〜プロジェクト終了報告〜
皆様のあたたかいご支援のおかげで、 聞こえない日本代表選手たちの悲願を達成することができましたことを、 改めて深くお礼申し上げます。 ブラジルのカシアスドスルで開催された第24回夏季デフリンピック出場に向けて、 4月27日に成田空港を出発し、2日間の移動時間をかけて、 4月29日にポルトアレグレ空港に到着しました。 そして5月2日と3日の2日間の熱戦を終え、5月7日にポルトアレグレ空港を発ち、 5月9日に選手とスタッフが無事に帰国致しました。 コロナに感染されることなく、予定通り帰国できたことに心より感謝しています。 地球の反対側にある慣れない異国の地に加え、コロナ感染対策による制限の中、 食事面やメンタル面、金銭面においてかなり大変だったことは否めませんでした。 それでも、皆さまから頂いた支援によって、日本で調達した食料や補食、 医薬品などを持参したおかげで、過酷な環境を乗り越えることができました。 また皆さまの応援メッセージが糧となり、 試合当日はコンディションも良好な状態で臨むことができました。 《結果》 日本代表選手4名全員がメダル獲得という好成績を残すことができました。 金メダル2個、銅メダル3個。 小倉涼:個人女子形優勝、個人女子組手-61kg優勝 北村陽:個人男子形3位、個人男子組手-60kg5位 湯澤葵:個人女子形予選ラウンド敗退、個人女子組手-55kg3位 森健司:個人男子形3位 《長年のビジョンだった手話での形名申告が実現!》 全日本ろう者空手道連盟を立ち上げてから数年、 ついに思い描いていた風景「デフリンピックでも形名の申告を手話で!」を 実現させることができました。 これは今までにない、ろう空手歴史の中で史上初の出来事であり、 ろう空手歴史に新たなページを刻むことができたとも言えます。 絶対にこれを実現させる!という強い想いを日本から空手用語手話DVDと 皆さまからの応援を胸に抱きかかえて、TD会議(技術会議)にいざ乗り込みました。 そして、議論の末、参加した各国から賛同を得ることができただけではなく、 今後のデフリンピックの規約にもデフリンピックのルールとして記載することが確定されました。 これは将来有望なろう者空手選手たちにとってもろう空手の歴史にとっても 間違いなく喜ばしい成果であります。 形名を手話で申告するろう空手選手たちが日本及び全日本ろう者空手道連盟に多くいます。 この選手たちのためにも成果を持ち帰れたこと、 また、このプロジェクトに賛同いただき、 わたしたちを応援してくださった皆さまに、 ここで報告できることを心より嬉しく思います。
皆様からご支援いただいた資金は、下記費用の一部に充てさせていただきました。 日本代表選手団派遣費用の一部 空手競技チームジャージ代 滞在中の食事、補食、飲み物 ・日本での調達品 ・現地での調達品 アンチドーピング対応医薬品 クラウドファンディングリターンにかかった経費 READYFOR手数料 誠にありがとうございました。