦争と故郷。



戦前プロレタリア運動に投じて迫害され、
日中戦争のただ中、 アメリカへ亡命。
反戦ビラを撒き、何度も夫婦で特高に拘束される。
「蟹工船」で知られる小林多喜二さんが
特高に拷問を受けて亡くなり、
自宅に亡がらが戻って来た際、
死に顔をスケッチし、デスマスクを作成したそう。
日米開戦後は、祖国へ向けて降伏ピラを描き、
必死にいのちの大切さを訴えます。

戦後はアメリカにとどまり芸術活動を続け、
一生涯故郷を愛し続けたその想いは、
彼の絵本作品たちからひしひしと伝わります。

やしまたろうさんの故郷、
鹿児島県南大隅のポータルサイトでの紹介文
http://www.minamiosumi.com/album/cat41/000250.html

以下抜粋；
45年間をアメリカで過ごしながら、
日本人の心や故郷、暮らしや伝統文化の
良さを忘れることはなく、日米両国への
思いのはざまで生きた人であった。
彼の作品は、人の心を打ち、
何か忘れていたものを思い起こさせ、
自分を振り返るきっかけを与えて
くれるような気がする。そして
誰の心にもきっとあるに違いない、
幼い頃の気持ちや情景を懐かしく蘇えらせてくれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく。