蒸気機関車に再び命を、昭和の汽笛を次世代へ：大鉄100周年企画

株式会社ホリプロマネージャー 南田裕介

 

皆様、昭和の時代の記憶ってありますか？

 

戦後、高度成長期がありました。

東京オリンピックも開催されました。都心や郊外にはニュータウンやマイホームマンションが建ち、一気に近代化しました。

一方では、農村地区やいわゆる田舎の町や村には、青々しく緑が茂り、子供たちが魚捕りをし、虫取りをし、春は花が咲き、夏は蝉が鳴き、秋は紅葉を鈴虫こおろぎなどの大合唱。

鉄道においても同じです。全国で走っていた蒸気汽関車が役割を終え、ディーゼル機関車が活躍するようになりました。

また電化して電車がたくさん行き交う世の中となりました。その象徴が新幹線だと思います。新幹線はたくさんのお客様を運び、日本の経済を支えてきましたね。

 

現在、全国に新幹線が走り、ローカル線も少しずつ数を減らして鉄道の地図も変化して、令和の世となりましたが、まだ昭和の雰囲気が残っている鉄道会社があります。

 

それは静岡県の大井川鉄道です。

毎日のように蒸気機関車が客車列車を引っぱり、夏でも冷房のついていない車両では窓を開けて風を車内に取り込む。小さな駅や、四季の表情あふれる沿線。木造の建築物等、昭和の光景が現在も展開しています。

現在走っている蒸気機関車はどれも昭和初期生まれ。とても頑張って走っていますが、代わりばんこに休憩も必要。そこで、新たに蒸気機関車をお迎えしようというこの計画。

 

日本の昭和風景が少しでも長く見ること、触れることが、体験することができるようこの計画を応援していきたいと思います。

 

皆様、よろしくお願いいたします。