以前の記事でも書きましたが、毘沙門天や不動明王と同じく、薬師如来をお守りするのが、十二神将です。それぞれが十二支を表しているということもお話ししました。そして、東西南北とその間、12の方角をそれぞれ守っています。

 

先日、「ちちんぷいぷい」を見ておりましたら、笑い飯の哲夫さんが奈良県にある室生寺を案内されておりました。その中で、十二神将の紹介もありました。哲夫さんが一番好きな室生寺の十二神将は摩休羅(まくら)大将だとおっしゃっていました。

 

 

不動明王や毘沙門天には、それぞれご利益がありますが、十二神将は、薬師如来のボディーガードというだけで、個別にそのご利益をとかれることはありません。

 

しかし、哲夫さんのように十二神将のファンが多いのは、やはりその個性的なポーズや表情に、自由に感情移入できるからのような気がします。

 

哲夫さんは、眉間にしわを寄せ、指を立てた姿が、まるで現代の不良少年のようでおもしろいと言っていました。私は、左手で股間をおさえ、右手を横に突き出した姿が、マイケルジャクソンのようでおもしろいと先日書きました。

 

皆様も、それぞれの表情やポーズを見て、それぞれ感じたままに、感情移入してもらえたら、きっと仏像の見方も変わってくる気がします。

 

大泰寺の十二神将のポーズは躍動的とは言えません。直立の姿勢で正面を向いたポーズのものが多いからでしょう。しかし、画像ではわかりにくいかもしれませんが、顔の彫りが細かく、表情は豊かな気がします。修復をほどこせば、また見え方も変わって来るはずです。

 

本尊の薬師如来などとは違い、普段から十二神将は公開しておりますので、よろしければ実際に大泰寺に来て頂き、見て頂ければ幸いです。

 

 
 

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