若手ダンスカンパニーLABの2020年公演を成功させたい！

 

ダンサー・振付家として活動し続ける力を養う

はじめまして、コンテンポラリーダンスのジュニアカンパニー、L.A.B.（ラボ）です。

L.A.B.は、若手ダンサーたち稽古や公演を通して、踊り手・振付家という芸術家としての素質をつくり、鍛錬する場としてダンサー・振付家の鈴木竜が2017年に立ち上げました。

 

 

 

　＜鈴木　竜＞

 英国ランベール・スクール卒。在学中、ランベール・   ダンス・カンパニーの全英ツアーに抜擢されイツィック・ガリーリの作品を踊る。卒業後、フェニックス・   ダンス・シアター、アクラム・カーン、シディ・ラルビ・シェルカウイ、フィリップ・デュクフレ、テロ・サーリネン、インバル・ピント／アブシャロム・ポラック、トリスタン・シャープス、平山素子、近藤良平、小尻健太、キミホ・ハルバート、夏木マリ、西島千博、舘形比呂一などの作品に参加。振付家としても第３回セッションベスト賞を受賞したほか、横浜ダンスコレクション2017コンペⅠにおいて、「若手振付家のためのフランス大使館賞」「MASDANZA賞」「シビウ国際演劇祭賞」を史上初のトリプル受賞。

 

 

20代のダンサーが集まり、現在9人が所属しています。中にはプロカンパニー出身者、海外公演出演経験者や別のカンパニーにも所属している者、ダンス講師をしているメンバーもおり、個性豊かなカンパニーとなっています。

 

2019年度メンバー(左上より右回りに、今泉香名子、大森美沙、鈴木竜、後藤華歩、齊藤コン、陶山識野、鈴木日向子、金子小梅、池田光優。欠席１名)

 

稽古は週１回で、鈴木竜が行う稽古やゲストダンサーのワークショップで技術を学び、ダンサーとして独立するためのスキルも勉強しています。

 

2019年10月5日にはメンバー各自が創作した作品の上演発表会、「青田会」を行い、好評を博しました。

『Integration』　

 

『樸思燈糸(ぼくしひし)』

それぞれが一人のダンサーとしてのキャリアを築くために、それぞれが籍を置いています。皆が異なるバックグラウンドを持ち、目指す方向性も十人十色です。

 

2019年1月26日27日に行われた第二回目年間成果公演『Triple Bill』もクラウドファウンディングを成功させ、芸術監督鈴木竜、ローザンヌ国際バレエコンクールでの受賞・元NDTで活躍されていた小㞍健太さん、またL.A.B.の若手ダンサーの中から選ばれた大塚郁実の振付3作品を上演し好評を博しました。

 

昨年『Triple Bill』より鈴木竜『Crowded Room』

 

今回は鈴木竜「MUGEN」(出演:鈴木竜 大森美沙)と新作群舞、そしてCo.Ruri Mito主宰、三東瑠璃による新作群舞、計3作品を上演いたします。

 

 

©山崎優也

三東瑠璃(ダンサー・振付家)

2004-2010年、ダンスカンパニー「Leni-Basso」に所属、その後フリーランスに転向。

2016年と2018年、スウェーデン王立バレエ団のゲストダンサーとしてWim Vandekeybus, Sasha Waltz, の作品に出演。2018年、Sasha Waltz & guestsに参加。2016年より、 Damien Jaletと名和晃平による”VESSEL”に出演など国内外でダンサーとして活躍。 振付ソロ作品”Matou”は国内外で評価が高く、多くのフェスティバルに招かれている。また近年は、Rita Gobiとのコラボレーションをするなど国際交流も行っている。 2017年より Co.Ruri Mitoとしてグループ活動を開始。 2018-19年度公益財団法人セゾン文化財団ジュニア・フェロー。

 

【主な出演作品】

・ミュージカル”100万回生きたねこ” インバル・ピント&アブシャロム・ポラック作品

・”Körper” Sasha Waltz 作品

・”PUUR” Wim Vandekeybus作品

・”VESSEL” Damien Jalet, 名和晃平作品

・”Anthropic Shadow”蘇文琪 su wen_chi / YiLab作品

・“Paradiselogue””ElephantRose~no land~””Finks””Ghostly Round” Leni-Basso作品

 

【コラボレーション】

・”Freestyle” Rita Gobi作品

 

【主な受賞歴】

・2018年 M1 CONTACT MASDANZA AWARD

・2017年 踊る。秋田 土方巽記念賞

・2017年 SOLO DANCE CONTEST at Gdańsk Dance Festival(ポーランド), 1位

・2016年 Seoul International Choreography Festival(韓国), 国際審査員賞

・2014年 19MASDANZA Competition, (スペイン)1位審査員賞

・2014年 Yokohama Dance Collection EX, MASDANZA賞

・2013年 Jerusalem International Choreography Competition,(イスラエル)1位

 

 

クラウドファンディングを利用し、若手応援をより身近に。　

我々アーティスト、特に若手を取り巻く現状は本当に厳しく、満足な環境で作品づくりができることはほとんどありません。

 

アーティストが自分のお金で好きなことをやるだけなら、「趣味」にはなりますが「文化」や「芸術」としての成長はしていきません。アートは世の中を見るための窓であり、世界中の様々な価値観に触れるきっかけを提供することが私たちアーティストに課せられた使命だと考えます。

 

しかし残念ながら20代のメンバーの多くはアルバイトをしながら活動をしている者がほとんどです。これは近いうちに打開すべき課題ではありますが残念ながら表現者を応援する文化のまだ薄い日本では難しいです。これまでも優秀な若手ダンサー達が海外へ拠点を移し、日本で観る機会が減ってきました。このままでは時間をかけて育てたダンサーを観る機会が減ってしまいます。

その為には私たちは良い作品を発表し、観客の財産になり、観客の皆様にはそのことを広めて頂く必要があります。

 

クラウドファンディングに成功することで、L.A.Bはメンバーや実際に公演を見てくださった観客の方々だけのものではなく、たくさんの方々が関わった「社会の一部」にすることができます。皆さんにアーティストをご支援頂くことで「世の中にアートが必要なんですよ」ということを世間に示すことができるのです。

 

沢山の方々の応援によりしっかりと予算を確保できることを示すことができれば、我々若手の活動への見方は大きく変わるはずです。

 

芸術監督 鈴木竜が主宰するeltanin(エルタニン)が示したクラウドファンディングを活用した作品づくりの様にクラウドファンディングを人材育成にも取り入れ、日本の芸術活動の一つの形としたいです。

 

 

 

踊り続ける為に。

これまでL.A.Bを卒業した者の中にはカンパニーを立ち上げた者、ダンサーとしてカンパニーに入団した者、ソロ活動を始めた者、様々な形態でダンス活動を継続している者がいます。

このL.A.Bの活動、そして支援者の存在。それは今年度のメンバーは勿論、これからL.A.Bを通過する者、これからダンスの道を行く若者達の後押しとなります。

 

日本のダンス、文化芸術活動のために・・・ご支援をよろしくお願いいたします！

 

 

＜プロジェクト終了要項＞

・開催日時

2020年2月22,23日　合計３回公演予定
・開催場所

神楽坂セッションハウス
https://session-house.net
・主催者

神楽坂セッションハウス
https://session-house.net
・イベント内容

名称：ジュニアカンパニーL.A.B. 第３回本公演「Triple Bill」
内容：鈴木竜が芸術監督を務め、神楽坂セッションハウス を拠点とする若手ダンサー育成のためのジュニアカンパニーL.A.B.（Laboratry of Artistic Basis)の第３回本公演。鈴木竜による２作品と、国内外で注目を集める三東瑠璃によるコンテンポラリーダンスのトリプルビル公演を予定。
URL：現時点ではウェブサイト上に記載されていませんが、こちらに掲載予定→ https://session-house.net/live_news.html#2
・その他
災等やむを得ない事情によりイベントが開催できなかった場合の対応
延期する（延期日：未定。２０２０年２月２９日までには決定する）